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ルールを噛み砕け!その1.0 発動するモンスター効果

どーも。ここりんです

突然ですが遊戯王のルール、やっぱり難しいですよね?
私も日々勉強になる事だらけです

分からなくて挫折してる方々
それでもやっぱり、分かるようになれるなら分かるようになりたい方々
そういう人の助けになればいいなと思って、ルールを噛みくださいて解説する記事となっています

こちらのルールの把握ミスもあるかもしれませんので、間違いに気づいたら指摘して頂けると幸いです
また、疑問点等の質問も歓迎です
分かる範囲でお答えします


初回は
最も重要で、それでいて最もつまずく人が多い
発動を伴うモンスター効果
について解説していこうと思います

特に
時と場合
のややこしさは有名ですね

がっつり解説していきたいので、
時と場合 タイミングを逃す
に関しては記事を分けさせてもらいました

では噛み砕いていきましょう!

まず、発動を伴うモンスター効果とは

モンスターカードに書かれている効果を大まかに2つに分けると

⑴発動を伴わない効果
⑵発動を伴う効果
に分けることができます

⑴チェーンブロックを作らない効果
⑵チェーンブロックを作る効果
と読み換えても構いません

テキスト整備されてるカードであれば見分け方は簡単、「発動する」「発動できる」の文字が書かれていれば後者です

ただし、これ以降のテキスト説明にも言えますが、古いカードだとテキスト整備されておらず、原則に従わないテキストを持つカードも多くあります
その場合は公式データベースのQ&Aを読むようにしましょう

以下のように各効果の分類まで細かく記載されているので、分類を間違える事は無くなるはずです
自分でよく使うカードの効果分類は把握しておくと良いでしょう

今回問題となるのは後者の方

⑴発動を伴う効果は更に細かく、3つに分類できます
①起動効果
②誘発効果
③誘発即時効果

どのようにテキストを書き分けられているか
いつ発動する(できる)のか
どう処理するのか
順番に見ていきましょう!

①起動効果

テキスト
・使用できるフェイズ等の指定
・「時(場合)に発動する(できる)」の表記
のどちらもない、発動を伴う効果は全てこれにあたります

「メインフェイズ時に」と表記されている
場合もあります


起動効果はスペルスピード1です
通常魔法カードの発動と同様に
自分メインフェイズ中でしか使う事ができず
また、
・何かのアクションが起きた時
・何かのアクションの直後
には使えません
(アクションは解説の為に作った造語です)

何かのアクションが起きた時というのは
・召喚、特殊召喚成功時
・カードをセットした時
・効果が処理される時
などの事
アクションが終わったら、まずは直後に発動するカードがないか、一度確認を挟みます
アクション直後で自分相手が共に優先権を放棄すると、そこで初めて起動効果を使うことができます

アクセスコードトーカーがチェーン不可なのにフリチェ除去に屈する事などは有名ですね

リンク召喚時の効果(アクション)は
たしかにチェーン不可ですが、
除去効果(起動効果)の使用前にはアクションの直後が来てしまい
そこで相手に一度優先権が移ってしまうためです

また、もう一つ注意事項として、
「○○に存在するこのカード」
「○○のこのカード」
「○○からこのカードを」
など、場所の表記がないものは、フィールドにいるときにしか使えない効果です

これは、この後に出てくる誘発効果、誘発即時効果に関しても同じです


②誘発効果

❶使用できるフェイズ、ステップの指定
(メインフェイズ以外)
❷使用できる状況の指定
(攻撃宣言時やダメステ開始時など)
❸「○○時(場合)発動する(できる)」の表記
(「発動した時」は除く)

これらのどれかがあるものが主に誘発効果です
誘発効果は全てスペルスピード1ですが、
❶❷❸それぞれの場合で発動できるタイミングがやや異なるので分けて説明します

なお「状況」とは私の造語です
フェイズ、ステップと状況
の違いはまた別の機会に解説します
分からなければ、(かっこ)で囲んだ部分を見て、そういう分け方なんだなと思って貰えれば大丈夫です


