わかること/わからないこと
セラピストはなぜ自分のことをあまり話さないのでしょうか。
セラピーでは共感(同じ体験をして感情を共有し合う)をもとにセラピーをするのではありません。というと少し語弊がありますが、共感のなかには情動的共感と認知的共感というのがあります。わたしたちが人と体験を共有するときによく使うのは情動的共感のほうです。「あー、わかるわかる!」「わたしもあった」など、同じような体験を思い出して、共有します。情動的共感のほうでは、気持ちが重なり合うので、自分だけかなと思っていたのが、自分だけじ