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恩義に報いる

先月、外の仕事が決まったとお伝えした。
実際に仕事が始まるとあるはずの休憩がない。
また、ほぼ5時間隣で話し続けられる研修など明らかにブラック。他にも色々。
派遣会社にすぐ通達して辞退した。
すぐやめる人がいるときいていたが、そりゃそうやわ。
皆さまにはお祝いの言葉をいただいたというのに申し訳ない。
人生折り返しているので、やらなくていい我慢とかしないんです、私。

数日後、別の派遣会社からメールが来た。
以前の派遣先でお世話になった方が私を戻すよう働きかけてくれているとの内容だった。
その職場はとても楽しかったのだが、私が派遣会社の営業さんのご機嫌を損なったため、退職に至ったのだった。

その営業さんが職場の担当を外れたのをきっかけに、お世話になった方が私のことを推してくれたのだという。

その方とお別れしたのは3月末だった。
コロナの影響で職場の勤務体制が一日のうちにガラリと変わり、私達の業務は二人もいらないという流れになっていた。
派遣会社の営業さんの機嫌を損なわなくても切られる運命にあったのだと知った日だった。

「また、もとに戻ったら絶対呼ぶから!」

あの日、言ってくれた約束を守ってくれるなんて思いもしなかった。
あれから私達は連絡もとっていなかったのに。

ヘルプ要員という形だが、喜んで仕事を受けることにした。
在宅ワークを2つしながら、今の年齢でやるのにはちょうどいい働き方だと思う。

とはいえ、あれから半年が過ぎ、仕事内容はほぼ抜け落ちている私。
恩義に報いるため、真摯にやることだけを心がけようと思う。


 

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