誘発-❶ フェイズ、ステップ指定の誘発効果

こちらは起動効果に極めて近いです

指定のフェイズ、ステップ中ならいつでも使えますが、やはり
・何かのアクションが起きた時
・何かのアクションの直後
には使えません

よく間違ってチェーンして使っている方を見かけるので気をつけましょう
同じフェイズ、ステップを指定する誘発効果が複数あっても、チェーン1で発動を何度か繰り返すのが正しい処理です

また
ターンプレイヤーの優先権が放棄されてない
時にも発動できません
敵ターンにフェイズが移行した際は、相手が最初にカードを発動する権利を持っています
それを放棄するまでは使えません


誘発-❷ 状況指定の誘発効果

以下❷誘発効果と省略して書きます
ここからややこしくなってきます

まず、こちらでは、フェイズの時とは異なり、チェーンは1個しか作れません
ただしその代わりに、発動する状況さえ合っていれば、スペルスピード1の誘発効果に対して、❷誘発をチェーンする事も可能です


場や墓地等、相手に見えている場所に❷誘発を使えるモンスターがいる場合、まずそれらの発動をするかどうかを確認しないとスペルスピード2の効果を使うことはできません
逆に、その確認が終わった後、一度スペルスピード2の効果が使われたら、見えている場所の❷誘発は発動できなくなります

補足として、双方のプレイヤーが
見えている❷誘発効果を持っている場合、
ターンプレイヤーの強制❷誘発効果
非ターンプレイヤーの強制❷誘発効果
ターンプレイヤーの任意❷誘発効果
非ターンプレイヤーの任意❷誘発効果
の順に確認・発動を行います

強制❷誘発効果とは「発動する」
任意❷誘発効果とは「発動できる」
と書かれているカードの事です
強制の方では発動するか否かは選べず、必ず発動します

同じ優先順位のものであればどちらを先にしてもかまいません

誘発-❸ 時、場合の誘発効果

基本的には❷誘発と同様の処理です
タイミングの部分を、
○○というアクションが起きた際
と置き換えるイメージでいると良いかと思います

例えば
召喚成功の時に発動
破壊された時に発動
など

スペルスピード1に対してであればチェーンできる事
相手に見えている誘発の確認を先に行う事
などは同じです

時と場合など、複雑な部分が多い為
詳細は以下の記事に分けて解説しています

誘発-❹ 補足‐例外‐

❶❷❸のどれかじゃなかったの!?と思われますね
申し訳ありません
実は例外事項があります

上記の解説で「相手に見えている」誘発効果
としつこく書いてあることには気づきましたか?
これは、見えていないものだと処理が変わってしまうためです

つまり
手札にて発動することができる❷誘発効果
手札にて発動することができる❸誘発効果
この二つだけは上記に従いません

こちらも細かい話となるので記事を分けて書いています

③誘発即時効果

❶「相手ターンでも発動できる」「自分・相手のメインフェイズに」
❷ 「○○が発動した時に発動する(できる)」
などの表記があれば誘発即時効果

誘発即時はスペルスピード2です
速攻魔法の発動と同様に、発動条件さえ満たせば、どのフェイズ中でも使うことができる効果です

❶❷は少しだけ性質が異なるので説明していきます

❶はいわゆるフリーチェーンの効果
スペルスピード1、またはスペルスピード2の効果にチェーンして使うことができる他
自分に優先権がある時にチェーン1として発動することができます

❷は直接チェーンする効果
○○の条件を満たすカードが発動した時、それに直接チェーンして発動することしかできません
直接チェーンとは、
○○がチェーン1ならチェーン2
○○がチェーン3ならチェーン4
で発動するという事
その間に別のカードのチェーンが挟まると発動できなくなります


最後に

いかがだったでしょうか?
知ってるようで知らない処理も多かったかと思います
今後もこのようなルール裁定解説記事を上げてゆく予定なので、参考になればうれしいです

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