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【無職期間にパリでフランス語勉強したよっていう話】~行って帰ってくるまで~

【読者の想定】

  • 次の就職先が決まる/決まりそうで1-3か月暇な時間ができた方

  • 長期きちーけど短期でパリ留学したいと思ってる方

  • とりあえずフランス語向上させたい方


フランス語やらなきゃいけなくなった

前々から思ってはいたことですが、国際協力業界で楽しく働いていくためにはやはりフランス語が必要になりました。もう少し正確に言うと私が働いている国連WFPという組織では各ポジションにおいてFit pool という制度があり、私自身実際にまだ使ったことがないのでどのようにワークするのか詳細にお伝えできないものの、このFit pool に入ることができれば若干優先的に次のポジションへの応募ができることになるようです。ほんで、このFit poolに入るためには国連公用語2か国語以上使えなきゃいけないようです。基本は英語+もう一つとなるのですが、私はフランス語をやることにしました。理由としては①西アフリカのイメージもつかない国に行ってみたいというのと②なんとなくポジションが多そうだからです。
仮に国連WFPに居続けることがなくても国際協力には関わっていきたいとするとやはりフランス語は応募できるポジションを増やす一つのスキルとなるでしょう。(そう願っています。)
ちなみに後述しますが、パリ行く前のワイはオンラインで勉強し続けましたが勉強苦手マンA1(めちゃビギナー)からのスタート

国際協力キャリアは空白期間ができやすい

また、別軸の話をさせてください。外務省、JICAやNGO等のPermanent Contractをもっていない限り、国際協力関係のキャリアは他のキャリアと比較しても空白期間ができやすいのかなぁって思います。例えば国連WFPの場合、一つの契約と次の契約の間は必ず1か月以上空けなくてはいけません。1か月間の空白はおそらくどちらかというと短い方で当然のように1-3か月開くこともあります。例えば私の場合、WFPタンザニア事務所在籍中の2023年7月くらいにはオファーをもらっていたものの派遣時期の想定が2024年1月中でした。タンザニアでの契約は9月末までしか延長してもらえなかったのでざっくり最低でも4か月開くことになります。
まぁー何が言いたいかというと仕事上のキャリアという意味では空白の期間ができやすいのです。

空白期間をどう過ごすか

パリ留学に行くまでもう少し時間をください。空白期間をどう過ごすかは本当に人それぞれです。パートナーに会いに行く、子どもがいてそれどころではない、カフェのバリスタ資格取得、日本でアルバイト等が私の友達の過ごし方ですが、3か月くらいまとまった期間とお金が貯まったらぜひ新たな言語獲得も視野に入れてみてください。
先だしさせていただきますと、私はタンザニアにいる間約1年間週一1時間のオンラインでフランス語の授業をとりつつ平日は週2-3日1-2時間程度フランス語の宿題をこなすという日々を過ごしてきました。しかし、当たり前ですがこの1年間の10倍くらいフランス語能力伸びた気がしますし、やっとフランス語が若干楽しくなってきました。また、パリに3か月くらい住んだ結果「あっおれは太陽さんさん、陽気な土地のほうが楽しく生きていけるな」と改めて気づくことができました。(パリも一風堂あるし、サウナあるしいい街でした。)

パリ3か月以内留学の検討事項

さて、いったんにパリに行こうと決めたらなら大きく分けて以下の三つを検討する必要があります。なお、私は友達や同僚に相談しまくった結果パリ以外にもセネガル、ベルギー、フランスの田舎、マダガスカル等の留学先候補がありましたが、結局はオンラインフランス語の先生が実際に通ってたパリにある語学学校に行きたかったのでパリにしました。

検討事項1 お金を貯める(1か月あたりの生活費公開!)

ぶっちゃけまずはこちら、お金!物価高や円安も相まって数年前よりはきちーなという印象です。さっそくざっくり以下が私が必要になった費用になります。

改めてみると結構かかりましたね。細かく言えば3か月のうち初月、2か月目、3か月目で費用は変わってくるのですが今回は2か月目の支出を参考にしています。ざっくり110万円-160万円と考えくれればいいでしょう。
この中で家賃と学費はポーションを大きく、全体の費用に直結するものですで検討事項2で詳しく解説します。

各費用をちょっと解説
イニシャルコストからいくと、

【航空券】
私はタンザニアでの契約を終えて一回日本に帰りフランスに行きました。時間だけはあったので計35時間くらいかかりますがベトナム航空で成田→ホーチミン→シャルルドゴールの便となります。

【ホテル代】
まずはトランジットで降り立ったベトナムでのホテル代。実際日本円にして3,000-4,000円で一泊できます。冬は東京ーホーチミンーパリの温度差に注意っす。

ランニングコストの説明に移ります。

【食費】
食費に関してはかなり節約しております。外食すると昼飯で一回あたり15€、夜ご飯に至っては30-50€かかります。そのため、昼飯はサンドウィッチを作り夜は可能な限り安いスーパーで買った食材でやりくりしていました。友達といっぱい外食したい!お酒いっぱい飲みたいという方は月600-700€くらい想定していてもいいかもしれません。

【交通費】
こちらはNavigoの定期券になります。パリの所定ゾーンならメトロ、電車、トラム、バスと移動し放題です。
以下、参考サイトになります。

https://fumikoat.com/navigo/


【ジム】
私のメンタルケア及び筋肉ケアのために必要不可欠なジムですが、割と高めのいいところに入会してました。器具申し分なし、サウナ付き(水シャワー、外気浴スペースあり)、ジャグジーとプール付きです。


