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今月読んだ雑誌いろいろ感想文2020年6月分

早いもので6月が終わっちゃうよ。

ついでに明日でニジプロジェクトも終わっちゃうよ。これから何を楽しみに過ごせばいいのさ。

さて、今月もまあまあ雑誌を読みました。経済雑誌系はコロナのことばかりで表紙を見ただけで読む気もしませんでした。コロナの影響で雑誌の特集に偏りが出ています。

「筋トレ」「美容」「ダイエット」。

家にいたらこれくらいしかすることないですもんね。自粛が明けた途端に蒸し暑くなりましたから、出歩いてもマスクでさらに肌荒れするだけだし、汗だくになるし、家にいるのが一番快適です。あ、私のことですが。

そんな似たり寄ったりの雑誌が多かったので今回はベスト3までです。

3位 美人百花 2020年7月号

ファッション雑誌です。ターゲットは20代後半から30代くらいでしょうか。表紙はフリーアナウンサーの田中みな実さん。最近、美容や女性ファッション誌の表紙によく起用されていますよね。努力家で真面目できちんとした女性という印象を持っています。ドラマ「M」での頑張りも素晴らしい。この雑誌のなかで一番気になったというか、思わず目を剥いてしまったのがこの特集。

「育ちがいいね」と思われる 着回し1カ月

カ~ッ!!もう、こんなこと気にしている時点でもうお育ち良くないじゃないですか!仮に育ちが良さそう♪とどこぞの御曹司に見初められたとしても、いつかは素性や育ちを見せなければいけない時が来るんです。あと、だいたいどれだけお育ち良さそうに装っても、だいたい喋れば人となりというのはわかってしまいます。

ここで「育ちがいいね」と思われる服装としてあげられているのは「白」「紺」「パステルカラー」のお洋服たち。まあ、パステルカラーの服は35歳を過ぎると似合わなくなるので今のうちに着ておいたらいいのではと思います。あと、それが好きなら普通に着たらいいんです。他はだな、えー、「僕たちの理想のおうち彼女」って特集もイラっとするなあ(笑)。ちなみに美人百花の目次に刻まれた最初の文章は「これからは『私ウケファースト』の時代です💛」。え?!。とか何とか言いながら他人様を気にする雑誌と位置づけてもいいのでしょうか…。

2位 SPA! 6月23日号

週刊誌です。最近、気になるコーナーは鈴木涼美さんのエッセイ「8㎝ヒールで踏みつけたい」。鈴木涼美さんの文章を読んでいると、いつもきちんと頭を使って書いておられるなと感じます。いや、みんな文章を書く限りきちんと頭を使っているんでしょうけど、ちゃんと自分の中で深掘りされている感じがするのです。だいたい一文が長いと、読む方はだれてくることが多いのですが、鈴木涼美さんの書かれたものの場合、気がつくと引きずり込まれているんですよね。読んでいると気持ちがいいです。

今回は話題の本「女帝 小池百合子」を、桐野夏生さんの小説「グロテスク」を引き合いに出して論じています。「女帝 小池百合子」は、私も気になってkindleのサンプルで少しだけ読みました。「グロテスク」との共通点としては、登場人物がさほど裕福でもないのにお嬢様学校へ通ったり、同級生が身につけているものを自分や家族が手作りしてしまうところ。鈴木涼美さんはそこに注目し小池百合子さんの生き様について文章を書かれています。
「グロテスク」はたぶん、今から20年くらい前に読んだ記憶があるのですが、普通の家からお嬢様学校へ入って生き抜けるのはとびきり可愛い子だけという何とも切ない展開があったと記憶しています。
田舎の公立から地方の私大出身(ずっと共学)の私としては、そんなえげつない世界怖すぎるわ!でも、読み物として垣間見るのは楽しいわ!という感じ。今回もそんなふうに「女帝 小池百合子」のサンプルとSPA!を読み進めていたのですが、ふと、進学校であった徳島市内の高校へ入った後に、同級生の両親に大卒がそこそこいて衝撃を受けたことを思い出しました。小松島市内にある中学で出会った同級生の両親はだいたい高卒が多かったような気が。たまにお母さんが短大卒という子もいたけれど。私の両親は父が高卒で母が看護学校卒。両親共働きで夜遅くまで犬と過ごしている私のことを、高校の同級生はどう思ってたんやろ…と今更になって考えてしまいます。いや、考えたらあかん。

1位 週刊文春

話題の河井夫妻の特集記事です。「もらい事故って感じですよ」河井案里独占告白3時間 自殺未遂、全裸事件、買収…すべてを聞いた

事件に関してはニュースでよく取り上げていますが、この記事では河井案里さんのお人柄がクローズアップされています。前にほかの記事でインタビューを読んだことがあるのですが、漫画や小説に出てくる「姉御肌キャラ」みたいな言葉遣いを時々されるんですよね。でも、やっていることが全然「姉御肌」ではない。一番驚いたのは素行の悪い夫に注意をしたくだり。セクハラに関しての忠告は、女性でこんな考え方をする人がいるんだと恐ろしくなるほどでした。とても不安定な様子なので言動などが少し前と一致しないこともあるらしいのですが、そうであったとしてもありえない発言。ほかにもちょっと引く内容のものがあって、テレビやネットだけではわからんなあと週刊文春のありがたさを感じました。あ、河井案里さんて、エッセイとか小説を書かれるらしいですよ。いつか本とか出すのかなあ。読んでみたい気はします。

今回は、たまたまですが女性の業みたいなものが集まってしまいました。

来月はもっと楽しいものが読みたいな。

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