【怪奇幻想・ミステリ・古本好き必見!】『アラバスターの手 マンビー古書怪談集』(A・N・L・マンビー/羽田詩津子訳)を刊行します

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国書刊行会編集部の(昂)です。
怪奇、幻想、ミステリ、古本、アンティーク……
これらのキーワードに心惹かれるあなたに、ぜひ、「知る人ぞ知る」異色の一冊をご紹介したいと思います。
タイトルは『アラバスターの手 マンビー古書怪談集』
作者はイギリスの作家A・N・L・マンビー
訳者は羽田詩津子さん。
刊行はおよそ4週間後、2020年9月10日(水)頃を予定しています。

少年を誘う不気味な古書店主、呪われた聖書台の因果、年代物の時禱書に隠された秘密、ジョン・ディーの魔術書の怪……
ケンブリッジ大学図書館フェロー、英国書誌学会長を務めた特異な経歴の作家による、全14篇の比類なき書物愛に満ちた異色の古書怪談集!

怪奇幻想、書物愛、時にオカルティズムと、このように、安定の国書刊行会的路線をブレなく往く内容の本書ですが、このたびなんと、本書の推薦文を荒俣宏さん、解説を紀田順一郎さんにお寄せいただきました。
1975年の刊行開始を機に弊社の怪奇幻想路線の礎を築き、出版界の辺疆に在る特殊版元たらしめた原点であるシリーズ「世界幻想文学大系」の責任編集にあたったお二人です。

さらに翻訳は、人気シリーズ「英国ちいさな村の謎(アガサ・レーズン)シリーズ」「シャム猫ココ・シリーズ」をはじめ、アガサ・クリスティの新訳、ナチ時代の図書館に関する本など、ミステリ・ノンフィクションを中心に数々の仕事で知られる翻訳家の羽田詩津子さんの手になります。

書物や古物へのたっぷりの深い愛、知識、因縁が巧みに怪奇譚を織りなす本書『アラバスターの手』と、異色の来歴を持つその作者マンビーについて、これよりご紹介したいと思います。

1.作者・作品について

作者と作品について触れるにあたり、まずは本書『アラバスターの手』にお寄せいただいた荒俣宏さんよる推薦文をご紹介したいと思います。
荒俣さんは著書『稀書自慢 紙の極楽』の中でも、本書について「ひそかに愛読する本」と語っておられます。
推薦文は、以下の通りです。

英国は「学者が怪談を書く」国だ。開祖M・R・ジェイムズは教室でホラーを朗読し、マンビーはナチの捕虜収容所でこれを書いた!

A・N・L・マンビー、すなわちアラン・ノエル・ラティマ・マンビー(Alan Noel Latimer Munby)は、1913年ロンドン・ハムステッドの建築家の息子として生まれ、その生涯においてはケンブリッジ大学キングズ・カレッジ図書館フェロー英国書誌学会長を歴任して、著名な写本蒐集家であったトマス・フィリップス卿の伝記『書物に取りつかれた男の肖像』(1967年)をはじめとした書誌学関連の多数の著作などを残し、主にライブラリアン・書誌学者として活躍した人物です。

本書『アラバスターの手』は、そんな彼が1949年に生涯唯一残したという、特異な来歴の怪奇小説集です。
マンビーは、『SF雑誌の歴史』で知られる文芸研究家マイク・アシュリーにより「M・R・ジェイムズの衣鉢をつぐ」作家であると評されています。荒俣さんによる推薦文でも名前が挙がったM・R・ジェイムズは、アーサー・マッケン、アルジャーノン・ブラックウッドと並ぶ近代英国怪奇文学を代表する作家で、各種アンソロジーや選集・全集などで、すでに作品をお読みになられている方も多いのではと思います。

学者や好古家を主人公として、実在の古書・骨董・絵画・芸術品・建築などの来歴をたどるうちに怪異に遭遇する、という「学者・好古家もの」がジェイムズの確立した型ですが、本書『アラバスターの手』もまた、このジェイムズの型を踏襲した、英国正調幽霊譚の系譜に連なる一冊です。

