見出し画像

茶道人口の減少の理由とは❓

なぜ茶道人口は減少しているのか…インターネットでの調査が文化庁地域文化創生本部事務局発行の令和2年度 生活文化調査研究事業(茶道)報告書に掲載されていたのでご紹介します。

過去の茶道経験  「これまでに経験したことがない」  66.3%
茶道を経験したことがある人の経験の機会として は、
「茶道教室で経験した」9.5%、
「学校の授業で経験した」8.7%、
「文化団体や地域 のイベント等で経験した」6.6%、
「家族や親族がしていたので経験した」5.7%、
「学校の部活動で経験した」 5.1%、
「カルチャーセンターで経験した」 2.5%、と続いてます。

現在の茶道経験、活動内容  「現在活動していない」88.5%
現在活動している者 (16.6%)は、20代が最も多く、「茶道教室に通っている」「カルチャーセンターに通っている」との回答が多い。

茶道を辞めている理由
「興味関心が無くなったから」 26.2%
「環境が変わり、茶道を続けられらなくなったから」、「学校を卒業したため、する機会が無くなったから」がともに 19.9%

茶道を始めたきっかけ(経験者)
「お茶(抹茶)が好きだから」 39.5%
「家族や親族、友人から勧められて」、「茶会や茶道のイベント等に参加して興味関心 を持ったから」年代別に見ると、「お茶(抹茶)が好きだから」の割合は、20 代、40 代で高くなっている。

茶道への興味関心を持ったきっかけ(未経験者あるいは茶道経験者で学校を卒業し 現在茶道活動をしていない人)
「お茶(抹茶)が好きだから」 62.8%
「雑誌や漫画、テレビ等で」、「家族や親族、友人から勧められて」、「学校の授業で」、「茶会や茶道のイベント等に参加して」興味を持ったと回答している。

茶道の魅力・面白さ
「お茶(抹茶)を飲んで楽しめる」 55.1%
「集中力を高める、心を落ち着けることができ る」、「伝統的な日本文化への理解を深めることができる」の順となっている。

茶道をすることで得られるもの
「礼儀作法などが身についた」が最も高く、
次いで「伝統的な日本文化への興味関心が深まった」、
「普段の集中力や心の落ち着きが高まった」となっている。

茶道をやってみたいと思う理由
「お茶(抹茶)を自分で点てられるようになりたい」 56.5%
「集中力を高めたい、心を落ち着けたい」、「わびさび 等の美意識を学びたい」となっている。

茶道活動に意欲があるができない理由
「誰でも気軽に参加できる体験教室・ イベントがあれば」 57.9% 10 代、 30 代で特に高い。
「経済的に余裕が出来たら」
「行きやすい時間帯で通える教室があれば」
「交通的に通いやすい教室があれば」の順となっている。

解決が難しい経済面や時間面を要因に挙げる回答も多いが、機会(場)が提供されればやりたいという人もかなり多い。

茶道が現在まで引き継がれている理由
「日本の様々な伝統文化に深く関わり続けている」
「日本独自の芸術性を持っている」
「日本文化のもつ精神性や礼儀作法を追及するものである」となっている。

文化庁のこちらのページから茶道だけでなく書道や華道などの調査報告書が見れます。

機会が提供できれば茶の湯を楽しむ人も増えてくれるのでは…
イベントなどでの活動と、私は住宅の仕事をしていますから、家で楽しめる環境づくりを進めていこうと思います。

なぜ、そんなに進めたいのか…
経験していただいたらわかります。楽しんですよ。
人との繋がり、歴史、思いやりの精神、季節感、お茶も美味しいですし全てが経験してくれるとじわじわと来ます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?