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育休中の情報の分断は思っているより組織にも個人にも影響する

育休にはいると突然会社情報がはいらなくなる

先日、所属している会社のグループ会社の法人向けセミナーを視聴した。

セミナーを知ったきっかけは、会社HPのニュースリリースから。

内容的に休職前とは異なる領域の話だったがとても興味深く、HPの問い合わせ窓口にコンタクトをとり、担当者の了承を得たうえで、事前登録、当日視聴をした。

このセミナー視聴を通じて知ったことが、現在私の会社がどのような方向性で人材育成をしているのか、経営層の話も聞くことができた。

そこでふと。これって育休者は情報を得なくてもいいってこと?

違う。組織もそんな意図さらさらないはず。

けれど、セミナー情報以外にもあらゆる会社情報、それまで社内イントラネットにより日々知ることができた情報が、休職にはいると突然ぷつっと途切れてしまう。

私はたまたま情報を得て視聴できたけれど、後輩社員に聞いたらそこまでして聞きにくいとも言っていた。

情報の分断は孤立感→不安感→自己効力感の低下を産む

育休中、多くのママが感じる孤立感。

物理的に人とコミュニケーションの頻度が激減することに加えて、今まで属していた組織から離れること、得られる情報が激減することが非常に大きいと思う。

あくまでセキュリティの観点から社内システムにははいれなくなっていると思われるけど、その情報の分断が、休職者からすると復職時のキャッチアップへの不安や自己効力感の低下を産む要因になりかねないと思う。

これは伝えたい。

一人目でもろもろの感情を経験した私だから、こうして今休職中の当事者の私だから、伝えられることがある。

となんだか考えだしたら止まらなくなり、取り急ぎ人事に育休者とのかかわりあい方について思うところを少し伝え、今文字でつらつらとまとめている。

「ママさんって大変そう、子どもをもつことをためらう」

先日、同年代の職場の同僚からこんな言葉を聞いた。

悪気があって発した言葉ではない。

けれど、この言葉にとても責任を感じてしまった。

自分の働いている姿が「大変そう」とイメージさせてしまっていないか。

これからの世代が「大変そう」と思ってほしくない。思わせてはいけない。心から心からそう思う。子どもがいてもいなくてもどちらがいいとかの話ではなく、「ワクワクできる未来」を残せるかどうか、それが私のテーマ。

だからこそ、この気づきを育休者との情報の分断を会社に伝えたいと思った。

あくまでこれは私個人の意見。

ここから対話がはじまって、どんなことになるかはわからないけれど、こうした小さな気づきをアクションにつなげること、少しずつ少しずつできることをしていきたい。

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