学校の外側の学びは保証してもらえませんか?

我が家の小6の娘と小3の息子は、車で片道40分かけて、ここのね自由な学校に通っています。

息子が4歳になったばかりの頃、自閉症という診断が出て、彼の良いところ、得意なことを伸ばしてやりたい私たち夫婦は、出来ないこと、苦手なことにばかり注目し、そこをなんとかしようとする、周りとの方向性に違和感を感じて、自分たちなりに、学び(教育)を考えるようになり、息子が年中の終わりには、オルタナティブスクールを視野に入れていました。

そして、娘が小4、息子が小学校入学してすぐ、二人とも、地元の学校には行かないという選択をしたことをきっかけに、学び(教育)はもちろん、仕事や人生、生きることなどについて、より深く考えるようになり、移住を決断。

兵庫県のオルタナティブスクールに見学に行った時に、たまたま出会った男性。彼が、佐伯で学校を作ろうとしているのを聞いて、愛媛から佐伯に移住したのが、一昨年の5月。

その翌月、佐伯では作れそうにないからと紹介されたのが、ここのねのスタッフ3人で、そこから私は、彼らとのご縁が続いています。

一方、我が子たちは、ここのねには行かない!と、ホームスクーリングを選択。その間、在籍している小学校に理解のある先生がいた時は、助けてもらったり、連携もしていました。

その後、ひょんなきっかけで、子どもたち自らが、ここのねに通いたいと言って、現在に至ります。

息子は小さい時は特に、集団が苦手で、感覚も過敏、パニックになるなどで、周りから理解を得られず、注意されることが多かったです。

娘は、大人しくて、一見すると優等生タイプですが、強制されることを嫌い、でもそれが伝えられない。思い切って伝えたら、みんなやってるでしょ。と言われ、嫌でも合わせないといけない。

そればかりでは無いのでしょうが、学校はかなりしんどくて、無理していたみたいです。

そんな二人が、ここのねでは、よく笑い、よく話すようになり、
自閉症や不登校というフィルターを外して、同じ人間として接してくれるスタッフのおかげで、安心して自分を表現できるようになりました。

学校を否定するつもりは全くないですが、でもやっぱり、学校が合わない子もいる。そんな子たちは、社会から外れたように思われてしまって、それが親子を苦しめている。そこから抜けて、オルタナティブな学びを考えた時、やはり金銭的な問題で、諦めざるを得ない人もいる。

学びは保障されているはずなのに、まだまだ現実は...

少しでも現状を知って、当事者の声を聞き、宝である子どもたちの学びが、未来が、明るいものになることを願っています。


ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!