そして本書の献辞は、実はまさに、このジェイムズとそれに連なる作家たちに捧げられています。

こうした物語を世に送り出した創造主に比肩しうる
モンタギュウ・ローズ・ジェイムズをはじめ
一連の作家たちに崇敬の念を捧げる

マンビーはブリストルにある中高一貫校で少年時代を過ごしたのちに、かつてジェイムズが卒業し、一時は副総長をも務めていたケンブリッジ大学キングズ・カレッジに入学します。少年時代から読書に親しんでいたマンビーは、おそらくこの頃に、ジェイムズが1904年に発表した第一短編集『好古家の怪談集』を手に取り、やがて自らもジェイムズ風の怪談を書くようになったのだと推測されます。

ジェイムズの系譜に連なると言われる怪奇小説作家はE・F・ベンスン、ウィリアム・F・ハーヴィー、M・P・デアなどをはじめ多数ですが、なかんずくマンビーの作風は師の作風への忠実さを特徴とし、ジャック・サリヴァン編『幻想文学大事典』を引くと、数あるジェイムズをオマージュした作品の中でも、エレガントな筆致や学識の高さの点で「最も手本とした人物に近い」と高く評価されています。

なお余談ながらジェイムズについては、『M・R・ジェイムズ怪談全集』(紀田順一郎さん訳)が各ウェブ書店の電子書籍で読めるほか、ちょうど今年の6月に『好古家の怪談集』が、弊社で編訳された『英国怪談珠玉集』も好評の南條竹則さんによる新訳『消えた心臓/マグヌス伯爵』として光文社古典新訳文庫から刊行されております。
こちらに収録されたある作品を着想元にしていると思しき作品が『アラバスターの手』にも収録されており、読み比べてみると面白い発見があるかもしれません。

さて。
本書の来歴について話を戻しますと、「マンビーはナチの捕虜収容所でこれを書いた!」という驚くべき事実が、荒俣さんの推薦文で述べられております。
これについて追ってみましょう。

マンビーはケンブリッジを卒業後、世界最大の古書店として知られるバーナード・コーリッチ、次いで世界最古の競売会社であるサザビーズに勤務します。
作品にも反映されている古書・古物への知識のいくばくかは、ここでの仕事を通じて養っただろうと想像できるのと同時に、この卒業後の進路選択を見るだけでも、マンビーの書物愛へのブレのなさが伺えます。

しかし1936年、マンビーは英国陸軍に召集され、フランス戦線に出征することとなります。そして1940年のダンケルクの戦いで捕虜となり、ドイツ・バイエルン州のアイヒシュテットという町の近郊にあるナチスの捕虜収容所へ収容されます。
ただしここでの生活は、他の捕虜収容所と比べると幾分かまともだったようで、マンビーは読書に没頭しつつ、1943年から1945年にかけて収容所の雑誌『タッチストーン』に怪奇小説を寄稿。収容所の捕虜仲間のあいだで評判を呼びました。

そして戦後、マンビーは収容所から解放され一時サザビーズに戻り、まもなくケンブリッジ大学図書館に職を得て、1949年に『アラバスターの手』(The Alabaster Hand and Other Ghost Stories)という題名で、ナチ収容所で書いた怪奇小説と、戦後に他所で書いた怪奇小説全14作を一冊の本にまとめ、Dennis Dobson社より刊行します。
そして本書をもってジェイムズの衣鉢を継ぐ作家と目されるようになり、のちにマンビーの名を、本業のみならず、怪奇小説の分野でも知らしめることとなりました。

その後マンビーは、ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ図書館フェロー、英国書誌学協会長など、各所で多数の役職を歴任しつつ、時にケンブリッジで書誌学の講師をつとめたりもします。
そして、『書物にとりつかれた男の肖像』『トマス・フィリップス研究』をはじめ、ライブラリアン・書誌学関連の業績・著作を多数遺して、1974年にガンで亡くなります。

ことほどさように、マンビー自身はその生涯において、ジェイムズと同じく本業の学者としての業績を残しつつ、古巣のケンブリッジ大学キングズ・カレッジに勤め、時に教壇に立ち、そして寡作ながらも古書・古物への知識に裏打ちされた好古的怪談をものすという、師ジェイムズの足跡を追うがごとき生を辿ったのです。

そういう意味でも、アラン・ノエル・ラティマ・マンビーは、「最もジェイムズに近いジェイムジアン」と言えるのかもしれません。

2.書物愛溢れる本文を一部ご紹介します!

