理論値2000譜面くらいのチュウニズム談義[ゲキチュウマイアドカレ 2024]
嘘はついてないよ!!!!!!!7割くらいBASICだけど!!!!
ゲキチュウマイアドカレ2枠目の9日目です。他の記事も読もう!
1. はじめに
はじめまして。こまつぶりって言います。よろしくね。
普段はMisskey.ioに住み着いてチュウニズムのリザルトを垂れ流したり崩壊:スターレイルでやいのやいの言ってたりしてます。Twitterは毒だからやめましょう。
Twitterは毒だからやめましょう!!!!!
(すなわちTwitterで宣伝できません。拡散頼んだ。)
音ゲー遍歴はというと、コロナ禍でPhigrosを触ったのが馴れ初めだったと記憶しています。そこから100クレくらい太鼓やった後チュウニズムをメインに据えました。CRYSTALの終わり際だったはずです。
チュウニズムのMAXレートは16.80。金ポゼを獲得しています。
半年くらい前にmaimaiとオンゲキに本格的に手を出しました。オンゲキは認識難譜面をごり押ししまくって虹レに乗せました。
maimaiはというとまだ銀レにも乗ってないです。低速譜面に魅了されて遅い曲ばかりやってます。少し前にこわれた妖怪の唄の鳥+とenchanted wandererの鳥が出ました。
では本編行きましょう。チュウニズム、下位譜面のススメ!
2. 本題1: チュウニズムの下位譜面について
しばらく前にアクシデントが起こりました。
maimaiで突き指しました。なんかの課題曲の赤譜面で不慣れな回転が急に来て右手人差し指を強打してしまいました。やっぱあのゲーム人間用じゃない。
痛み自体は数日で引いたのですが、どうも関節をやったのか指が曲がりにくくなった上にパネルを叩くとじんじん痛みが来るようになってしまいました。
しかし私はPARADISEの支配者でありNEWログイン300日でありSolar Systemでもあります。(後でDiligenceにもなった。)こんなところでへこたれるわけにはいきません。
そこで私は昔とち狂ってBASICを1000譜面埋めたことを思い出しました。そこで、指をケガしていてもできるチュウニズムとしてBASICを埋めなおすことにしたのです。
ちなみに指は一か月くらいで治りました。
さて、みなさん下位譜面やってるでしょうか。BASIC~EXPERTです。
なんと新作のVERSEでバージョン全埋め称号が実装される運びとなりました。プレート系は鳥取れないから蚊帳の外かなぁとか思ってたらご丁寧にS称号まで用意してあります。実力的にも虹レぐらいあれば何かしらの全埋め称号は獲得可能になりそうですね。
しかし、時々変な赤14が話題になっていることはあるかもしれませんが、多くの人はランカー含めほとんど触っていないのではないでしょうか。
実際例えばBASICのトータルハイスコアランキングを見ても、チュウニズムだけ全譜面埋めてなくても100位に入れてしまうんですね。
もちろんやれとは言えません。なので、今回は多分ほとんどの人が知らないチュウニズムの下位譜面の世界についてお話したいと思います。
2-1. BASICとADVANCEDって何が違うの
チュウニズム初心者のとき、皆さんはどの譜面から始めたでしょうか。私が最初の無料プレーでやったのはGenesisのADVANCEDでした。
プロセカから入ったであろう学生がプロセカ曲のBASICやADVANCEDをやる光景もたまに見かけます。どちらも初心者向けの難易度なのは間違いありませんが、実際どのくらい違うのでしょうか?
BASICの特徴
・リズムは基本的に2分や4分
・ホールドには必ずエアーがある/スライドには必ずエアーがない
・スライドの形もパターン化されている
……などなど
ADVANCEDの特徴
・8分のリズムが交ざるようになる
・スライドの節で音が取れるようになる
・ホールド+タップの配置が頻発する
……などなど
めっちゃ雑にまとめると、
BASICは基本的にメトロノームです。
ADVANCEDは音ゲーの最小構成要素です。
BASICに関しては本当にレギュレーションががっちがちでして、ある程度やりこめば先の展開が大体予想できるようになります。ADVANCEDは音ゲーしているので、曲をきちんと知らないと譜面を完全に予測することは困難です。作り方に結構差があります。
ちなみに精度に関してはBASICの方が圧倒的に取りやすいです。譜面が簡単だからというのもあるのですが、ADVANCED譜面特有の不意に挟まる8分がまあ速くて遅いんです。正直なところBASIC<簡単なEXPERT<ADVANCEDくらいです。最初から8分ばかり流れるならいいんですけどね。
2-2. レギュレーションの進化
MASTERが時代を経るごとにレギュレーションが進化してきたように、EXPERT以下もレギュレーションが進化しています。
まずはこちらの動画をご覧ください。
Sakura FubukiのBASIC譜面です。時間指定しましたが、何らかの原因で最初から再生された人は1:48くらいから再生してください。
なんかズレてませんか?
