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#38 夢を見ることは重荷を背負うこと ある小学6年生の作文 鈴木一朗

作文の内容を見て、ピンとくる方がいるかも知れないですね。

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。 活躍できるようになるためには練習が必要です。 僕は三歳の時から練習を始めています。 三歳から七歳までは、半年くらいやってましたが、三年生から今までは三百六十五日中三百六十日は激しい練習をやっています。 だから、一週間中で友達を遊べる時間は五、六時間です。 そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。 ドラフト入団で契約金は一億円以上が目標です。 僕が自信のあるのは投手か打撃です。       去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会四試合のうちホームランを三本を打ちました。そして全体を通した打率は五割八分三厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。だからこの調子でこれからもがんばります。           そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は野球選手になることです。」

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愛知県西春日井豊山小学校六年二組鈴木一朗。元大リーガー、イチローの子供時代の作文でした。

イチローの資質は特別ですし、天才と言い換えても良いと思います。ただ、この作文が夢を実現をする上で、大事な何かを語っているようにも思います。

まずは、自分の夢に対して、何も迷いもなく、夢を素直に信じているように感じます。夢に対して、本気で臨んでいます。
さらには、自らの夢に対して、その他を犠牲にする強い心構えがあります。三百六十日の練習、友達との時間を削ることを悔いもなく明言しています。
続いて、お世話になった人に対しての感謝の気持ちも持っています。

夢を描いて、その夢に向かって燃え上がることができるのは、全生物の中でも人間だけです。せっかく授かったこの能力を、フルに発揮できる人生を送りたいものです。

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