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ここのねの日々

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ここのねが「いま」を取り上げ、どんな活動をしているのか、目の前の子ども達の様子、スタッフが感じた想いを記事として書いています。
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#教育

餅の砂落としから始まった、2023年。

決定的瞬間をとらえた……! 餅が宙に舞い、砂の地面にドシャっと落ちた瞬間だ。 みんな文字通り目が点になった。 しかし、次の瞬間。元ライフセービング部キャプテンの保護者Eさん(母)が熱々の、砂にまみれたお餅を両手で掬い上げたのだ! あっという間に熱々のお餅は、2階のキッチンへと運ばれた。階段を駆け上がるEさんが小さな声で「アツ!アツイ!」と呟いていることで、後ろを慌ててついて行っていた私は餅が熱いことに気づいた。 「Eさん、大丈夫ですか!?」 私が声をかけると、「大丈

朝と夕の掃除時間に育まれる力。

ここのねには、朝と夕方、二回の掃除タイムがあります。 朝は、スタッフ3人だけで。夕方は、子どもたちもスタッフも全員で。 ここのねでの掃除は、とっても賑やかです。 朝はスタッフ同士でお喋りしながら、情報交換しながら楽しくしています。すると、ほぼ毎朝、一番に登校する小学三年生の男の子が当たり前のように掃除を手伝ってくれて「ありがとうー!!」の声が響く、幸せな朝です。 夕方の掃除時間は、15時にスタッフがベルをリンリーンと鳴らし、「掃除の時間だよーーー!」とみんなにお知らせ。

ここのね畑、すっきり大作戦。

 この日は、ここのね畑で夏野菜を作るべく、畑にぎっしり生えたお豆さんたちを収穫することに。子どもたちと一緒に去年の秋に蒔いた種がこんなにも大きく育って、たくさんの実りをくれた。 (カエルが太ってる!笑) 採っても採っても無くならないお豆さん(笑) こんなに採れました♡ すっきり。 さあ、豆を出しましょう。 さやの中にぎっしりあるお豆さん。可愛い♡ いっぱい♡♡♡ 今日のお昼ご飯は、豆ごはんにしよう。収穫したばかりのお豆でご飯を炊きます。 (ハンモックでゆらゆ

知識は教えられても、経験は教えられない。

 先日、ここのねに「運動のスペシャリスト」であり理学療法士である井上健太さんが見学に来てくれました!井上さんは、子どもから大人まで幅広い年齢の方に専門的な知識をもとに運動指導をしたり、楽しく一緒に運動をしたりしています。  子どもたちのスポーツクラブも幅広くされていることから、ここのねの活動にも興味を持ってくださり、見学に来てくれました。  井上さんと話している中で、印象的だったのは 「子どものころはあまり勉強していなかったけど、大人になって学びたいことができて一気に夢