会社員ってつまらない?ー会社員こそ「自分が知らない自分」に出会えます
私は、新卒で会社員になり、その後Web業界にうつったときしばらくフリーランスで働いていました。その後、また企業勤めに戻ってかれこれ20年…。
フリーランスも経験した自分だからこそ言える「会社員って面白いよ」と思うことを紹介します。
会社員のいいところ①「自分が気づいてなかった仕事の面白さ」に気付ける
フリーランスは、ある程度自分で仕事を選ぶことができます。一方、会社員は、自分が望む仕事ばかりをするわけではありませんし、時に希望しない部署への異動もあります。
そうすると、関心あると思っていなかった意外な仕事や人に出会えて、新たな面白さに気付ける。私は会社員の大きなメリットだなと思っています。
私もこの仕事に就いた前職就職時は、BtoCのような華やかなWebサイトがやりたいな、と思っていました。
ですが、前職でかかわるサイトは不動産・金融のような一見「わかりにくい」サイトが多くて。
最初は興味が湧きませんでしたが、色々なWebサイトにかかわっていくうち、「わからないものをわかりやすく説明する」「わかりにくい商材を、商材にマッチしたユーザーに届ける」面白さに気づいてきました。
会社員のいいところ②「会社によって自分の気づかぬ強みもわかる」
自分の気づかぬ面白さに気付ける、ということ以外に会社員で面白いのは、同じ「会社員」でも会社が変わるとまた評価ポイントも変わるということ。
私は前職時代「コンセプト」とか考えるの好きで得意だと思っていましたし、その点で評価もされていたとおもいます。ですが、サイボウズは、そういうこと考えている人がわんさかいるんですよね。
で、サイボウズで最初に評価されたのが前職でよくやってたサイトの情報整理(Excel仕事)とかシステム面を考慮した仕様検討。
あれー。これ苦手だと思ってたのに。
能力は絶対的なものではなくて相対的なものなんだと実感したときでした。
会社員のいいところ③固定報酬をもらえるのってなんだかんだ大事
当たり前なんですが、フリーランスだと「成果物」に対して金額が支払われます。なので、終わらない限りは1銭も入らない。
当時Webサイトのディレクション・デザイン・コーディングまで1人でやっていたのですが、1サイト作るのにだいたい2か月少々。
たしかそれに対して報酬が20万円くらいだった気がします。
報酬自体は決して安くない金額です。しかし、結構時間をかけているのに1か月10万円…!しかも、これが保証されているわけではない。
一方、会社員であれば、給与の増減はあるものの、毎月それなりの固定金額を給与としていただける。会社員に復帰した後、やはり固定金額が毎月もらえる会社員っていいなあと思いましたし、それに見合う働きをせねばと今も思っています。
自立する人にとっては会社よりも起業、というイメージはありますが、会社員だからこそ楽しめることもいっぱいあります。
会社員ライフを楽しみましょう!