魂の半身を見つけよう

本当の愛とは、物質的執着を離れたものである。

自由恋愛を謳歌する時代になって、婚前交渉に抵抗が無くなり、今や出来ちゃった婚も珍しくなくなった。そして至るところで男女は離合集散を繰り返し、それでもまだ本当の愛を探してるという。

残念ながら僕にはこんな恋愛はホンモノだと思えない。

そもそも自分は恋という心理をさほど美化していない。それは往々にして自分に都合の良い理想を相手に投影しているからだ。相手の本当の実像が見えてない。

2人がその時両思いならば、すぐに肉体関係に至るのが昨今の恋愛事情なのかもしれないが、徐々に熱が落ち着いてきて相手の実態が分かるにつれ、互いに不満が募りそれが別れや離婚やその他悲劇を招く結果になる。

結局は、2人の心が結びつくよりも先に体の関係が出来てしまったのが原因だと思う。
心が裸になる前に体だけ裸になったツケだと思う。

よく童貞をネタにして笑ったり、ヤラハタみたいに自嘲した表現をしたりして、あたかも性体験未経験というのは恥ずかしいという風潮があるかもしれないが、そんなことは全く恥ずかしくも何ともない。

今の世は本当に程度の低い性的情報が錯綜しているから惑わされないで欲しい。
性欲を愛と言う言葉で取り繕わないで欲しい。
それは単なる愛の仮面を被った煩悩である。

愛とは、自分の快感や快楽を放棄し相手が本当に幸せであることを望む。自己都合の私情は挟まない。

未婚の男性にも女性にも、安易に性的関係に至るなと伝えたい。
それは、巷に溢れた猥雑なものよりもっと切実で神聖なことだと思うから。

理想を掲げて進んでいる僕もいつか、お互い心も体も大切にし合える相手と結ばれたいものです。

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