「私、もしかしたら八百屋さんじゃないのかも」 ここのやさいの日記 2024年9月4日
私はもしかしたら、八百屋さんじゃないのかもしれない。最近ふとそう思うことがある。
もちろん、自分がおいしいと思うものをたくさんの方に食べて欲しいし、農家さんが心を込めて作ったものを必要な方にお届けできたら嬉しい。
ただ、私は野菜がとにかく大好きでこの仕事を始めたのかというと、それもまたちょっとあやしい。嫌いな野菜とか苦手な食べ物もある。
結局、「野菜中心の食生活を通じて、心も体も日々健やかに生きられるようになってほしい」ということに尽きるのかもしれない。つまり、心身ともに元気でいるための「ライフスタイル」を提供したいのである。
たとえば、「うんちが毎日出ること」。これって大人も子どもも当たり前と思うかもしれないけど、意外と便秘に悩む人って多い。うんちが出るということは、栄養は吸収されつつ、食べたものがきちんと消化されて出ていくということ。うんちが出る、ただそれだけで、ストレスがひとつ存在しなくなる(なくなる、ではないのがポイント)。こういう、「本来起こらなくていい体のちっちゃなストレス」をなくしていくのが野菜中心の食生活であり、日々の生活の積み重ねだと思う。
だけど、生活を変えるというのはとってもたいへん。私もこの日記を7月から書き始めて、健やかなるときも病めるときも、酔っ払ってるときも、眠いときも一応毎日続けた。最初は3行から始めた日記。私は昔からPCに触れることが多くて、文章を書くのはPCの方が得意だから、日記を始めた頃は毎回PCでヤキモキしながら書いていた。
だけど1か月ちょっと続けてみた今は、スマホでも書けるようになっている。会社のnoteではあるけど、仕事だけではなく日々の暮らしの中でも、一日を振り返るために写真を撮るようになったり、心に残ったエピソードや自分の気持ちを覚えておくようになったし、人に分かりやすく伝えることを意識するようになった。最初は書くことがしんどかったけど、今はいつの間にか自然と3行を超えるようになっていた。無理なら翌朝書くというリスクヘッジもできるようになった。
つまり、「日記を毎日書く」というミッションを通じて、私は生活習慣を変えるために気づかないうちにトレーニングをして、力をつけていたのである。めんどくさかったけど文章を書くのは苦じゃなくなった。嫌なことがあっても、日記を書くためのエピソードと捉えられるようになった。総じて大進歩。
食事の内容を変えることも、生活を変えることで大変だけど、続けた先に意外といいことがあるはず。だって、体に栄養を入れる訳でもない日記でも、続けてたらいいことばかりあるから。変えた先でしか感じられない気持ちや、見れない景色はきっとあると思う。「これだけで十分なのに」とはまだまだ思えそうにない。だからこそ、まだ日記を、地元野菜の定期便サービスを、私は明日も諦めず続けていくぞ。