ここからは、本書『アラバスターの手』の書物愛溢れる本文内容を一部ご紹介したいと思います。

生涯ぶれることなく書物に関わる道を歩んだマンビーの書物愛がいかに本気のものであったかが、作品の各所から非常によく伝わってくるのが本書の魅力です。

まずは収録作「トレガネット時禱書」の序盤から。
この作品の主人公「私」は、ある時手に入れた年代物の貴重な時禱書について、次のように滔々と愛着をもって語っている場面があります。

無謀にも一瞬、財布のひもがゆるんで、この十五世紀の写本を買ってしまった。ピアポント・モルガンやリチャード・ヒーバーのような偉大な蒐集家だと勘違いされるといけないので、一言つけ加えておくが、それはきわめて地味な時禱書で、たとえばフランスのベリー公の蒐集品の飾り棚には絶対に置かれていないような品だ。その装飾や細密画は専門家が「大量生産品」と軽蔑するような水準だった。事実、一四八〇年ぐらいにイギリス市場向けにフランダースで製作されたもので、巧みに文字が綴られ絵が描かれているものの、偉大な芸術作品ではない。それでも、私は心から誇らしく感じていた。というのも、所有する挿絵入りの写本はそれ一冊だけだったからだ。

主人公の「私」が、手に入れた時禱書の市場価値が真の稀覯書と比べて決して高いものではないことをきちんと知識として理解していながらも、「心から誇らしく感じていた」と堂々と語るこの場面、実に愛のある古書マニアの姿を反映していると思われます。

また続けて、収録作「聖書台」の冒頭部分を紹介します。
この作品の主人公の「私」は、古書・古物好きにとって、こんなにもうらやましい休暇の過ごし方をしています。

私は休暇中だった。この二週間というもの、のんびりと車で西をめざし、気の向くままに途中で車を停めては、古書店や骨董店を物色して過ごしていた。車の後部にはレディング、オックスフォード、チェルトナム、ヘレフォードを訪ねて蒐集した品々があふれんばかりに積まれていた。真鍮の記念碑を写した拓本がどっさりおさめられた大型紙挟みと旧式なプレートカメラの数々の写真は、バークシャーとグロスターシャーの教区教会で何時間も過ごしたことの何よりの戦果だ。ヘレフォードでは数日過ごし、地主屋敷でギャリック家ゆかりの品々を改めて眺め、見過ごされがちな教区教会内にある小さな鎖つき図書館〔本が本棚に鎖でつながれている図書館。中世から十八世紀に多く採用された方式〕を念入りに調べた。大聖堂にある膨大な鎖つき図書のコレクションにはとうてい及ばないが、私が費やした午後は充分に報われた。何枚か写真を撮り、また帰り道に寄るつもりで、プレートを現像してもらうように町の写真店に預けてきた。

その後訪れた地所で、主人公は表題にもなっている古い聖書台にまつわる怪異に遭遇することになるわけですが、それはさておき、この冒頭の「古書古物を買い集めるために二週間も車で気ままに旅して回る」というくだりを読むだけでも、古書・古物好きならば、実にわくわくする気分になるのではないでしょうか。

そして、当然本書において忘れてはならないのは、「怪奇小説」としての魅力です。
本書が実に古書愛に溢れた魅力を湛えているということは、上の2つの例からもお分かりいただけたのではないかと思いますが、怪異の描写の仕方についても、「チューダー様式の煙突」の古い屋敷に現れる怪異と遭遇する瞬間の怖ろしい文章から、ご紹介したいと思います。