これは昔のレギュレーションの弊害です。4分のリズムでしかノーツを置けなかったと推測されているので、裏拍で鳴っている音に合わせられていません。Sakura Fubukiの静かなところはそれ以外の音がほとんどないので、こんなことになっちゃったわけです。
では今もそうなのかというとそうではありません。
大きな進化としてEXTAPの有効活用が挙げられます。要は譜面の難易度にはそぐわないけど取りたい音があるときにEXTAPで誤魔化せるんですね。BASICでは符点8分がデカイ音で連続で来るみたいな場面でよく見ます。
【Ex】譜面の導入も見逃せません。チュウニズムに馴染みがない人には聞いたことがない話かもしれないので、改めて振り返ります。
チュウニズムのホールドやスライドの始点は、昔は全てただのタップでした。JUSTICEもATTACKも出ます。仮に始点が黄色く光っていたとしても、本当は下に赤タップがあるという暗黙の了解があったのです。
しかしこれはどう見ても直観的ではありません。初心者がつまづきやすいポイントになっていたわけです。そのためか、BASICやADVANCEDでEXTAPが乗ったホールドやスライドは非常に稀でした。
これを解消するために、始点がそもそもEXTAPになっているホールドやスライドが誕生しました。これを用いた譜面は一時期ノーツデザイナー欄に【Ex】と書かれていたため、【Ex】譜面と呼ばれました。
して、BASICやADVANCEDにはノーツデザイナー表記がありません。ではいつから導入されていたというと、私の調査ではBlackFlagBreaker!!が追加されたタイミングでした。割とすぐです。
これのおかげで、ロングノーツの始点にEXTAPを置くことで譜面をキメやすくなっただけでなく、ロングノーツの始点を変なリズムで置くこともできるようになったわけです。これで譜面の自由度がぐっと上がりました。
これ以外にもEXTAPのエフェクトの追加、イカすスライドの導入などで譜面の幅が大きく広がってます。見えにくいところでも進化してるんですね。
2-3. 下位譜面の遊び
チュウニズムといえば譜面の遊びと言って差し支えないくらい譜面での表現が多彩です。実はこれは下位譜面にも表れています。
最近のADVANCEDは特にその傾向が顕著になってきていると感じます。スライドがかなり自由に使えるような印象です。
以下は具体例を出して話します。
匿名M [BASIC] [ADVANCED]
最近の曲です。匿名Mと言えば曲中で繰り返される匿名Mという歌詞でしょう。MASTERやEXPERTでもしこたまMが配置されています。
ではBASICやADVANCEDではどうなのでしょうか。
BASICのレギュレーションでは当然Mの配置を置くことができません。では何もしていないかというとそうではなく、匿名Mと歌われる場面では全てV字のスライドが配置されています。おそらくBASICで置ける限界なのでしょう。匿名V
ADVANCEDではどうかというとやけに変な形のスライドが降ってきます。
最初これなんだろうと思ったんですが、これ横から見たMみたいなんですよね。気づいたとき噴き出してしまいました。
ちなみに「存在しててウケますね」で同じスライドが降ってきました。Wも兼ねてるらしいです。
うまぴょい伝説 [ADVANCED]
削除済みですが実はちょっと下位譜面界隈でざわついた譜面です。
特徴的なのがAメロの音取り。コールアンドレスポンスのレスポンスのみに全幅EXTAPを置くという大胆すぎる音取りを敢行しています。
赤譜面以上でやるには淡泊すぎる音取りなのでよくやったな~という気持ちでいました。ちなみにあんまりにも騒いだせいなのかこの譜面を作ったのはTechno Kitchenであると名乗り上げてくれました。
この後両譜面も公開されてコールアンドレスポンスが完成しました。最初からこれを見越していたのかもしれません。
Joe Fight [BASIC] [ADVANCED]
デカい音で知られるJoe Fight。MASTERもEXPERTも大暴れしているのですが、下位譜面でなかなか興味深いノーツが観測できました。
BASICで12マスノーツ、ADVANCEDで様々な幅のタップが使われているのです。
