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【高校時代vol.9:叶わなかった全国大会出場、残った不完全燃焼感】

・インターハイ予選(2014.5)

数々の問題があった中で迎えたインターハイ予選。初戦も2回戦も一時は15点ビハインドという状況になったりと厳しい戦いでしたが何とか決勝リーグ進出。首の皮一枚繋がった感じでした。

決勝リーグ初戦は大阪学院高校でしたが全く歯が立たず、30点差で敗北。2戦目の大阪桐蔭戦に全てをかけることになります。

そして迎えた大阪桐蔭戦。序盤から比較的に近大附属のペースで試合は進んでいき、後一歩のところまで追い詰めます。しかし、地力の差が出てしまったのか、最後は大阪桐蔭に軍配が上がり試合終了。インターハイに出場することは出来ませんでした。

その後の最終戦は何とか勝利し、大阪府3位という結果で本大会を終えることになりました。

・近畿大会(2014.6)

インターハイ予選の結果によって獲得した近畿大会出場権。僕たちにとって全国出場の最後のチャンスであるウインターカップ予選に向けてチームは再始動しました。

近畿大会初戦、京都代表東山高校に快勝した我が校は続く2回戦の滋賀代表瀬田工業高校にも勝利。再び、近畿ベスト4まで勝ち上がっていきました。

準決勝の相手は京都洛南高校。間違いなく全国トップレベルの高校でしたし、全国大会に出れずとも自分たちの力試しができる貴重な機会だな。といった一戦でした。

この試合中、高校2度目のぶち切れモードに入ります。

試合開始後、体格もスキルも格上の洛南高校相手に手も足も出ず、みるみる点差を離されていってしまいます。

DFへの戻りが遅くなるなどメンバーの集中力も少し欠けてきたかなとういタイミングでのタイムアウト。ここで揉めちゃいました。

チームメイトに対して、もっと早く戻ろう、できることはやろうと声をかけた際に、「あんな感じのミスの後では戻られへんやろ」といった答えが返ってきました。
#ぼんやりだけど確かそんな感じのことを言ってた

試合中ということもあり、少しばかり熱くなっていた僕は柄にもなくそのメンバーの胸ぐらを掴みにかかり激怒しました。そういったキャラでもなかったのであの光景を見ていた人は少し驚いたかもしれません。
#試合中

ただ、自分が最も嫌いな「別の誰かの責任だ」と取れてしまう発言に対して、僕の逆鱗は非常に敏感です。
2年生の時に激怒した時も同じような理由でした。

その部員とは1年時から切磋琢磨して仲も良かったですし、超がつくほどの負けづ嫌いでした。そういったメンタリティを持ったチームメイトは大好きでしたが、ここでは関係ありません。言うことは言います。

理由は一つ、勝つためです。

そんなこんなで多少は喰らいつくも大差をつけられ試合終了。近畿大会3位という結果で、ウインターカップ予選へ向かっていくことになります。

3年近畿大会

・ウインターカップ予選(2014.9)

正真正銘のラストチャンスであるウインターカップ予選。新人戦時に負傷した3年エース、インターハイ時になんか事故っていた2年生エースも復帰しました。文字通り、総力戦です。

予選序盤はインターハイ予選と異なり、安定感を持って勝ち進んでいき、遂に準決勝。対戦相手は近大附属にとって因縁深い大阪学院高校です。

インターハイ予選時は序盤からかなり攻め込まれましたが、今回は一味違います。一進一退の攻防の中で前半はほぼ互角、2年生時からのリベンジを果たせると言わんばかりに集中力は最大限に高まっていました。

しかし、後半戦。流れを掴まれた近大附属はその後追撃することが出来ず、試合終了。僕たち3年生の最後の挑戦が終わりました。

3年引退

・残った不完全燃焼感

準決勝敗退後、僕は涙を流していました。やはり悔しかったです。ただ、この時の僕の感情は100%やり切ったという感じではありませんでした。

どん底を味わった昨年の経験を踏まえ、根本的に変わらないと本当にこのチームでは上がっていけないと感じていました。その上で、自分がキャプテンになったからには出来ることはやり切ろうと走り続けてきました。

しかし、結局最後の1年を振り返ってみ見ても昨年と状況はほぼ変わっていませんでした。戦績とかそうゆう話じゃないです。チームで起きていた事象や抱えた課題が去年の内容とほぼ同じでそのまま残っていたんです。

僕の同期は超絶負けず嫌いなメンバーが多く、練習中もやり合うところはガンガンやり合っていました。そこに嘘は偽りはなく、単純に勝ちたいという思いが強いメンバーだったのだと思います。

ただ、それだけじゃ足りないことは昨年経験したはずでした。それを踏まえて何で3年生が数々の問題を起こしてしまっていたのか。

これは現役当時も今になってもメンバーに伝えたことがない内容ですが、僕個人としては同じ熱量で目標に向かって走ってくれる仲間が欲しかったです。これは正真正銘、本音です。
#もはや今だから言える感もあまりない

これはバスケで負けず嫌いというのはもちろんのこと、学業や私生活など全てを含めて100%の熱量を目標に向かって捧げられる仲間です。

そんな思いも多少残したまま、僕は自身にとってラストチャンスである国体で全国大会に出場することとなります。

そして、ここで高校生活最大の挫折経験をすることになるのでした。

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