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立ち上げ〜全日開校までの物語

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ここのね自由な学校の立ち上げから全日開校までの軌跡をまとめています。
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2020年7月の記事一覧

期待をせず、ただ信じるままに。

七夕の日。 一人の男の子がここのねに入学を決めてくれた。 彼のお母さん、じゅんさんと出会ったのは、去年の6月。「豊後大野にこんな学校あったらいいな。」のイベントに来てくれたのがじゅんさんとの最初の出会いだった。ここのねとしてはじめてのイベントに来てくれたじゅんさんは、愛媛県で「大分県にオルタナティブスクールができる予定」という話を聞き、家族で一大決心をして去年の5月に大分に移住してきたばかりだった。 じゅんさんの子どもたち、小学生の姉弟二人は「学校には行かない」と決めてい

母の手紙と私たちの覚悟。

 あるお母さんからお手紙が来た。昨年の秋からここのねに通ってきてくれている中学一年生の男の子のお母さんだ。先日大分県教育委員会で「ここのね自由な学校」として60分間発表をさせてもらう場を頂いた。それに向けての準備をするなかで、「ここのねに通ってくれている子どもたちや親の想いも届けたい」と思い、お母さんにお願いしたところ、長いお手紙を書いてくれた。  ブログで紹介させてほしいとお願いしたら、ぜひと言っていただけたので、この記事で紹介していきたい。  はじめは、わが子が突然「