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DOVスペルウィッチ入門

 今期のウィッチはU-20ウィッチ(マナリアとかハーフとかいろいろ言われてるけど私は勝手にデッキレスウィッチって呼んでる)や、スペルとU-20とのハイブリッド型が多く、スペルウィッチは少ないなあと感じます。
 なので、自分の好きなスペルウィッチの布教と思考の整理もかねて、約一週間でそこそこ回したスペルウィッチの雑感を記したいと思います。

構築と採用カード

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 私はこのような構築になっています。3×13+1とか3×12+2×2が好きな人は発狂しそうですね。
 こんな時期に確定枠とかいうのも意味が分からないので、一部のカードに触れていこうと思います。

①マジカルリス

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 2マナで打てる石英です。
 生き物であることを嫌う人もいると思いますが、スペルブーストを行うデッキというのは序盤に2マナのスぺブカードをいかに繋げるかというのが大切になってきます。序~中盤はブースト1回分の差が勝敗につながることも多く、より多くのカードをブーストするこのカードは確定枠になってくるだろうと思います。

②記憶の軌跡

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 知恵の光だけど知恵の光じゃないカードです。
 0コストになるカードが多いウィッチにとっては中盤の貢献度が非常に高いです。回復効果もスペルウィッチにとってはありがたく、このカードのおかげでバーン型のデッキともやりあうこともできます。2枚に減らしたりたりもしましたが、中盤に可能な限りたくさん引きたいので3枚に戻しました。
 このカードを採用する場合は序盤から山上をブーストできるリスの価値がさらに上がります。

③グリモアソーサラー

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 なぜか2ブーストするカード。
 即時効果のある天后のようなもので、突進のおまけつき。中盤このカードが強烈にスぺブ速度を速めてくれるので、5~6ルーニィは確実にできると思ってもらっていいです。ハンドに石英やほかのグリモアがいるとスぺブがスぺブを起こす状況になるので、一瞬ですごい勢いでブーストしていきます。

④プリズムブライト・ジオース

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 DOVのウィッチレジェンド。最終的に合計20コスト以上踏み倒す。
 スタン落ちしたクオンの変わりですが、クオンよりもすごいことしています。出てくるフォロワーがアンタッチャブルやATKダウン持ち、破壊耐性守護と種類が多く、相手に多彩な処理要求を行います。しかも全部0コストで。
 そのデッキにとって一つでも処理困難なカードがあると、0コストで出てきていることもありその時点で詰みが発生する可能性のあるカードです。

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 上振れると5Tでこんなことになったります。めちゃくちゃ気持ちいいです。

⑤マナリアクイーン・アン

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 何がピン枠かと言われたらこのカードを推します。
 このデッキ、ジオースを受け切れて回復を持ってるデッキに対してはルーニィループだけで勝つことはできません。ただし、山はほぼ掘り切れるのでビジョン+イクシードブラスト+αで相手が清浄でもライフを削り切ることができます。4点でも効果は十分で、火力の押し付け合いになってもこのカードで削り切ることができた試合もかなり多いです。
 おそらく一枚は採用しないと勝てる試合が減ると思います。

⑥リトルメイガス・アリステラ

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 自由枠です。
 記憶の軌跡を採用してる都合上、序盤に打てる1マナフォロワーはかなり貴重です。これとマイザーやコストの低い石英に軌跡を打って強引にハンドを回す動きをときおりやります。軌跡を減らしたり非採用にするなら抜いていいと思います。

⑦結束の魔術

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 抜いたり三枚にしたりしていましたがこの枚数に落ち着きました。
 今期はフォロワー採用枚数が多いため序盤のバリューが低く、後半はアンにアクセスできるため価値が上がる不思議なカード。

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 2マナ以下のキャントリップ&スぺブカードはこの7種ですが、ルーニィを雑切りできないマッチでは結束を非採用にしてるとデッキを掘る力弱くなることが体感かなり多かったです。特にルーニィループができていないマッチは山を半分程度掘ったところでドローが止まってしまうこともあり、0はよくないと感じました。
 ただし、序盤にアンを持ってきてしまうと邪魔であること、3枚あってもボード干渉しないためハンドを圧迫すること(中盤は軌跡を使うためにこのカードにマナを割けない)、序盤はキャントリップに繋げたいため結束以外のキャントリップの価値が高いことから、2枚に落として1枚をアリステラにしています。
 気持ち悪い採用枚数になっているのはこのためです。


