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昔のわたし、ありがとう。

わたし、復職看護師。

ずーと、長い時間現場から離れていた。今、再び看護師をしている。本日の記事。専門用語が出てきますが、解説なしです。ごめんなさい。でも、忘れないように書いておきたい。備忘録。

今、やれているのは、若い頃にICUでの看護の経験があるからこそだと実感している。

例えば、病棟にも、時々、人工呼吸器管理の患者さんがいるが、抵抗なく、看護できる。

ICUでは、人工呼吸器管理の患者さんが多い。使っていたベンチレーターは、Evitaが多かった。VCV管理がまだまだ行われている中、わたしは、ほぼPCVで看護していた。Evitaは、BIPAPモードが特徴。医師の好みが使っている機種に反映される。現在は、肺保護戦略がスタンダード。Evitaも、もうバージョンアップしている。私は、20年前に今のスタンダードの治療下の患者さんの看護をしていた。これ、今となっては、とても大きい。

今いる病院には、ICUで使うような最高機種のベンチレーターはない。病棟で見ているのは、呼吸器を離脱できない状態だが、病態は安定している人。そんな患者さんのケアも、問題なく行える。

好きな病態は、敗血症。多臓器不全の患者さんの看護は、センシティブでクリティカルでやりがいを感じた。ARDSの患者さん。体位を腹臥位にしたりして、換気血流不均等の是正と、分泌物のドレナージなどなど、医師と相談しながら、患者の状態とモニターを見ながら、負荷になっていないか評価し行なった。一つ一つのケアの観察と評価。あー楽しい。楽しかった。楽しかった事は、もっともっとあった。楽しいなんて不謹慎かな。でも、楽しい。

懐かしすぎる。もう、戻れない場所。寂しい。これ本心。

もう、遠い記憶になってしまいつつある。けれど、役立っている。あのICUの経験がなかったら、今、看護師として、通用していないと思う。復職してもなんとかやっているのは、過去の自分のお陰だ。そして、その経験を与えてくれた、勤務していた大学病院のお陰だ。

病棟で大切な事。それは、一見安定している患者さんの中に紛れている、急変の予兆を見つける事。

患者さんを動物に例えるのは許してもらって。わたしは、ねこ好き。ねこちゃんの中に、おゃ、わんちゃんが紛れてたーみたいに、おゃ、違う。に気づく事。なんのこっちゃって感じだろうけど、この、おゃ、違う。が大事なんだよね。

そんなこんなで、今日も看護師やれています。

昔のわたし、ありがとう。だから、これからも、やっていけるよ。大丈夫。

今日も読んでくれてありがとう



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