【注意!】ここより先は内容の【ネタバレ】を含んでおります。

私はドアからあまり遠くない場所にすわっていて、部屋を照らしているのは読書灯ひとつだけ。パイプをくゆらしながら二十分ほどしたとき、パイプを詰め直さなくてはならないことに気づいた。そのとき初めて、例の臭いが部屋に広がっていることに気づいた。あまりにもよく知るようになったあの臭いだ。胸の悪くなる悪臭を嗅いだとたん、凍りつき、耳を澄ませたが、何も聞こえなかった。それでも、部屋の雰囲気はごくわずかだが変わった。ひとつしかない照明の光が届かない闇はぐんと濃くなり、敵意に満ちた重苦しいものになった。穏やかな五月の夜が急に冷えこみ、気がつくと私はガタガタ震えていた。すわって息を潜めながら、部屋には自分一人ではないことに気づいた。別の存在がいる。私のすぐ背後に。どうしてそれに気づいたのかはわからないが、まちがいなかった。意志の力で、ゆっくりと振り向く。強烈な好奇心をかきたてられていたからだ。今は好奇心に負けなければよかったとつくづく思う。そのとき目にしたものはいまだに脳裏から去らない。読書灯が投げかける光の輪の端に、誰かが立っていた。あれほどおぞましく厭わしい姿は二度と見たくない。男だったが、生きている人間の姿ではなかった。全身が焦げた衣類の残骸で覆われ、むきだしの脚はぞっとするほど細く、ただの焦げた皮膚と黒ずんだ骨でしかなかった。しかし、私の血を凍らせたのは頭部だった。髪の毛がなく焼けただれ、顔は目鼻のないしなびた革の仮面さながら。それはとうに死んだ男の顔だった。しかし、その目はまだ生きていた。仮面の後ろでぎらつき、悪意のこもった不吉な光をたたえ、憎悪を発散していた。

このおぞましい姿の男の正体は、物語本編でのちに詳しく明かされることとなりますが、語り手の恐怖する情景がありありと目に浮かぶ、緊迫感に満ちた描写です。
また、ここですべては引用しませんが、本作は特に、冒頭から恐怖の頂点に達するこの描写に至るまでの雰囲気の高め方の巧みさが非常に妙味で、編集担当としても、ぜひご一読いただきたい佳品です。

なお、この作品に限らずですが、本書所収の作品は結末がハッキリしているものが圧倒的に多く英国正調怪談作家の諸作品の中でも、比較的親しみやすい部類です。

またここまでご覧いただいた通り、訳者羽田さんによる訳文も、非常に明快で読みやすいものとなっております。
羽田さんが多く手掛けてこられたアガサ・レーズンもの、ミス・マープルものなどのコージーミステリとはまったくの真逆の路線ですが、古書古物の来歴を辿ることで怪異に遭うという設定上、ちょっとしたミステリ的要素もあります。
これまでの羽田さんの訳書で言えば、ダニエル・ルヴィーンのジキル&ハイドを元にしたサスペンス『ハイド』や、図書館やナチスを題材にした本をお読みの方にも、本書をおすすめいたします。

