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宝塚歌劇宙組公演「アナスタシア」1回目

帝政ロシアが崩壊し、国内にいる皇族は全員死んだと思われていた。
しかし、末娘のアナスタシアが実は生きているのではないかという噂が街でまことしやかに流れる。
パリにいるマリア皇太后が孫娘のアナスタシアをさがしていることを知った詐欺師のディミトリ。
彼は偽物のアナスタシアを仕立て上げる計画を仲間のヴラドと立てる。
ある日、ディミトリはアーニャという記憶喪失の少女と出会う。
アーニャに計画成功の可能性を感じたディミトリは彼女をアナスタシアに仕立て、貴族に顔の効くヴラドと3人でパリを目指す。
その3人をアーニャに密かな恋心を抱くグレブが追うのだった。
こんなストーリーがほぼ歌で届けられます。
歌の量が「エリザベート」ばりです。
アーニャを演じるトップ娘役星風まどかちゃんは、心技体とさらに進化して見ているこちらは彼女に万能感さえおぼえてしまいます。大人の女性になりましたね。愛希れいかさんのような安心感があります。
ディミトリ役のトップスター真風涼帆さんは、開演のアナウンスからタメが深く。「真風ェ…涼帆です…」とタラシ感が倍増。一度でも真風さんを見たことがある方はわかると思うのですが、もう一挙手一投足、後ろ姿までカッコいいんですよね。ちなみに、うちの夫は初めて見た日に男性として負けを認めました。真風さんも歌がうまくなっていてビックリしました。さらに余裕もありますね。
今回、出番は少なかったものの2番手男役スター芹香斗亜さんの存在感がかーなり光っておりました。
アーニャに想いを寄せるグレブを演じ、スリーピーススーツでなんてことない壁に寄りかかる芹香斗亜さん。ダンディズム及び哀愁炸裂です。LEONか、東京カレンダーか。あんなにスリーピーススーツの似合う人間を今まで見た事ありません。オーダーメイドスーツの会社は彼女をモデルにすればいいのですよ。たぶん、バカ売れします、知らんけど。
歌もダンスも芝居も滑舌も佇まいも完璧に大人の男。何か完成しちゃいましたね。素敵ですが、何か寂しいのは何故。
今回はB席で観劇。きらびやかなショーを全体見渡せて楽しめました。
題名に1回目とあるように、もう1回行くのですよ。
ダメ元でエントリーしていたチケットプランにキャンセル待ちで応募していたら当選しちゃったのです。
2回も見るのにつまらない内容だったらどうしようと思っていたのですが、面白かったので次回も楽しみです。下の写真は宝塚大劇場にあったクリスマスツリー。

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