他で行くとBasic Fitが有名ですが、ここは1年間契約が必須等メンバーシップの種類については注意が必要です。(MetroなどでBasic fitのバッグしょってる人結構います。)


検討事項2 語学学校を決めるvs住むところを決める

この順番がその後の出費及びパリ生活を左右するところです。
私の場合は後程説明する語学学校を決めてから住むところを決めました。
しかし、ある程度語学学校の目途はつけつつ、住むところを確保してから改めて語学学校を探すの全然ありかなと思います。なぜなら
パリで手ごろかつアクセスのいい物件を探すのは超絶難しいからです。
とりあえず学費→家賃の順に説明していきましょう。

【学費】
さて、実は全体の10%程度しか占めない学費ですが、私の場合よくばり2コース受講だったのでもう少し説明します。
まず、私が通っていた「ISMAC」という学校です。ISMACのいいところはたくさんありますが、大きなアドバンテージは以下の2つかなと思います。

①日本語対応してくれる日本人スタッフがいる
英語ができれば特段問題どこの学校でもパリだったら入学手続き等でいるのですが、日本人スタッフがいてくれることは大変心強いものです。個人的には日本人感覚で返信が返ってくる、質問に答えてくれる、その他生活環境について相談にも乗ってくれることは大きなアドバンテージだと思います。
②クラス変更を柔軟に対応してくれる
10月入学時私はA1の午後クラスのみをとっていましたがフランス語で授業を受け慣れ始めると時間とお金に少し余裕があったのでA2のクラスも追加で取ることにしました。最初は時間割の関係から別の学校で受けるつもりでしたがA1を午前中にしてA2を午後に取るアレンジをしてもらいました。ちょっと疲れはしましたが一日5時間フランス語の授業を受け続けることでだいぶフラ語の能力もあがったと思います。
③週単位で学費を計算してくれる
上記都合上途中からA2の追加分を支払う必要がありましたが、それも全部週単位でコストを算出して結果、A1全体授業+アトリエの3時間=90€/1週間とA2全体授業の2時間=66.5€/1週間と思ってたより安い学費でクラスを追加することができました。


【家賃】
はい、全体の約15%程を占める家賃です。そしてパリ生活に大きく左右する部分でもあります。私の場合はいろいろなサイトで探しまくった結果、ISMACから紹介してもらったエージェンシー経由で住むとこ見つけました。シェアハウスが前提となります。あとISMAC経由だと最初の登録料が100€引きでした。ここは日割りで家賃を計算してくれるところがいいところですが、入居や退去等を土日や平日の夜遅くにする場合はプラスで70€取られたり細かい費用をとってくる印象です。
おおむね対応は問題なかったのですが退去時に退去の立ち合い人がこず、Depositがちゃんと返ってくるのかがいまの私の要フォロー事項です。(まぁー海外あるあるだよね☆)

そのほかに他の人に教えてもらった使えそうなサイトは以下の通りです。

検討事項3 空き時間の有効活用方法を考えとく

英語留学の場合フィリピンのようにガチガチにスパルタでの留学先があるんですが、パリの場合はあまりそういう学校はない印象です。
ざっくり私がA1クラスのみ受講していたときとA1+A2クラスをとった時のスケジュールを共有します。

A1とA2をとってた時は結構平日疲れてましたがA1オンリーんときはちょっと余暇もてあます感じでした。せっかくなのでパリ観光してもいいと思うのですが無気力学生ワイはあんまり観光に興味がなかったので平日週二回無料で開催されている図書館のフラ語ワークショップにいったりしてました。

https://www.bnf.fr/fr

自分でアレンジするvsエージェンシーに丸投げするか問題

文章の構成が若干わかりづらくなってしまいますが、ここまで私が共有した情報は「自分で学校、宿、その他」をアレンジすることが前提です。一方で世の中にはここらへん全部アレンジしてくれるいわゆる留学エージェントなるものがあります。時間がとにかくないみたいな人は使うことを検討してもいいでしょう。
ご参考までに私は自分でアレンジする前にEF(Education First)にも見積もり依頼をしてました。ざっくりと同期間で150万-170万円(宿代、授業料、飯?)+航空券+海外保険料でしたのでざっくり20-30万くらい高い印象かなぁと思います。
私はお金があんまりなかったのと自由をとにかく愛する性格だったので大学寮に住んで勉強するより自分でアレンジする方を選びましたが途中でエージェント使ってもよかったかもと思うくらいいろいろアレンジめんどくさかったですね。

結局フラ語伸びたん?問題

旨を張って言えるような状態ではないですが、少なくともフラ語学校のA2修了のためのテストは割と難なく合格できるくらいにはなりました。日本に帰ってオンラインでフラ語の授業を受けて思ったのがとりあえず片言めちゃシンプル文法のフラ語はしゃべれる聞ける書けるし読める状態になりだいぶ表現の幅広がったなと思います。今はB1クラスをオンラインで受講しております。タンザニアにいた頃と同じようにオンラインだけでのフラ語学習では私の場合は伸びに限界があったのでとりあえず目指すレベルへのブーストという意味では行った意味はあったのかなと思います。一方で例えばWFPのフラ語ポジションに応募するためには最低C1(国連職員ワイの英語並みかちょい下くらい)まで向上させる必要があるのでまだまだ日々精進ですな。
タイパ・コスパみたいな話もあるかと思いますが、直観系人材はとりあえずパリに行くことが楽しそうだなぁ、パリジャンやってみたいなと思って決断したタイプなのでここらへんはぶっちゃけよくわかりません。

細かいところ書ききれていない部分もあるのでご不明点等ございましたらご質問お願いします!

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