自分のことをもっと好きでいてもいいのかもしれない

自分をなにかに例えるのなら

晴れの日に持ってきてしまった傘

外出してすぐに電源の落ちた音楽プレイヤー

レジで出した期限切れのクーポン

そんなところだ。

周りよりも劣っていると思っているので

質より量で勝負しようとしてしまうし

わざわざ茨の道を進んで行ってしまう。

嵐の夜にわざわざ出かけるような人間なのだ。

頑張りどころが間違っている。

なんとなくわかっているけれど

自分はこの生き方しか知らない。

どこにいっても

なにができるのか

ここにいる意味を考えたことはあるか

と何度も問われた。

悲しい気持ちになるけど

言い返す資格は自分にはない

握りしめた手に爪を立ててひたすら黙って耐えた。

自分が嫌になるけどしかたない。


しんどさがいよいよ大きくなってきた時

ずっと応援している女の子に会える日が来て

その子の顔を見たら

その子の言葉を聞いたら

もっと頑張らなきゃって思えた。

誰よりもキラキラしていて魅力的な子だ。

特に目がキラキラしていて惹かれた。

大袈裟だけど、その子に会えなかったら今の自分はいなかったかもしれない。

自分よりもたくさんの人と仲良しで

たくさん行動していて

好きなことに正直なすごい子だ。

人に笑顔を向けられることって嬉しいことなんだなって改めて感じた。

自尊心が地の底まで落ちかけていたけど

持ち上げてもらえた。

「会えて嬉しい」

その言葉に救われた。

その子にとって

「会えて嬉しい人」

になれたことがすごく嬉しかった。

昔から諦める癖がついていたから

かわいいピアスを見つけても買わなかった。

穴が空いていないならあければいいし

開けるのが怖いならイヤリングをすればいいのに。

なにかをする前から諦めていた。


でも、そろそろ辞めてみようと思えた。


できないことがあるならできることをやればいい。

誰だって得意なことも苦手なこともある。

自分の価値を自分で落として悪い環境に身を置かなくていい。

それだけ。

ただそれだけ。

今思えば周りのお願いばかり聞いていたなぁ

別に自分じゃなくてよかったのに

期待されている、頼りにされていると

思い込んでいたなぁと気づいた。

だいぶ自分をいじめてしまっていた。

自分が大切に思っている人たちに好きだと思っていてもらえているなら十分じゃないか。

全員に嫌われない努力をするよりも

大切な人に自分を好きでいてくれたことを後悔させない努力をしたほうがいい。

なんとなく腑に落ちた。

やりたいことがはっきりしてきた。

私と出会ってくれて本当にありがとう。

本人には恥ずかしくて言えないから

ここで呟かせてね。

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