超短編集28

(読了目安2分)

なりたい自分にならないと幸せになれない理由は、自分は自分にウソをつけないからです。
周囲に対しては、「私はなりたい自分になった!」と、「幸せになったフリ」をすることはできます。
しかし自分に対してはウソをつけません。




幸せは、運ではなく、努力で手に入れることができます。
努力なく手に入れたものは、その価値がわからないんです。
なりたい自分になるための努力はいくらでもしてください。
そこから本当の意味で長く愛される人生が始まります。



視点を変えると急に突破口が見える時があります。
イライラするようなことが起こっているときは、実はカメラが回っていて、「ドッキリ」の撮影をしている・・・と思うのはどうでしょうか。
また、生活に取り込まれた心の耐久テストだと思えば、ゆとりが生まれませんか?



勘違いは誰でもしますから、あとは謝れるかどうかがポイントです。
そして他人の勘違いに対しては、「私もやったことあるしね」と優しく流せるようになれば、イライラはなくなります。



人間は、思い通りにならないとイライラします。
ですから、「人生は思い通りにならない」と理解できればイライラはなくなります。



イライラの多くは、過去の経験が作り上げる「条件反射」として表に出ます。
たとえば、子どもの前で、大人が急に頭の上に手を挙げたとします。
「蚊」が多い環境で育った子どもは、「蚊を叩くために手を挙げた」と解釈し平然としていますが、虐待を受けた子どもは、身をすくめて防御姿勢をとります。
これが、「育った環境によって反応が違う」ということの一例です。
「イライラ」の感情も同じです。
イライラしないためには、「条件反射・思考のクセ」を直せばいいわけです。




「自分を変えようとするときに焦ってはいけない」「自分をすぐには変えられない」などと言われるのは、人間の思考パターンや条件反射は、デジタル機器のような瞬間的な書き換えができないからです。
マスターも厨房のレイアウトが変わった時は、なにかしようと思うと、条件反射で身体が動いてしまい、慣れるのに半年ほどかかりました。




イライラが少なくなる理由は2つあります。
ひとつは「自分が成長したから」、もうひとつは「周囲が大人だから」です。
自分が成長した場合は、環境が変わってもイライラしません。
自分の大人度を測るときの参考にしてください。


・・・


<日記>
3連休の中日でこんなにお客様が来なかった日は、初めてかもしれません。
ヒマだったのでパソコンに向かって勉強したり、読書をしたり、預かった刃物を研いだりしてすごしました。
今晩は明日の仕込みもないので好きな勉強に集中しようと思います。

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