デッキの動かし方

 このデッキの強みはスペルブーストから発生する多彩な攻めです。
 ジオースによる処理困難なフォロワーの押し付けとルーニィループによるバーン、0コストフォロワー群によるボード形成と、とにかく攻めが強いデッキです。負けているところからでも一瞬でボードを作り上げながらライフを削って逆転することができます。
 そのため、マリガンでは

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 これらのカードを積極的に探します。ほかのカードは気分で持ってます。キャントリップの数はかなり多いので、しっかりこの辺のカードを探しに行きましょう。
 また、対面のデッキごとにジオースとルーニィの価値が違ったりもします。


※以下デッキは4/2JCG決勝Tから抜粋

VSエルフ

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 ジオースがとても大切なマッチです。両方ともミストドラゴンと光輝ドラゴンが強烈に刺さります。
 体感セッカエルフのほうがきつく感じます。最速アリアされなければ相手になりませんが、されると5分~微不利くらいになりそうです。軌跡で思ったより粘れるので、アンタッチャブルや光輝などでセッカをカウント20になるまでに吐かせるようにしましょう。
 ロキサス相手は母数が少なくて何とも言えませんが、光輝ドラゴンがとても刺さります。特定のターンに相手を無視してコンボを決めるデッキなので、光輝ドラゴンの処理にリソースを吐かせると打点を失ってくれます。ジオース持ってれば勝てるという印象です。

VSウィッチ

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 ミラーはルーニィが大切なマッチです。バーンとヒールの押し付け合いになるので、ジオース返してルーニィを探しましょう。U-20もヒールで受け切ればイクシードブラスト3枚ない限りデッキアウトかコンシードで勝てるので、有利だと思ってます。フェイタルバーンはジオースのフォロワー並べておけばまず顔に飛びません。U-20ウィッチは7~8ターン目からリーサルをとる動きに入るので、普通にやってればそのターンには意識しなくてもジオースが起動してフェイタルバーンから守ってくれます。それより早いターンで光輝やジオースが出ればその試合は勝ってます。
 そもそも山半分以上消し去ってほとんどグッドスタッフみたいな動きしてるのに、イクシードブラスト3枚打つのは運がいいだけ。

VSドラゴン

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 庭園は微不利、ライドラは不利です。ヒールが1~3刻みなので、7点以上の大ダメージを分割して出し続けられるライドラはかなりしんどいです。庭園はガンダゴウザ×2のラインまでライフを落とされないように顔を守っていきましょう。マーシャルゴーレムのコストを落とされるのが地味にきついです。

VSヴァンパイア
※4/2JCG決勝に進出なし

 進化ヴァンパイアのレンジ以降の相手に対しては基本的に有利です。リーサルがすべて分割なのでヒールして逃げれますし、ヒールの量も中途半端なのでかなりやりやすい相手です。適当にやってれば勝てます。
 背徳はやったことないのでわかりません。

VSビショップ

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 型問わずガン有利ですが、清浄にはルーニィで勝つのでルーニィを探しましょう。ビジョン+イクシードブラストでの勝利を目指します。アン非採用だと打点が足りなくて多分負けます。ジオース本体が刺さる珍しいマッチで、ぜルガネイアを無力化してくれます。
 ユカリのない清浄なんてちょろいです。

VSネメシス

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 ジオース1枚でAFに勝てます。ミストドラゴンを出せば相手はプロテクトを出すしかないので、勝ち筋を奪いながら戦えます。ジオースがないときはルーニィループを早く回して相手のライフを奪いましょう。相手の勝ち筋はすべてパラダイムシフトに依存してるので、エッジかプロテクトを吐かせる動きをすれば相手は勝利することができません。長期戦に持ち込めばイクシードブラストで勝つことができます。

VSロイヤル

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 かなりきつい印象です。OTKは普通に光輝ドラゴン貫通してくるのできついし、そもそも先行ラミエルの裏にジェノおかれると無理です。スペルウィッチ好きな人間でラミエル好きな人間いなさそー。

終わりに

 いかがでしたでしょうか。まだ始まったばかりなので雑感という形になりましたが、少しでも参考になったら幸いです。
 今期のスペルウィッチはスぺブの進みが早くてとても楽しいので、ぜひ1度使ってみてください。
 せっかくなので投げ銭形式にしておきます。役に立ったと思ったらぜひよろしくお願いします。

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