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アパレルブランドのSNSの使い方と未来への考察

レキシントンに所属するこんどうようぢがプロデュースするアパレルブランドDINGが、渋谷の109にポップアップショップを作りました!

そこで、改めてアパレルブランドのSNSの使い方をいろいろ調べてみました。

若者向けのアパレルブランドのSNSをチェックして気づいたのが、ほぼどのアパレルも使い方が似ているってこと。もしかしたらどのアパレルも試行錯誤して、今の形に落ち着いたのかもしれない。ひとつひとつ解説していきます。

Twitter/オフィシャルアカウントではカタログなどからの写真の引用がメイン。また有名人の来店イベント告知やレポート、(全店規模の)割引情報が多い。店舗が複数あるブランドは店舗ごとのアカウントを持っていて、そこでは店舗のスタッフスタイルがメイン。細かい割引情報などは店舗アカウントで出している。

Instagram/ほぼTwitterと同じような使い方。オフィシャルアカウントでカタログなどの写真の引用、店舗アカウントでスタッフスタイルなど。ただしTwitterよりも人物写真よりも物写真が多い。イベントレポートなどはほぼ掲載なし。

YouTube/店頭販促動画の格納場所としてYouTubeに載せている印象。なので、ひとつひとつの動画が1分以内のものも多く、また企画もののインタビュー動画などもあるので、ひとつのチャンネルの中で趣向性や目的がバラバラな状態。

TIK TOK/大型アパレルブランドはまだほぼどこも手をつけていない。

MixChannel/大型アパレルブランドはまだほぼどこも手をつけていない。

WEAR/ZOZOTOWNに連動できるため、そこに出店しているブランドが投稿が多い。投稿の形はブランドによって違うが、ほとんどがスタッフスタイルorカタログ引用or人物なしの商品だけのコーデ写真。

とまあ、こんな感じで簡単にSNS別にまとめてみたらわかったことなんだけど、アパレルブランドが動画プラットフォームをまだオフィシャルとしてうまく使いこなせてないなという印象。これだけ一般的なプラットフォームになっているYouTubeも各ブランドは、チャンネルは持っているけど正解がわからずとりあえず店頭販促で作った動画をしまう場所としてしか使われていない。

じゃあどういう動画が求められてるんだろう?って考えたときに、個人的には前に出した記事で異常にバズった『ファッション業界の2極化するSNSについての考察』に来たコメントで、ゲンジさんの動画を“まるで接客動画だ”っていうのがあったんだけど、まさにそれかなと思ってます。

商品情報をこと細かく、ディテールや着心地まですべて解説する動画。そうそれってアパレルスタッフがお店で目の前のお客さんにやっている接客を、カメラの向こうにいる視聴者に向かって披露する。

そんな『接客動画』がYouTubeというプラットフォームの中で、今後行われる気がしています。

YouTubeの字幕とかそういう動画制作がもっともっと簡単になれば、絶対そうなるだろうな。早くAIよ進化してほしい!

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