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【高校時代vol.2:劇的逆転勝利、大阪府優勝と再度掴んだ全国大会出場権】

・ウインターカップ大阪予選開幕

インターハイ終了後も休む暇はありません。その後すぐに3年の先輩にとっては最後の大会となる、ウインターカップ大阪予選が始まりました。

この大会はインターハイとは違い、代表枠は1つしかありません。したがって、大阪大会では優勝するしか再度全国大会へ挑戦する方法はありませんでした。

そんなこんなで始まったウインターカップ予選。

近大附属は順調に勝利を重ねていき、それほど危なげもなく決勝戦まで駒を進めることが出来ました。

・決勝にてライバル出現

決勝戦の相手は桜宮高校、中学時代、府選抜で共にプレーし自身も最大のライバルと位置付けていた森田選手が所属している学校でした。

彼も、1年生にしてレギュラーの座を獲得。堂々と桜宮高校を引っ張る選手でした。

インターハイ大阪予選で優勝したのは大阪学院高校でしたが、本大会で桜宮高校は大阪学院高校も下して決勝まで駒を進めてきました。

中学時代の府選抜キャプテンと副キャプテン、互いに一年生、ポジションも同じ、僕たちの対戦を同世代の人たちは結構楽しみにしてくれていたらしく、少し違った意味での注目カードにもなっていました。
#たぶんね

・劇的逆転勝利で全国大会出場決定

予選の決勝戦は場内アナウンスが入るなど、いつもとは一風違った雰囲気での試合でしたので、ほんの少し感じは違いました。そんな中で、試合は一進一退の攻防が続いていきます。

どちらかと言うとスターター5人が固定メンバーとして戦う桜宮高校に対し、近大附属は倍の10人程が交代しながら対抗していく中、じわじわと点差は離され始めました。

気づけば第4ピリオド残り8分にして点差は20点差。会場にいるほとんどの人が、さすがにここからの逆転は厳しいだろうなと思っていたと思います。
#僕も思ってました

高校2 20点差

ここから逆転をするということは、例えばサッカーですと残り10分で3点差を逆転するとかラグビーだと残り10分で20点差を逆転するとかそれくらいのレベルのものです。野球などとは違い、時間制限があるスポーツではこの辺シビアなんですよね。

この後、近大附属の怒涛の反撃が始まります。数本の3ポイントを皮切りにディフェンスにもエンジンがかかり、一気に流れがうちに来ました。

その勢いがあまりにもすごく、会場の人々も「もしかしたらいけるんじゃないか?」と期待をせずにはいられなかったと思います。負けてるチームの追い上げを応援したくなる空気ってなんかありますよね。まさにあれです。

こうなってしまうと追われている側のチームはたまったもんじゃありません。一気に疲れが乗しかかっていたと思いますし、ここで倍の人数を費やしていた効果がで始めます。

あれよあれよと点差を詰め、残り30秒で同点に追いつきました。その後、延長戦へ突入し最後は2点差で我が校が勝利。
大阪府優勝、全国大会出場権を獲得すると共に3年生とまだ一緒にやれる時間を掴み取れた瞬間でもありました。

この時の喜びはとてつもないものがあり、インターハイ予選では出る気がしなかった涙も、滝のように溢れ出てきました。

そして、2012年の12月。再度全国大会へ挑戦することになるのでした。

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