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「奪う」エネルギー(奪われそうな側の話編)

Q :元をとってやろう!というエネルギーに触れてしんどいことがあります。1秒でもいいから、長くセッションを受けたいとか。
セミナーでも、終わった後になかなか帰ってくれず1時間も居残って、個人的な相談事を持ちかけて来たりとか。
困っているのはわかるので、できることならサポートしてあげたい気持ちはあるのですが、なんというか、時間も含めたエネルギーを吸い尽くされるような感覚があり、それでヒーリングの仕事に疲れてしまいます。
何か対処方法はありますか?


ワラにもすがる
という言葉があるように

大変な状況にいる方はそこから抜けようと必死で、ワラのような頼りにならないものでも、ついつかんでしまいます。
必死なのです。

つまり、あきらめていない。
これは素晴らしいことだと思います。

そして、すがられたあなたは「ワラ」なのか、というところで、きっとワラではありません。

まず、頼りにならないものであっても掴む状況の方が、頼りになるあなたにすがるのは当然なのですよね。


しかし。

ヒーラーも人間です。

24時間365日、やってくる全員のためにオープンしていては、充電する時間も、よりパワーアップする時間(プライベート含む)もなくなってしまい、やがて枯れ果ててしまうでしょう。

「線引き」をしっかりして下さい。

奪いに来る相手はその自覚がなく、悪気もないことがほとんどです。

どこまで頼っていいかが明確でなければ、欲しいだけヘルプを求めてしまうのは必死の人ほどそうでしょう。
逆に遠慮するタイプの方は、ヒーラーが「ここまでOK」としているラインの遥か遠くで「行きたいな、どうしようかな」と躊躇していて、こちらが準備しているサービスを受け取れないでいることもあります。

ヒーラーとして仕事をしていくならば

ここまでOK
そのエネルギー交換はこれ(料金はこれ)

というのを明確に出してさしあげるのも重要だと私は思うんですよ。


例えば、

セミナー後の質問は受け付けないのでセミナー中に。
休憩時間の質問は受け付けないのでセミナー中に。

ということを事前アナウンスするのも良いと思います。

セミナーが終わっての、受講生さんとのちょっとした交流は楽しいものですよね。
雑談の延長で相談事になってしまうことは私もありますが、そういう時は「個人セッションに申し込んでね」とお伝えしています。

「あ、お金いるんですか」とおっしゃる方もいますが、笑顔で「お任せ下さい。プロですから」とお伝えしています。

あなたのセッションが価値あるものだということを、相手に明示することは、あなただけでなくその方の視点を上げ、豊かにする行為でもあるんです。

もちろん、それでがっかりされる方もいます。
同時に、ご理解下さる方もいます。


がっかりして欲しくない思いから、または嫌われたくないという思いから、無理におつきあいすると、ヒーラーはヒーラーではなく「犠牲者」になってしまいます。この時点で相手の方を「加害者」にしてしまうのですよね。

ただ、ヘルプが欲しかっただけの方を加害者という立場に置いてしまうのです。


だから「それ、必要ならヘルプしますよ。エネルギー交換はこうですよ」とお伝えすることが礼儀かなぁと思うんですよね。

条件が合わなければがっかりなさるでしょうが、その方には、条件の合う方が他にちゃんといるのです。
その方とのご縁を潰さないためにも「うちはこうよ」というのを開示するのですよね。

まれにそれで怒る方もいるのかもしれませんが、その怒りを避けるために我慢すれば、あなたの方が怒りをためちゃうんです。
そしておそらく、ヒーラーであるあなたの方が怒りの念は強い。笑
爆発した時のことを思うと・・・OH,NO.
だから、相手の方に怒ってもらいましょう。
その方が平和です。笑

半分冗談も交えていますが、あなたが怒りをためないとしても、エネルギーダウンしてサービスを提供できなくなると、困る方もおいででしょう。
その方々のためにも、線引きを明確にしていいのですよ。


※「奪う」エネルギー(奪おうとしてるかも?!側の話編)に続く

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