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「教える」の限界を感じています

こんにちは、0歳児の娘を育てながら
コミュニティ運営を教えている株式会社女子マネの中里です。

昨日から、先週メルマガで募集した
質問についての講座を、仲間と受講しています。

質問ってすごい

いい古された言葉かもしれませんが

「答えはその人の中にある」

という。
適切な質問をすることで、答えが導かれてゆく
質問のパワフルさに驚いています。

私はこの4,5年、
最初は起業塾からスタートして
ここ3年はコミュニティの作り方を教えています。

今日の午前中の質問で、ここ数年悩んでいたことに
光が見えたのです。

それは「答えが見つかった」という

魔法の杖のような解決策ではなく、

こうするしかないな…

という腹をくくれた気づき、というのが正しいと思います。

「教える」の限界

私がここ数年、何に悩んできたかというと
どんなに丁寧に教えても、
結果の出ない人がいる、ということです。

正確には、
どんなに丁寧に教えても、フォローしても

”私の期待する結果”がでない人がいる。

私にとって「これが必要な全てのピースだ!」
と思うことがあったとしても

あくまでもそれは私の前提を元にしたピースであって、
人によってフィットしない。

今年、継続型の集合講座を5つ運営していて、
合計およそ80人くらい生徒さんがいるのですが

・人見知りするひと、全くしないひと
・自己肯定感がめちゃくちゃ低くてチャレンジできない人
・パソコンスキルが足りない人
・スキルが高すぎて講義が物足りないと参加しなくなる人
・すでに安定していて、わざわざいま頑張る必要がない人
・目的が不明確な人(全部のノウハウが欲しい)
・目的が明確にありすぎる人(不要と思うものを拒絶)
・いろいろ手を出し過ぎて、取り組む時間が無い人
・講座をキッカケに何かが自己解決して、途中で卒業していった人


なんか、いろんな人が一緒になってて
想定してたカリキュラムだけでは
足りないパーツとかが見つかりすぎて(笑)

あちらを立てればこちらが立たずで
フォローアップが増えすぎたりしています(笑)

(運営チームが大変ですw)


集合で人に教えるの、難しすぎる

もう!集合研修でなんとかするの
難しすぎる‥‥と思っていました。

(正確には、いまも難しいと思っています)

もう、条件に当てはまる人だけを選別するための
入学試験をつくるか、面談をするか…とかも考えたのですが


今日、気が付いたのが

「あ、みんな私と違う人たちだもんな。そりゃしょうがないか」

という、すごく当たり前のことでした。


私の期待を諦めよう 

じゃあ、諦めるのかというと、諦めません。

いや、ひとつ諦めることがあった。
私の期待です。

「これを伝えたら、こうなってほしい」という

私の根拠なき期待を捨てます。

そのために、いまのお客さんをじっくり観察したり
対話をすることを通して

ちょっと長い目でみて、
それぞれの人の段階に合わせた必要なコンテンツを
3~5年かけてじっくり開発してゆくことにしました。

目的が明確でない人は、目的を明確にするコンテンツを。

コミュニケーションに不安がある人には
コミュニケーションが好きになるコンテンツなりサービスを。

これを別個で1つ1つ開発するかどうか、まだ分かりませんが

私のビジョンは


コミュニティの考え方や技術を伝えることで
すべての人が居場所を感じられる世界をつくる

なので、それに向かって、

いろんなステージの人がそこに近づけるように
やるだけなんだな、と分かりました。

「私のやり方についてくる奴だけこーい!」では、なかった。笑

あぶない、やりかけてた。


他の事業者を見るんじゃなくて、いまここに来てくれてる顧客を見る

いま、Faceookをみると
オンラインサロンの広告で

誰でも簡単!
オンラインサロンで月商◎百万円!とか

そういう簡単にできるよ~という広告が目について
私もそういう金銭的に分りやすい効果を
謳わなくてはいけないのかと
思っていましたが、吹っ切れました。


「やり方を教えて、お金が稼げる人は
 準備ができている人」なんです。

べつに、ノウハウのおかげ100%ではない。

準備ができていない人に
その準備ができるコンテンツがないまま
「一発逆転」ができるように販売しても

自分を嫌いになるだけだ、と。


他の高額講座に参加していた人が
「なんか分らんけどこの講座で人生かわった」
「すごく良かった!」と言ってくださるので

それを支えに、相変わらず
地味でタンタンとした方法をお伝えしようと思います。


タイトルの回収をすると

「教える」の限界を感じていたのですが、

それは、
私の捉えている参加者像のBefore/Afterから導いた
私の期待するゴールにたどり着いてもらうこと

の限界ということでした。

ここからも、きっと、やっぱり
葛藤や試行錯誤の連続だと思いますが

「完璧」はなく、「全てが過程である」という気持ちで

コツコツとコンテンツ開発をしてゆこうと思います。


なんか、同じ悩みをもっていたという
「教える」仕事をしている人がいたら
語り合いたいです。笑


今日の内容は、メルマガに書いたらばーっと返信が来ました。
悩んでいる先生業の人は多いんですね。

共に、がんばりましょう。


追記(10月30日)
メルマガの返信をくれた方との往復書簡や、
キッカケを頂いたことがいろいろあって、
「教えない」ためのツールをつくることにしました。

こちらのグループで、教えない、質問が並んでいる
ワークブックを作成するプロジェクトについて
いろいろ、毎日ライブ配信をしたりしています。

よかったら、ご参加ください(参加無料です)



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