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勝つには優秀なメンバーを揃えなければならない?! いや、それが。

 

 ゲームの世界からは、3.6次元体験の現実よりもずっと簡単に学べる。

 なんてことを思っているここ半年。
 最初は軽い趣味の一つくらいだったオンラインゲームを、今や研究するということになっています。^^

 主にチームを作って対戦するものをやっていますが、この対戦するチームメンバー(キャラ)はガチャでひくことになります。
 無償のガチャと有償のガチャがあり、ここでどんなキャラをひけるかが、けっこう大きいのです。

 簡単に書くと、優秀なキャラをいちはやくひいてチームを編成し、育成していくのが勝ち筋というわけですね。

 なので、課金勢はガチャに初期投資します。

 今やっているあるゲームは、最強のヒーラーキャラが登場します。Hと呼ぶことにしましょう。

 このHがあまりに強すぎて、Hなしでは勝てない、とまで言われています。

 私は運良くこのHをひけたので持っているのですが・・・

 Hなしで、快進撃を続けるプレイヤーを発見しました!
 しかも彼は、育ててもそれほど強くならないと言われているSもチームに組み込んでいる。

 なのに、Hありの強いプレイヤーに彼は勝っているのです!

 
 これを見た時、私の心に希望が。(笑)

 なぜなら、私のチームにもSがいるのです。育ててもあまり強くならない(と言われている)Sが。

 他のトップランカーからは、Sを別の優秀キャラに取り替えた方がいいと言われていました。
 が、取り替えるにはお金と時間がかかるので、どうしたものかと思っていたのですよ。

 そんなところに飛び込んできた、「Hなし、Sあり」状態で、優秀メンバーのみだけで編成されたプレイヤーに勝っている人!!!!

 しかも、彼はランキング3位までに常に入っているのです。

 彼の戦いを観戦して気づいたのですが、

 やはり、S は攻撃力も低く、体力もない。(ようするに弱め)

 しかし、陣形の配置された場所が絶妙で敵の攻撃が当たらないところにいるのです。(だからやられにくい)
 そして、攻撃力はなくても得意技を生き続ける限り繰り出している。(この得意技が好きで、私もSをメンバーにしています)

 うまいなあ・・・

 と思い、彼にチャットで話しかけてみました。

 すると、

 弱いからいらない、強いのに変えよう、という考えもいいけど、僕はそのためのお金がない。あっても、お金で解決!サッと入れ替えじゃあ、ゲームがつまらない。
 だから、今のメンバーで絶対に強くなると決めた。

 とおっしゃるじゃないですか!

 さあ、ここから。

 そっか、私もそうしようと決めたのですが、そうすると、色々と気づくのです。

 自分のチームをどう育てればいいか。
 各キャラの性能、能力、成長限度、諸々、今まで見ていたもの以上にキャラの特質が見えてきて、あぁ、こんなにも表面しか見ないでやってたんだな、と驚きました。

 ちょっとマニアックになるのでゲームで気づいたことの詳細は省きますが、この気づきは、そのまま現実にも反映されます。

 例えば、夫と私は、なかなかチームワークを組んでる感じがしなくて、それぞれに個人プレイヤーみたいなチームだったのです。

 さすがに夫をとり替えよう、とは思いませんが(笑)、このうまくチームにならない感覚は、長い間、私の悩みのひとつでした。
 仲が悪いわけではないし、それなりに、チームアップして仕事もやってきたんですけどね。そこそこ行くけど、なんか最強タッグ!というのとは違う感じがあったのです。

 今回の一件で、夫の特質、私の特質、改めて見てみたところ・・・

「私がやるべきなのにやらないでごめんね」みたいな罪悪感が消えたのですよね。そして「あなたはここをもっと伸ばして欲しい。ちゃんとして欲しい」みたいな要求も消えました。
 それぞれの能力が最大限、発揮されるように。
 それぞれの弱点は最大限、カバーできるように。

 あの、HなしSありで快進撃を続けている彼のチーム編成を意識した時に、世の中で言われていることなんて関係ないよね、とようやく心の奥底から思えたのです。(ゲーム世界で常識と言われていることなんて関係なく、あの彼は自分のチームキャラの強いところ弱いところをよく見て、育て続けているしね)

 そんな気持ちになったらば、なぜか、自然に夫婦で未来について語る時間も増えました。
 なんとか時間を作ろうとしていたのが嘘のように、ふとタイミングが合う。彼の方からも「もっと話したい」なんて言葉が聞ける。

 私のスピリチュアルな要素もただ受け入れるだけでなく、取り入れようとすらし始めた。(笑)

 
 人に限らないだろうなぁ、これ。
 部屋にある家具や小物を入れ替えるのか、特質を生かして素敵な空間に組み上げていくのか。
 ふふ。考えるとだいぶ楽しい。


飯干りえ奈ドットコム
 


 

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