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イラスト製作過程記録

最近描いたアナログイラストの製作過程を記録的な感じで載せます。

メイキングではないので細かい部分は端折りますが、大体こんな流れで描き上げたんだなという雰囲気を見てもらえればと思います。
ではどうぞ。


線画がこちら。ミュシャ風にしたくて色々背景を模索しました。
百均のコンパスのネジがガバガバで軸ずれまくってキレたのでそろそろ新しいの買おうと思います。

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主線をかなり強めにすること、幾何学模様などの模様、平面的な絵柄にすると何となくミュシャっぽくなりますね。
今回はキャラがキャラだけにミュシャのトレードマークのひとつであるお花を入れられなかったのが残念。

まずは左のサタンから。
下色に紫を入れて肌を塗っていきます。

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顔色悪めに。肌の影にBV系を使うのフォロワーさんの絵を参考にして見たのですが、なかなかいい感じです。Wとの相性も良し。

次に服。

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下色のBVを基調にB、Tで神秘的な布の質感を出します。
こうした裾の長い、皺のある神話的な衣装もミュシャっぽいですよね。


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ここで急に背景が生まれます。
何故か髪の毛や剣も塗り終わっています。不思議です。


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お月様を塗ります。
YG、Wでグラデをつくって、クレーターは0で滲ませました。
いつの間にか目も塗ってましたね。


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他の背景や帯紐など細かい部分を塗って、影を調整してひとまずサタンは終了。

次にミカエルです。

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肌は明るく、Rを影に使っています。
髪の毛のベースにWを入れてみたら何かミュシャっぽくなりました。やはりミュシャと言えばセピアなイラストのイメージが強いですからね。


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髪と目を塗りました。黒髪ゆえに下色が埋まってしまったのが残念ですが仕方ない……


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突然記憶を失い、目が覚めると全てが終わっていました。
親切な妖精さんが塗ってくれたのか、写真を撮るのが面倒くさかったのか定かではありません。

まあ記憶がないものは仕方ないので、ここでコピックのターンはほぼ終わり。
次にパンパステルとホワイトで仕上げをします。

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完成品がこちらになります。三分クッキングかな?

冗談はさておき、コピックのみのバージョンとパンパステル&ホワイトを入れたバージョンを比較していただくと、結構違いが分かるかと思います。

サタンの後ろの月やミカエルの服などが特に顕著ですね。メタリック系の赤銅色を使ったところ、独特なニュアンスが出ていい色合いになりました。
こういう色、コピックで出せたことなかったので面白かったです。

それからサタンの服は、銀、水色、紫と色々重ねてみました。簡単に色を混ぜられるのも粉だからこその楽しさですね。

パンパステル使ったのは初めてなのですが、コピックの上からキラキラを出せるのが好き。
かなりポテンシャル感じるので、これからも色々模索していこうと思います。


今回は以上です。途中突然記憶を失ったりしましたが、何かの参考になったら幸いです。
閲覧ありがとうございました。