パワハラセクハラを社長に直談判してみた⑨~課長からの謝罪編~

人事の方との面談後、入れ替りで面談に行った様子の課長。

帰社予定時刻までそわそわしつつ仕事をこなし、ばたばたしているうちに課長が帰社。
横目で見つつも、最早いつも通りスルーして、課長も自分のデスクでなにやらしてました。
そんな中、業務のひとつである備品発注を私から別の方に移行するという連絡がきていたのでそれに関してA先輩に聞いていたら突然課長から

『◯◯(私の下の名前)ちゃん、それ説明しなきゃと思ってたけど経理の関係で◯◯さんにしてもらうようになったんよ』

と声をかけられました。
下の名前+ちゃん付けの呼び方は採用当初からではあったのですが、年明けてからずっと名字+さん付けで呼んでいましたし、みんなの前で私に話しかけることなんてここ最近ほぼ皆無だったのでびっくりしすぎて課長を凝視。(ひっさしぶりに目が合った~)
課の他の社員(といっても実は色々事情をしってるAB社員)も驚きすぎて空気が凍りつく。

課長『備品発注のやつでしょ?』

私『…あ、…はい。システムIDとかもう新しいものを発行済みですか?』

課長『うん、もともとユーザー登録してあったし。』

私『そうなんですね、分かりました。』

………え?なに、このタイミングで話しかけてくるの?嫌なんですけど(ToT)

と困惑しつつ、ピークでばたつく時間が終わり、残務処理をする残業タイムになった時、課長が動きました。
事務所の課のデスクには私と、社員AB、そして課長しかおらずそんなタイミングで社員ABがたばこ休憩のために事務所外へ行きました。(他の課にはまだ数人人がいたので室内に課長と2人になったわけではありません)
コピーをとっていると、背後からつつかれ振り向くと課長が……!!

課長『今ちょっと時間いい…??』

私『え?2人は嫌です』

課長『じゃあ、社員Aも入れるから』

ということで、私と社員Aと課長で会議室に。

そして、席に着くなり課長は次のように話しました。

『ちょっと今回……ね、自分の対応で、◯◯(私の名字。以下こまち)を不快な気持ちにさせてしまって申し訳ない。
………社員Aも知ってる通り、こまちには少しでも早く社員になって欲しかったんよね。で、その時に、前々からお前のことを影で色々言うやつがいるって聞いてたから、俺の贔屓目で正社員にあがったって絶対に言わせたくなかったんよね。
で、実際女性の社員が自分のすぐ下についたこともなかったから扱い方も分からなかったんよね…。そしたら最近、こまちの態度がなんか違ったじゃん?社員Aとかにも毎日お前のこと相談してたんよ。』

『それは課長が私に対してこれまでと全く違う態度をとられていたからじゃないですか』

『そうよ、そうなんだけどさ、こまちがそういう態度なのを見ると、俺の悪いところやけど、こっちはお前のためにやってるのになんでそんな態度取られなきゃいかんのかって腹がたってきて……どっかで今の状況を変えなきゃいけないって思ってて…奥さんとかにもほんと毎日相談してて……俺がもっと早く話し合いの場を設けてれば……本当に申し訳ない…。』

深々と頭を下げる課長。

は?

違う違う違う違う違う。
そこじゃない。
そこじゃーーないです、課長さん。
そこももちろん腹がたってましたけど、今回私が一番腹をたてたのはそんな対応(一緒に温泉行こ♥️って言ってきたりしたくせに、どん底に突き落とせと言われたから無視したり)してきたからこちらはスルーしてたのにそれが原因で評価うんぬんを言ってきたとこだよ!!
社員A事情を知らなかったら、冷たくされただけで私が腹をたててるみたいじゃない!?
毎日社員ABに相談してた?初耳ですが。奥さんに相談してた?部下と一緒に温泉行きたいとでもお話ししてたのでしょうか。

