「まだ、未完のホテル展」の名前について考えたこと

2021年11月26日の13:00〜から『まだ、未完のホテル展』を開催します。と先日twitterとFacebookでも伝えたところ、「頭痛が痛い」「馬が落馬する」という声もちらほら上がってきたんですよね。いや、まあそうだよな。と思いつつ。

その話は確かに議論はしていました。「あれは、未完の大作」だった。と、完成せずに作者が生涯を全うしてしまった作品になったらどうしようかという思いがあったんです。んなことは無いだろうけども。いや、あるかもしれん。

そう思うと、ロゴを亀の甲羅をモチーフにした時にも「縁起が良い」というのを少しながら大事にしていることがフラッシュバックする。今までだったらそんな事など気にせず、験を担ごうとせずに、神に祈らずに、選んできたのだろう。

それが、この何が起きるのか分からない世の中で自分の事業の話になると突然に「何が起きるのか分からないから普段の行いを良くしよう」なんておこがましい話に思っちゃう。青森の景色の美しさをしれば守りたくなる。野菜の美味しさを知れば、伝えたくなてってしまう。星が見えることをようやく知った程度なのに。

まあ、色々と伝えられる中で、青森に住んでいる農家の人が「トートロジーだけどね。でも、今は未完なのだろう。これからつくる意思を感じるじゃない。」と、伝えてくれた人がいたので、それは報われたということにしようと思う。

まだ、未完なのであって。ずっと未完じゃないんだよ。どんな困難であろうと、自分が死んでも「ホテルは完成するよ。」ということだけお伝えしておきます。

というわけで、「まだ、未完のホテル展」を開催します

ホテルってつくるまでに時間がかかる。建築の工期が長いこともありますが、そこに至るまでの過程も長い。土地の事から始まり、食事、家具、内装、運営、スタッフ、お金、アメニティを選んでいかないといけない。

その工程で生まれた作品を展示します。ホテル完成までに少しでも空気感を掴んでもらいたい。その思いでつくっていますので、ぜひ知っている方は勿論、「こもる」を知らない方も来てくださいね！

会期：11月26日(金)~28日(日)
時間 : 11:00〜19:00 (26日のみ13:00〜)
会場：terrasse Gallery ( 東京都渋谷区渋谷1-20-3 )
note : https://note.com/komoru_a/n/n100b19cc330b