「時空ずれ」の原因は何?
「時空ずれ」 について、皆様からいただいた質問をサリハに聞いてみましたよ〜!
S サリハ
R 私
R 時空ずれのワークショップを開催するってお伝えしたら、色々と質問が届きました。私が答えるよりサリハが答えた方がいいと思ったので、ふっちゃいまっす!
S いいよ
R まず、「時空ずれはどういう原因で起きるのでしょう?」
S 前にももらった質問だね。
R この質問、多いんですよ。答えは一緒ですね?
原因は色々あるけど、それほど重要なことではなくて、この質問自体が「時空ずれ」を起こしている状態から生まれている、という。
S ただ好奇心で知りたいというのもあるだろうが、大体は「単なる反応」だね。つまり、原因を知ろうとする反応が起きる。
R 単なる反応なのか。私は、原因がわかれば解決できるとか、今後、時空ずれを起こさないように原因となることを避けられるとか、そういうことで知りたいのかと思いました。
S そういう気持ちから生まれる質問だったろうが、大体は「自動反応」になっているよ。どうして原因を知りたいかを考えることなく、反射的に原因を見つけようとする。
R それが、時空ずれのひとつの状態ですか?
S それほど深刻な状態ではないが、まあ、そうだね。
R それで、時空ずれの原因は?
S 色々だよ。これまで見てきたもの以外に、これから先、私が知らないことがきっかけで時空ずれは起きるかもしれない。だから、我々は時空ずれを「起きる時に起きる」と受け入れている。
起きる前に「いつか起きるかもしれない」と心配しないし、起きた時に「どうしてこうなったのか」とも考えない。
R 起きたら、どうするんです?
S 理想の状態にするだけだよ。
まっすぐに飾っていた壁の絵が斜めになっていて、それが気に食わなかったら、まっすぐにするだろう?
どうして斜めになったのか原因をつきとめることに気を取られないだろうし、いつかまた斜めになることを恐れたり、心配したりもしないだろう。
同じだよ。
R うーん、でも、頻繁に斜めになったら「どうして?」って考えるかもしれないです。なぜ斜めになるのか原因を探して、その根を断ちたくなると思います。
S コピー用紙はどうだい? あなた方は紙に情報を印刷して、まとめるね。その時、全部の紙がきれいにそろってプリンタから出てくることはないね。ほとんどいつも、多くの紙が多少ずれて積み上がっている。でもあなたは「どうして?」って考えていないね。ただ、そろえる。
R だって、そういうものだもの。いいプリンタを買えば別かもしれませんよ? でも、そんなことするより、紙をこう持って、トントンって、揃える方が簡単だから。
S 壁の絵だって、斜めになったのをまっすぐにするのは簡単だと思うけどなぁ。トントン、より手間が少ないんじゃないかな。
R そうなんですけどね。なんかすっきりしないな。
あ、違いがわかった。
「そういうものだ(ずれるものだ)」って受け入れてないんです。壁の絵は、基本、まっすぐなんです。地震とか何かが壁にぶつかるとか、誰かが動かすとかしない限り、最初に設置した通りのまっすぐ!
でもね、コピー用紙は違うんですよ。毎回、紙はぴしっと揃って出てはこないのが普通。当たり前。
S ささいな違いにこだわるね。
R ささい?
S どっちも「ずれることがある」という点において何も変わらないじゃないか。「いつも」か「たまに」という頻度だけの違いだ。
なぜ「いつもずれる」方を許して受け入れるのに「たまにずれる」方は受け入れないんだい?
R それは、おかしい、と感じるからですよ。いつも通りじゃないって、私たち人間には重大なことなんです。「異常」「ノットノーマル」。それって、動物的に避けたい事態。危険を避けたい本能ですよ。
S いいところへ話が向かってきたよ。
「いつも通り」を君たちは望む。
R ええ。
S しかし、大いなる意志はそうではないからね。
同じところにとどまりたがる、いつも通りに執着する君たちの「部分」。
新たなる場にあろうとする君たちの「部分」。
すでにずれている。
R じゃあ、ずれる原因は私たちのつくり?!
S うーん。ずれる原因は最初に言った通り、色々あるんだよ。
R わかっていますって。それだけが原因でずれるわけじゃない。そこをしっかり一致させるようにしたとしても、ずれる時はまた別の原因があって、ずれる。でしょ?
S そうだよ。
R だから、ずれたら一致させる。ずれたら一致させる。ずれたら一致させる。だって、ずれるんだし、一致させたいんだから。
そういう話ですよね?
大切なのは「どうしてそうなったか」ではなく、「一致させたいなら、一致させる」ということ。
S そして、そう聞いて「シンプルだな!」と思う者と、「ずれる度に一致させるのは嫌だ。ずっと一致していたい。なんだか嫌だな」と思う者が出てくる。
R 出てきそうです! 昔の私なら100%、後者!
S だったね。それは、大きく時空ずれしていたからだというのも、今はわかるね。
R 今はね〜。ずれても、気づいて一致させられるし。
だから、みなさんにシェアしたいって思ってるんですよ。
では、サリハ、次の質問に行きますよ?
「時空ずれを修正するのは難しいでしょうか?」
これも、時空ずれが大きい時に出てくる質問ですね。
つづく