【2020.4.21】70〜90年代のダンスミュージック特集

インスタライブで紹介した曲について、ライブでは言えなかったことやライブ中に言ったことのまとめを書いていきます。フィードバックに役立てて頂ければ幸いです。

①RYDEEN(1979) / Yellow Magic Orchestra

YMOでおそらく最も有名な曲。漢字で書くと「雷電」。今から40年以上前に作られたとは思えないくらい「近代的」なテクノサウンド。本格的なテクノはこの人たちが初めてなのではないか。RYDEEN以外ではマイケル・ジャクソンがカバーした「Behind the mask」や、「テクノポリス」が有名。
YMOメンバーの細野晴臣が前に所属していたはっぴいえんどというバンドには、作詞家の松本隆や、作曲家の大滝詠一もいた。

②TIMEシャワーに射たれて(1986) / 久保田利伸

初期久保田利伸の代表曲。当時日本では珍しかったラップを大胆に取り入れ、日本のR&Bのパイオニアとなる。そのリズム感の良さとハーフっぽい顔立ちから、当時は「黒人が日本語の歌を歌っている」と思われたらしい。だが本人は純粋な日本人で、静岡の青果店の息子である。

③流星のサドル(1986) / 久保田利伸

②で紹介した「TIMEシャワーに射たれて」のB面。B面でこのキャッチーさはすごい。私が音源として持っているのはアマゾンズ(女性3人組ボーカルグループ)のコーラスがないバージョンだけど、コーラスがあった方が圧倒的に賑やかで楽しいので、コーラスありの方が好き。

④街角トワイライト(1981) / シャネルズ

鈴木雅之が所属していたことで有名なグループ。シャネルズは後にラッツ&スターに改名する。黒人音楽のドゥーワップを踏襲した音楽スタイルだったため、それに合わせて黒人をイメージさせる黒塗りの顔と派手なスーツというインパクト抜群なルックスにしていた。「街角トワイライト」の他にも、「ランナウェイ」や「め組の人」なども有名。

⑤愛の言霊 〜Spiritual Message〜(1996) / サザンオールスターズ

サザンでも珍しい転調とラップが使われている曲。「蝉しぐれ」「宵」など、おそらく古代からある日本語(和語)を選んで歌詞を書いているような気がする。古事記の時代よりも前からある日本人の魂を刺激する”Spiritual Message“という意味で、タイトルをつけたのかもしれない。
テレビ番組でこの曲が披露された時、ゲストでスキャットマンが合いの手を入れている。

⑥俺ら東京さ行ぐだ(1984) / 吉幾三

日本語ラップの最初期の曲。歌詞のインパクトが強烈すぎて、音楽番組「夜のヒットスタジオ」で披露された時は他の出演者が笑いを抑えきれていなかった。近年はこの曲を他の曲と混ぜたMADが人気。
吉幾三は演歌歌手としても有名で、代表曲は雪國。

⑦WON’T BE LONG(1990) / バブルガム・ブラザーズ

バブルの頃の明るい日本を彷彿とさせる、聴いてて前向きな気持ちになれる歌。当時カラオケですごくよく歌われたらしい。リリースは1990年だが売れたのはその翌年の1991年、という珍しい売れ方をした。

「ダンスミュージック」というよりは「自然と体が動き出すような曲」を選んで紹介していったつもりです。ラップ調の曲が期せずして多くなりましたが、それは私の好みが反映されているということでご了承ください。笑
70〜90年代は、現在のJPOPの原型になる音楽がたくさん生まれた面白い時代なので、これを機に他の曲もぜひ聴いてもらいたいですね。

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