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一人のアイドルが持つ可能性 -キミの想いを私にキカセテ-

最近、とある現場に足を運ぶようになった。
「キミイロ」とかって呼ばれているようなところ。

出会いというものは突然やってくるものだ。

オタクをしている以上、
まだ見ぬアイドルとの出会いの可能性というものは未知数である。

そんな自分自身も、1人のアイドルと出会いがあった。

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「水上さきな(@sakina_szu)」

キミイロプロジェクトの研修生グループ・キミイロユース8期生である。
ユース8期生は2021年3月にデビューしたばかり。まだ半年ほどのグループ。

お披露目したての頃、知り合いのオタクから紹介されたことをきっかけにこのグループの存在を知った。

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この記事では、個人的な彼女についての話をしていこうと思う。
これからの期待を込めたエールと共に。

なお、ここに記すものは彼女の発言や思想が主ではなく、
筆者の一方的な解釈によるものが主である。その点をご留意頂きたい。

#1 興味なき時代

僕は対バンで見かけない限り、なかなか新しいアイドルに興味を持つ・Twitterをフォローということは基本的に無い。
しかし、そのオタクからアグレッシブに紹介されたため、仕方なくフォローした次第。

正直なところ、仕方なくフォローしただけに、当時はあまりグループに対して興味が沸いていなかった。
それでこそ彼女の定期的にツイートは見ていたが、
当時の印象は?と聞かれると「うーん、特に無いな・・・。」と即座に出てきてしまうくらいだ。

ライブに足を運ぶ気が起きず、ただ月日が経っていく。

彼女は普段からリプ返タイム!と言ってリプ返をしていることが多い。
僕への返信に対しては、
決まって「いつ会えるかな?」「ライブ来てね!」といった言葉が最後に入っていた。

#2 対面での出会い

そんな会ったところで面白くないぞ~と思っていた8月某日、
遂に彼女と初接触を遂げる。

横浜1000 CLUBで行われた、とあるグループのリリース記念パーティーだっただろうか。

・無銭
・割と近所
・たまたまスケジュールが空いていた

上記の3つが揃ってしまった。
知ってるグループが何一つない、個人的には完全にアウェー感半端ないイベントだったが、
「折角の機会だ。とりあえず行ってみよう」の気持ちで会場へ。

トップバッターに登場したのは、まさしくその日のお目当て「キミイロユース」であった。

あえて楽曲の予習等をせず、ぶっつけ本番でそのライブを見ていた。
目的は「水上さきな」というアイドルにフォーカスしてライブを見るためだ。

歌割りもどれくらいあるかわからない。主に立つ位置もわからない。
どういったパフォーマンスをしているのかもわからない。

そんな未知の世界に足を踏み入れると、
想像していたものとは違う景色が見えてきた。

#3 落ちサビから聞こえてきた”メッセージ"

このグループで初めて聴いた曲は「Re:」だった。

一部の界隈においては数少ないツーステ曲として知られている。

「あ、この歌声でチケ代回収してもーた。」
※なお無銭

その場で感じた感想である。
どちらかと言うと後から感想がたくさん出てくるタイプだ。
そのため、演技中に思っていることは意外と一言もしくはそれ以下で表すレベルだったりする。

落ちサビへ入ると、彼女の細い身体からは想像できぬほどの力強い歌声が、一気に会場内へ響き渡る。
彼女が出せる精一杯の歌声だ。
「私が”水上さきな”だ。」
それが思わず心に聞こえてくるかのような、気持ちの入った歌い方をしていた。

その時の表情は「可愛い」と言えるものではなかった。
見えてきたのは、自分の歌をとにかく遠くへ届けたい、何かに対してのメッセージを示しているかのような表情であった。

あの時聴いたのはただの楽曲ではなく、彼女が独自に持つ”想い”が込められていた楽曲であった。

#4 日本武道館

9月23日、「キミイロユース現体制ラストライブ 〜ありがトーマス汽車ぽっぽ。納車!!by ゆ〜す!〜」@ 初台DOORSをもって、現体制ラストのライブとなった。

そのライブで、彼女はMCでこんなことを言っていた。

"今日でキミイロユースの現体制が終了してしまいますが、
「これで終わり」ではなく、新しいグループで新たな夢を追いかけていきたいです"(意訳)

キミイロユースとしての「水上さきな」が終了し、
新たなエピソードとして「水上さきな」へ始まる、大きな節目であることを意味する。

ユースとしてデビューして約半年、
辛い時も苦しい時もあったが、今は楽しかったことしか出てこないとも言っていた。

そして今回、彼女は本格的にグループとしてリブートすることになった。
かつては先輩方が歌っていた楽曲から、
今度は自分たちの楽曲としてパフォーマンスをすることとなる。

ユースの期間で得てきた自身の強み、魅せ方、自身の想いをさらに研ぎ覚まし、進化させる時が来た。

一人のアイドルとして、さらに飛躍していく時が来た。

一人の人間として、大きな一歩を踏み出す時が来た。

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彼女は夢のひとつに「武道館に立ちたい」と言っていた。

ひとつの「大きな夢」を持つことは、決して不可能かもしれない大きな夢も、持ってみること・声に出し続けると近くなるものだと、筆者は信じている。

」はいつか「予定」に変わり、そして「現実」となる。

到達までに遠い道のりを歩むかもしれない。時間もかかってしまうかもしれない。
それでも挫けずに、自分の可能性を無限に信じ続けて行ってほしい。

そうしているうちにファンは自然と増えていく。

あの日、横浜で心の中で聞こえてきたメッセージ
それは「私は武道館に立ちたい」という物だったのかもしれない。

「まずはワンマンをやりたい」と彼女は言っていた。

「会場は?」と筆者は問う。

「うーん・・・」と悩む彼女に、

「じゃあ、O-WEST行かない?」と筆者は伝える。

「めっちゃ良い!!絶対立つから来てね!」

彼女はそう言った。
夢を叶えるために、今日も歌を歌う。

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9/25 追記


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新グループ「CaressVanEnd」が発表された。
10月10日にお披露目とのこと。

これからのご活躍を期待しております。

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