下位譜面において見た目で混乱させるというのは割とご法度なイメージだったので、追加されて割とすぐの登場はかなり意外でした。例えば、イカすスライドはSTAR+に登場してからADVANCEDのボス曲に登場するまでに1年以上かかっています。
また、ADVANCED譜面では完全に重なった2本ホールドが配置されています。これもデカい音の表現なのでしょうか、EXPERTでもなかなか見ない表現です。
これから幅が広がったノーツが表現として下位譜面でも幅を利かせるのか、個人的な注目ポイントです。
2-4. 下位譜面の隔離譜面
BASICはレベルが1~5、ADVANCEDはレベルが4~10に収まるようにほとんど作られています。しかし一方で、そこから逸脱した譜面が一定数います。
BASICでレベル6以上の譜面は7譜面あります。
区分けするとおおまかにこうなります。
・初期譜面のレギュ不定組
怒槌 / Gate of Fate
・意図していないレギュ逸脱
Doppelganger
・意図したレギュ逸脱
祈 / ENDYMION / Aleph-0
・月の光
月の光
初期はまだレギュレーションが定まりきっておらず、初期譜面ではADVANCEDと見紛うような譜面が降ってくることがあります。平気で8分や符点8分が飛び交い、スライドは曲がる現代からすればあり得ない譜面が降ってきます。
Doppelgangerは唯一6へ昇格されたやらかし譜面です。BPMが280もあるのを忘れて4分を置きまくった結果、複雑なメロディーに合わせて裏拍から始まったり、BPM140の8分相当の9連打というBASICにしては速すぎる連打が配置されたりしてしまいました。初出の5で許されるわけもなく無事昇格。
祈以降はまれに6が追加されているのですが、目を引くのはENDYMION。オリジナルの大ボスでもないのに7+という限界突破した難易度で追加されました。譜面はというとBPMが440であることを考慮しないままBASICの譜面が置かれています。ただでさえ早めの曲が実質倍速です。そりゃむずい。
また特筆したいのが月の光。リズムも拍子もテンポもぐっちゃくちゃなこの曲でまともな譜面が作れるわけがないのですが、BASICの作譜担当も吹っ切れたのか譜面の配置がいつものBASICとは大分異なります。
さらにスカスカで目押し必須の超精度難でもあるため、理論値難易度は間違いなく屈指。目押しを鍛えたい人に真面目におすすめできる譜面です。
ADVANCEDでレベル10+以上の曲は6譜面あります。Rebellion、ENDYMION、DAAT、MALKUTH、To Be Continued、Forsaken Taleです。
特にENDYMIONはヤバイです。追加時にも話題になっていましたが、初出11とは思えないヤバ配置が大量に降ってきます。
BPM440、実質220に追いつけないと門前払い食らう譜面をしています。理論値ともなるとかなり高いリズムキープ力が求められます。私はまだできそうにありません。
最近追加されたForsaken Taleも似たような譜面傾向です。BPM221でとにかく8分や16分がひたすらに降ってきますが、精度殺しなのがラスト。
赤タップが裏に置かれているせいで耳で聞いて調節することがかなり難しいです。多分ここだけはEXPERTより難しいです。ここまで221の16分がそこそこやらせていることを考えると、12は詐称なのかもしれません。(ENDYMIONよりは弱いからそっちが上がらないことには厳しそうだけど)
3. 本題2: MASTERに及ぼす効果
下位譜面をやりこんで何かいいことがあったかというと、実際ありました。MASTERの理論値がめちゃくちゃ増えました。最初の画像に掲載されているように100譜面を達成することができました。
とにかく譜面の中では相対的に簡単な場所で出すことがほとんどなくなりました。言い方が悪いですが、いわゆる「譜面無い」という感覚ですね。
理論値狙いであれば赤タップがくれば難所だとはよく言われますが、難所以外のところでポロポロ赤を出しているようでは理論値狙いは夢のまた夢です。下位譜面をやりこむことで、その辺の防御力が格段に上がった感じがします。
特に成果として実感しやすかったのは目押しと微妙な速さの連打です。