とかなんとか頭で考えていると社員Aが
『ちょっと……社員Bも呼んでいいですか?』

と言い、私と課長の承諾を得て一瞬会議室を出ました。その瞬間、課長が

『あいつら知ってるの?』

と。はぁ~、気にするのはメンツですか。

『いえ、何も知りません。』

と私。社長にメールをする前から社員ABは会社に残る身として変に巻き込みたくなかったのでなぁんにも知らない程でいてくださいと私の方からお願いしました。
言っても課長、私なんかよりよっぽど密接に関わって仕事をする社員AB2人。私の怒りで2人が仕事をしにくい環境になるのは少しでも避けたい思いからでした。

すぐに社員Bが会議室に入ってきて、課長は再び

『最近さ、ほら、あまり課の雰囲気が良くなかったじゃん。で、俺がこまちにどう接していいか分からなくて嫌な思いをさせてしまっててそれに対して謝罪をしたところだったんよ。
ほら、お前にもこまちのこと相談してただろ。
本当にずっと仕事を頑張ってきてくれて、いずれ正社員としてまだまだ頑張っていってほしいからね、こまちには。』

社員B、なんとも言えない顔。

『いやね……本当に、こんな風になる前にきちんと話すべきだったね、本当に…申し訳ない。』

何度も何度も私に頭を下げる課長。

『あの…、もういいんで謝罪とか。いらないんで。
ご存知かもしれませんが、今回の件に関しては社長にも話しておりまして、退職の意も既に伝えておりますし。』

そこで課長、呆然とした顔に。

『やめると……?』

『はい。』

『………もう次も決めてると?』

『いえ、まだです。引継などもありますし』

『そっか……………』

重たい空気が流れました。

社員A『どうするんすか今後……事務所……こまちがいないってなったら…』

課長『それは……誰か考えるしかないけど……こまち、それはもう変わらん?絶対に無理?』

私『もう決めたので。』

課長『……本当に申し訳ない。一人の大事な社員にそこまで思わせてしまうなんて…』

あんたのセクハラとパワハラのせいな!!!

課長『本当に……ぶっちゃけ俺そんな長くここにいないと思うよ、それでもだめ?』

私『もう、そういう問題でもないんで』

課長『そっか……本当に申し訳ない。……お前たち(社員AB)にも迷惑をかけるな…本当にすまない。…申し訳ない。』

重ね重ね私と社員ABに頭を下げる課長。

そして一通り終わると一人先に席を立ち

『俺はもう出るけど…もしお前たち3人で何か話したければどうぞ話して。俺は出るから。』
と言い残し会議室を出ていきました。

課長が出ていった瞬間、3人で顔を合わせました。
正直私は、いやいやいやそこじゃないやろ!!で心の中が占められており、奥さんや社員ABにも相談してたなどという発言から白々しい気持ちになっていました。
『私のことで相談受けてたんですか?笑』

社員AB『いや…別に…笑』

本当に、次から次へと勝手に口が動くものだとここまでくると感心。

あの落ち込みようはすごい、あんな課長の姿初めて見た、そうとうお叱りを受けてきたんじゃないか、下手すると本当にクビなんじゃないか…と社員ABは一通りざわつきその日は一応それでおしまいでした。

その後、週明けて3月に入ってすぐに現場で働いていた社員の男の子C君に業務を引き継ぐことになり現在引継業務真っ只中です。
現場も人手不足で事務所と現場を行き来しなければならないC君は事務所作業ほぼほぼ初心者で先は遠いですが、一応私も5月中旬から月末に向けて退職することが決まり、物事は着々と進んでおります。

今月が一番の繁忙期のため課長は変わらず同じオフィスにおり、視界の隅で他の社員と談笑してたりするのを見かけると心の中がイライラッ🔥としてきたりもしますが、もう辞めるし!とどこかさっぱりした気持ちでもあります。

また課長の処分が決まったり自分の転職活動でなにか変化があれば記録も兼ねてご報告できればいいなぁと思っております。

とても個人的な記録をここまで読んでくださり、まずは感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございます。

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