3.収録作品一覧

『アラバスターの手』収録全14作について、ごく簡単にご紹介します。

「甦ったヘロデ王」
 本好きの少年を誘う不気味な古書店主の怪。
「碑文」
 先祖伝来の地所にある廃寺院の碑文には隠された秘密があった。
「アラバスターの手」
 あるカトリック教会に鎮座するアラバスター像をめぐり起きた不可思議な出来事。
「トプリー屋敷の競売」
 由緒ある屋敷の品物が競売にかけられることになって起きた怪事件。
「チューダー様式の煙突」
 レンガ造りのチューダー様式の煙突のある古屋敷に現れた恐ろしい怪異。
「クリスマスのゲーム」
 家族水入らずのクリスマスの晩に現れた来客と、そこで起きた恐ろしい出来事。
「白い袋」
 霧深いスカイ島を訪れたある登山者が、夜の湿地に現れた怪異に襲われる……。
「四柱式ベッド」
 豪奢な年代物の天蓋・カーテンが付きのベッドにまつわる怪事件。
「黒人の頭」
 黒人の頭部を描いた絵画から明らかになる過去の凄惨な事件の真実を辿る。
「トレガネット時禱書」
年代物の時禱書に描かれた複製細密画に隠された恐るべき秘密。
「霧の中の邂逅」
 スノードン山の霧深い山中に現れる謎の老人をめぐる山怪譚。
「聖書台」
 ある屋敷を訪ねた好古家が出遭う呪われた聖書台の因果をめぐる怪。
「出品番号七十九」
 ある古書店の目録に載っていたジョン・ディーの魔術書をめぐる怪事件。
「悪魔の筆跡」
 聖書研究に勤しみ、異様なほどに悪魔の存在を恐れていた伯父の身に起きた怪事。

なお、本書所収の一部の作品は、由良君美編『イギリス怪談集』(井出弘之訳「霧の中での遭遇」、本書での邦題は「霧の中の邂逅」)や、西崎憲さん編『怪奇小説の世紀』第1巻(長山靖生さん訳「戦利品」、本書での邦題は原題The Lecternを直訳した「聖書台」)、訳者羽田さんによる『ミステリマガジン』2014年8月号への「甦ったヘロデ王」掲載などで断片的に翻訳紹介されておりましたが、大半は未訳でした。

今回の邦訳刊行によって、この「知る人ぞ知る」一冊が、いよいよ満を持してその全貌を顕すことになりました!

4.おわりに

本書『アラバスターの手 マンビー古書怪談集』は、特異な経歴の作家による、並々ならぬ書物愛に溢れた一冊です。

取次搬入発売は来月9月7日(月)、早ければ全国の書店さんに、9月10日(水)頃には並び始めると思われます。
(確実に入手されたい方は、お近くの書店さん等でご予約・ご注文下さい)

最近は電子書籍化計画を全社的に推し進めている弊社ですが、今回は名状し難い事情により、電子書籍化は未定です。

それはさておき、今回本書の本文書体には秀英にじみ明朝という活版印刷風のインキの滲みを再現したフォントを採用。古書古物をテーマとした怪談の雰囲気を引き立てています。また本文用紙も、作品内容と書体に合った質感、色味、手触りのものを選定。

そして、弊社刊行物の装幀を多数手掛ける山田英春さんが、今回も「古書怪談集」に相応しいアンティークな雰囲気が漂う佇まいに仕上げて下さいました。使用している印象的な装画は、Damien Lhommeによる、1640年頃に描かれた「ヴァニタス画」というジャンルの寓意的な静物画です。

このように紙の本としての良さを最大限引き出せるよう、デザイン上・編集上の工夫を施しております!

そして次回note記事では、なんと紀田順一郎さんによる本書解説「怪奇小説の正統を目ざした文献学者」を期間限定で全文公開予定です。

古書文化に通暁して関連書や小説を多数執筆し、さらにはM・R・ジェイムズの小説全集をも翻訳された紀田さんによる、マンビーと本書のより詳しい来歴とイギリス文芸史上におけるその位置づけ、師ジェイムズの作品との比較や作品に登場する実在する古書・古物から見た、詳しい収録全14作品の内容紹介など、非常に読み応え抜群となっています。

次回更新は、8月21日(金)を予定しています。ぜひチェックして下さい。

さらに、本書に関連して、とっておきのキャンペーン企画実施の準備を進めています。
こちらも決まり次第、弊社Twitterなどにて続報いたします。

どうぞご期待下さい!

                     文:国書刊行会編集部(昂)

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アラバスターの手 マンビー古書怪談集  

A・N・L・マンビー 著
羽田詩津子 訳
紀田順一郎 解説

四六判 ・総264 頁  ISBN978-4-336-07034-0

定価:本体2,700円+税

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