BASICを全譜面倒す過程においてBPM変化を含む曲とも多数向き合ったため、目押しがかなり上手くなりました。ブラックロックシューターの減速地帯はかなり安定していましたし、帝国少女のハネリズムも目押しでゴリ押す選択が取れました。
また低難易度はBPMが低いがちなので、8分や16分がかなり走りがちです。しかしBPMが低い8分や16分はBPMが倍になった4分や8分と読み替えられるので、ADVANCEDでの練習が活きます。引っ張られやすい中で手の速度を制御する練習ができます。
役立った具体例を挙げるならSentimental Snowやド屑がいい例です。なんならオンゲキのド屑も全押しで巻き込まず誤魔化せたという面で役立ったと言えます。
理論値が出せずとも精度が良ければそれを全国対戦で活かすことができます。精度には自信がついたおかげで、同レート帯の勝負であれば精度勝負でかなり勝てるようになりました。極端なことを言えば理論値を出してしまえば負けないわけです。
特にCPUは我々の思惑とは関係なく曲を飛ばしてくる都合上、精度戦になる確率はそこそこあります。低難易度を投げられても勝機があると思える時点でメンタル的に優位に立てる、かもしれません。
4. おわりに
少なくとも私がMASTERの理論値が100個積み上げられたのは、下位難易度で理論値を埋めまくったおかげだと言い切ることができます。
最初に述べた通りバージョン全埋め称号も実装されることですし、これを機に下位譜面にも目を向けて、あわよくば精度向上を狙ってみてはいかがでしょうか。
なお、ここまで下位譜面のアピールを行ってきましたが、よっぽと難易度が高くない限り密度はかなり低いので普通に飽きます。全て埋めることを目標にし続けた結果精神をすり減らしては元も子もないので、どうか無理はしないで時々14+や15をやって発散してください。
EX. 初理論値におすすめな譜面
おまけのコーナーとしてMASTERの理論値がどうしても欲しいという人におすすめな譜面をいくらかピックアップします。
1 - Virtual to LIVE
chunirecでも理論値率TOPを誇る、データで裏付けされた理論値入門楽曲です。8分の同時押しが譜面の大半を占めるため、記事中で語った遅い8分を走らず安定して刻む力が求められます。
理論値狙いの最大の難所は上の配置でしょう。ホールド拘束に意識を取られて16分の2打目を早入りしがちです。ホールドはあまり意識せず、きちんと16分3打をリズム良く刻むように強く意識しましょう。
2 - バッドトリッパー
まずもってノーツ数が少ない!1000を下回り924しかないため、赤タップの絶対数がかなり少ないです。難所さえ安定すればゴールはすぐそこです。またBPMも120であり、詳細は省きますが理不尽なJUSTICEが出にくくなっています。
精度を取るにあたっての難所はBPM120という非常にゆったりとした16分トリルになると思われます。めちゃくちゃ遅いです。240の8分相当なので混沌のアレの速さを両手で叩くことになります。内部のFAST/LATEを設定し、判定をガン見して1打1打丁寧にさばくことをお勧めします。
ラストの小粒はどつきましょう。隙間も空いているので巻き込むことはほぼありません。
3 - サラマンダー
実は10+や11といった低難易度でも低い位置付けの楽曲は、音が少ない中で満足感を出そうとするためにホールド拘束や遅い16分トリルを多用しがちです。理論値を狙うとなると意外と牙を剥いてくるポイントです。
この譜面はBPM172と適度に速く、さらにホールド拘束はなく16分も少ないです。初理論値を狙うのに持ってこいな条件が揃っています。
同時押しを意識しすぎて16分が崩れがちです。16分直後の同時押しは光っているため、2打だけは正確に入れる意識を強く持ちましょう。
サビで頻発するタップ+布配置は、赤タップ部分が表拍になっています。布部分は適当にやっても通るので、正確にタップを刻みましょう。
難所、ただのトリルです。表拍部分が光っているせいで判定を見て調整、というのがやりにくいです。直前の全押しから即座に移行するのも難しいポイント。
意識としては8分と16分をきちんと分け、16分は短いので己を信じます。己を信じないと手がブレるので結構大事です。
私の記事はこの辺りで終わりにしたいと思います。他の方の記事もぜひ待っていてください。私も楽しみです。