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【記憶】コミサイはいかにして始まったか。/『vol.1 古⺠家リノベーション>>アイデア拡散会』佐久市猿久保 コワーキングスペースiitoco!!

今はもう昔の話、なんて書き出しにするとすごく仰々しいですが。
たった3年とちょっと前の出来事にしては、今現在とはあまりにも変化が大きくて、ついついそんなふうに表現してしまいます。

あれは2017年1月のことでした。
長野県佐久市に移住した僕(石田)にとって初めての中山間地域での冬。
気温がマイナス10度近くまで下がる土地では、冬のあいだはまち全体がシーズンオフとなっていました。

当時、佐久市の地域おこし協力隊として地域に寄り添い、イベントごとの企画運営に関わる仕事をしていた僕(石田)は正直、ヒマでした。
冬季はじっとしている、というより寒くて何もできない。
それが佐久地域の暗黙ルールでした。

仕方がないので僕(石田)は暖かい部屋で、いや、外よりはマシだがそれでも寒い部屋にこもり、インターネットで情報収集することにしました。
「まちづくり」「地方創生」「地域おこし」
そんなキーワードでウェブメディアをぐるぐる。

そしてたどり着いたのがこの記事でした。

【事業構想】■地域プロジェクトのデザイン
古民家再生の要『人材』と『資金』地域経済活性化支援機構の構想
株式会社地域経済活性化支援機構

https://www.projectdesign.jp/201702/regional-project/003419.php

なんだか気になり、すぐさまFacebookでシェアしてみました。
特に深い考えもなく、ただなんとなくシェアしてみました。

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そこにソッコーでコメントが飛んできました。
その相手こそ、あの男。
2人目のコミサイ共同代表・大越要!(かなめん)

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当時、コワーキングスペースiitoco!! の共同代表でもあったかなめん(大越)は勢い満点。
20代の人口が少ない佐久市で初めて出会ったといってもいいくらい、僕(石田)と波長の合う同世代男子でした。

messengerでやりとりし、1度コワーキングスペースiitoco!! で会うことに。
互いの近況や興味関心の話で盛り上がったところでかなめんから提案がありました。
「古民家のこと、このまま2人で話すのもいいけど、どうせなら人集めてやりませんか?」
断る理由もなく、僕らはFacebookをベースにイベントを開催することにしました。それがこちら。  

2017/1/27

▼古民家リノベーション>>アイディア拡散会

https://www.facebook.com/events/1835831729965206

ノリと勢いで立てたイベントでしたが、まさかまさか100名を超す方々の反響がありました。
当日は20名ほど参加があり、建築のプロやまちづくりプレーヤー、近隣自治体職員の方、観光業に携わる方、実際に古民家を所有している方、現在進行形で古民家に住んでいる方。などなど。

古民家についてはド素人の主催ふたりが置いてけぼりになるほどの濃ゆいメンバーに集まっていただけました。

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いわゆる「ふせんと模造紙のワークショップ形式」のグループディスカッションを中心に開催しました。
古民家やリノベーションに関する質問も出ましたが、主催のふたりは何も答えられません。
なんてったってその方面に関してはド素人なのですから。
(ちなみに2020年4月、イベントを通算51回開催した現在でもド素人です。)

イベントタイトルに掲げた文言や肝心の内容として、あれで良かったのかどうかはわかりませんが「『その場』に委ねる」というコミサイスタイルは初回からぶっち切りで健在でした。笑

そしてイベント終了後、高揚感でヘトヘトの僕(石田)とかなめん(大越)に話しかけてきた参加者がいました。
その男こそ、3人目のコミサイ共同代表・宮下広将(ヒロさん)でした。

なんでも、ヒロさんは東御市で100年古民家をつかって何か楽しいことを計画しているらしい…。
21時半ごろには終了したイベントから長い長い延長戦、日付が変わりそうな時間まで3人で話し込みました。

そして「これはまた日を改めて話しましょう!話すべきだ!」
となりました。
思い返せばそれがコミサイ3人の動きのはじまりはじまり。

そうそう、このときはまだ「コミサイ」「信州古民家再生プロジェクト」といった名前はついていませんでした。

友人と、また会う。
そんな感覚で次のイベントに続くのでした。

(つづく)

文責:石田諒(りょうさん)



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