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他人と自分を比べない心。

長男11歳には、幼稚園時代から仲良くしているお友達Rくんがいます。
今では、ママさん同士もランチに行ったり、家族ごと我が家に招いてお酒飲んだりもする仲です。

先日Rくんママから聞いた話。
Rくんは幼稚園時代、発表会で1人で歌をうたって、踊るパフォーマンスをしたらしく(なんとなく覚えているけど)、その後
「あいつ、何一人で、目立ってるばぁー。」的な扱いをされ、疎外感を抱いたそうです。

そんな時、何も変わらず、いつも通り接してくれた唯一の友達が、うちの長男。だからそれ以来、親友だと思ってくれているそう。

ちなみに、このRくん、小さいときは大病を患ったりして大変だったそうですが
(今はうちの子なんかより、よっぽど活発だけど)
先日、テレビに映るような活躍があって、これまた小学校で、ちょっと冷やかされたそうです。

でもね、またこのときもうちの長男は
「へー。Rはすごいねー!僕も何か頑張らなきゃ。」
とか言って、普通に接してくれるものですから…

大好き!とRくんは言っているそうw

我が子ながら、優しいなぁと思ったのですが
本人に幼稚園時代のことを聞いてみると

「そんなことあったかなぁ…。」

と、ぼんやりしておられました。
パパ分析ですが、うちの長男さん
「あ!Rが孤立している!優しくしなきゃ!」
なんて、気を配って接するタイプではありません。

かと言って何も感じていない、ただのぼんやりさんなわけでもないと思うのです。たぶん。

おそらくですが
自分は自分。人は人。
他人と自分を比べてどうこうと思う気持ちがあんまりない子に育っているんだと思っています。
親も
「ほら、あの子はああなのに、おまえはどうしてこうなの!?」
みたいなことは、ほとんど言ってこなかったと思います。

よく沖縄の人は出る杭を打つ傾向にある!
なんてあるあるが言われるけど、それって沖縄だけじゃなくて、日本中どこにでもある傾向なんじゃないかと思ってます。

僕の故郷の熊本には昔から
薩摩の芋づる、肥後の引き倒し。なんて言葉もあるくらいですから。

とにかくそんな妬みの連鎖は断ち切りたいですよね。
ましてや我が子にはそんな人間になってほしくはない。

「頑張っている人を讃えろ!」と教えるのは難しいかもしれません。大谷翔平くらいかけ離れていたらみんな応援できるけど、同じ学校、同じ職場の人が、うまくいくのって、辛いですもんね。

でも、うまくいっている人を攻撃する時間とパワーがあるんだったら、自分に向ける方がよっぽど生産的です。
そして自分に向ける一歩目は、

自分と他人を比べない。

ということなのかもしれません。
あなたには個性があるように、私にも個性がある。
あなたの才能は先に評価されたかもしれないけれど、私の才能だっていつかきっと花開く。

春いちばんに咲く花に比べて
晩秋に咲く花が劣っている。

そんなわけがあるはずない。
うちの穏やか長男くんの花はどんな色でいつ咲くのか楽しみです。

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