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Q 「友だちに相談するのにお金がいるの?」 と言う人にどう対処したらいいでしょうか?

Q 私はライフコーチをしています。
クライアント様ではない友人・知人からも「話を聞いてほしい」「会いたい」と言われることが増えて来ました。会うと100%悩み相談です。

友だちの悩み相談にはチャージすることなく普通にのっていたのですが、回数が増えて来て、だんだん負担に感じています。
定期的に連絡が来て相談を受けるような感じになってきたので「正式に予約をとってほしい」と伝えたところ「友だちの悩み相談に、まさかお金をとるの? これって、普通の会話の範囲じゃない?」と言われました。
確かに普通の会話の範囲だからと思ったので、これまで相談にのっていましたが、度を越していると感じています。
飯干さんは、こういうことがありますか?
あれば、どうされているのか教えて下さい。
どう線を引いたらいいでしょうか?


A ヒーラーやコーチを仕事にしている方の「あるある」だと思います。

私にも経験がありますし、周りでもわりと聞く話ですね。

「悩みごとの相談は有料である」という感覚がまだまだ浸透していないのだと思います。

けれども、弁護士さんや税理士さんに相談する場合はどうでしょう?
基本的に有料だと多くの方が思っています。
彼らは「専門職」なので、相談する側もそれが無償提供されたとしても「ありがたい」と思うわけです。

一方で、コーチングやヒーリングは「専門職」という認識が薄いのが一般的です。

まぁ、そうですよね。
国家試験を受けて資格を取得しているわけではありません。
民間団体の資格を受けているか、そもそも資格のない状態で仕事をしている方もいらっしゃいます。

これは、資格が大事 という話ではなく

一般的にコーチやヒーラーの相談を「有償のもの」と思っているひとは少ないですよ、という現実の話です。

けれど、クライアントになって下さる方々は、その価値を知っています。
だからこそ、有償のセッションにお申し込み下さるわけです。

ところが、友人・知人の場合は「スペシャリスト」に相談している自覚は、まずありません。
ご自身の友人・知人の中で、もっともいいアドバイスをくれそうな人として、あなたを選んでいるのです。

そこで「有料だ」と言われると、びっくりしてしまったり、場合によっては気分を害するケースもあると思います。

「友だちからお金をもらうべきじゃない」という考え方を持っている方であればなおさらです。

ここは、価値観の違いですね。
私は、友だちならなおさらたくさん払いたいですし、そうできない時は素直に「ごめん、今苦しい」と甘えます。
そして、助けてもらったことは忘れないようにします。


さて、大切なのは友人・知人に

あなたは「問題解決能力を本人に身につけさせるプロ」であることをわかってもらうことです。

そして、大切な友だちがそのセッション料金を払えないほど追い詰められているならば、無償でサポートしてあげてもいいと思うのです。

価値あるものを提供しているというあなたの自覚と同じく、相手の方にも「価値あるものが提供されている」とわかっていただいた上で、話を聞きます。

ただし、あなたが犠牲者になってはいけません。

その方の相談にたくさん時間を取られてストレスになるとか、有償のお客様をお断りしないといけないとか、何らかのマイナスがあるならば、そこはご友人に伝えていいところです。

あなたが我慢して犠牲者になることは、相手の方を加害者にしてしまうことでもあります。

ここから先はしんどい、と伝えられる友がいいですよね。

そこでキレるような相手ならば、本当に友だち関係を続けていくか見つめ直すいい機会でもあります。

相手は「どこまでが」こちらにとって負担になるかならないかを、知らないんですよ。
だから、伝えることが大切だと思います。


以上が私の考えです。

価値あるものを価値ある形で提供するために、あなたが正しいと感じる通りに行動して大丈夫ですよ。


飯干りえ奈公式ライン
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飯干りえ奈ツイッター
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