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【記憶】リンゴ畑に談の花さく時

東信州を中心に、古民家をフックに活動する任意団体コミサイ(=信州古民家再生プロジェクト)です。

そのコミサイの第52回目のイベントが2020年5月17日開催されました。
題して『コミサイvol.52 りんご畑で談するコミサイ的ソーシャルディスタンス』こちらのイベントレポ記事です。

これ狙ったわけではないですが、ちょうど長野県では緊急事態宣言が解除され初めて迎えた週末のこの日。当初の雨予報も吹き飛ばす心地よい晴れの空。会って話をする事が出来るちょうど良いタイミングでした。

この時期は外で話がしたい。と考えていた我々に、これまたナイスなタイミングで「うちのリンゴ園に来ませんか?」とのお誘いをいただきました。

開催場所は長野県佐久市前山。
地域案内役の方が提供してくれたのは浅間山を眺めることができる素敵なリンゴ畑。今回はこちらがメイン会場となりました。

ふじ100%のリンゴジュース美味しかったです。リンゴの銘柄でトークできるのも信州あるあるかと思います。

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あの〜前山ってどこですか?
と聞かれても、
「あのヘルシーテラスをちょっと行って右あたり」
くらいにしか答えられません。
どこか知りたい方は、また今度コミサイと一緒に行きましょう。

AM10時過ぎ。
リンゴ畑の真ん中で、始まりの合図もないまま(いつもそう)話が始まりました。
まず、SNS強度分配の話。
これはどこでも話題になりやすいテーマです。
つまりは各種SNSどう使い分けるかって話の流れ。
facebook,twitter,instagram,note,blog,youtube,いかにこれらのツールを使いこなし振り回せれないか。使ってみて判断する、やってみて合わなかったらやめればいい。
そして最近はウェブビデオ通話何使ってる?の話まで増えてきました。

次に共同主催3名から、それぞれ普段の生活や仕事面からみた新型コロナウィルスの影響と現状を話す。次に参加者Aさんから、移住についてのアレコレ質問が出てきました。
東日本大震災がきっかけで人々が密から疎へ動いたように、これからアフターコロナで移住が増えていく予想がたちます。
孫ターン、教育移住。追い移住、食糧移住、隔世移住、古民家隔世遺伝。

様々な形があれど、移住失敗するパターンに一同共感しました。
「妻の説得の仕方教えてください」→夫婦で複業くらいの気持ちで来い。
「良いビジネス、良い移住地、教えてください」→自分で探せ。

言い方キツイかもしれませんが、大事なポイントかと思います。(他にも色々あると思いますが)

コミサイ的ソーシャルディスタンスとは?

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我々コミサイは過去3年の間に、行ってみたい所へとご縁のチェーン繋ぎで人から人へ東信州を中心に各地に赴いてきました(新潟にも数回進出)
集まること、会うこと、場を設けることを本人たちが1番楽しみ、面白がる、アソビを続けてきました。

ウィルスはその全てを否定した。

奇しくも、コミサイは4年目を迎えたタイミングでなんとなく立ち止まりました。2020年に入ってから開催したvol.50、vol.51では''コミサイ''が''コミサイ''を見つめ直すようなイベントを開催してきました。

立ち止まって考えたら、時代も世の中もウィルスで止まった感覚です。

《集まらない、会わない、場を設けない》これらを成立するためにビデオ通話が一般的になりました。vol.51はZoomで開催。

それでも、コミサイは《集まること、会うこと、場を設けること》をやってみました。それが今回の第52回目のイベントです。

結果どうだった?というと、
風が気持ち良い、景色が最高、お弁当以上に差し入れの漬物が美味。なんだかとても豊かで幸せな時間をいただきました。話は余談を含み、脱線をしても全てが同じ方向へと進み、オンラインではうまく表現できない''会って話す妙''を久しぶりに心地よく受け止める談話時間となりました。

それは、想像以上になにかが起こる事。
計算式では答えが出ないことが現場にある事。
決められたことじゃない先に面白さがある事。
結果、全てにおいてワクワクする事。

やっぱ、人と人は会って話すことが大事だと感じました。
そして現地に行ってみるってのも大事だなと。

会う事、行く事の、価値を知る。

これからの時代、新型コロナウィルスの影響で働き方や生活様式がいくら変わろうが、人と人はこうやって関係を築き上げていく事には変わりない。

そのようにコミサイが3年かけて自然とやってきたこと、身につけてきたこと、それが以下のようなことです。

【夢】やりたいことをやる・行きたいところへ行く
【形】場を設ける・場に集まる
【技術】委ね力・ナチュラルボーンコーディネート・想像以上を創造・人との出会い・ローカルネットワーク・遊びを学ぶ
【芸術】コミサイポーズ・言葉づくり・イベントビジュアル

やりたい事を形にしていたら面白くなって、いつのまにかアソビと技術とアートをしていた感じです。

時代なんてウィルスひとつでコロッと変わる。【夢】【形】【技術】【芸術】これらを合わせ待って自分達らしく生きていれば、コロッと変わってもコロッと起き上がれるのです。
コミサイを通じて見えたこれから時代の生き方、新型コロナウィルスと社会と私達の距離の測り方でした。

コミサイ ひろさん(宮下広将)

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