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24時間オープン、シャワー付きの図書館

A library is a large building which houses a wide variety of books. You can borrow these books and take them away to read for a limited period of time. The only requirement is that you sign up for a membership card. Late returns are usually accompanied by fines. If costs make book purchases prohibitive, then libraries are a good alternative. Some people also have private libraries at home, which is usually a room or shelves dedicated to their book collections. Libraries play a pivotal role in bringing communities together, and making sure that information reaches the most neglected members of society.

英国留学3分の2の時間を過ごしたイギリスの図書館を紹介します。夜中の12時でも賑わいを見せていた図書館もあり、図書館のデザインや環境により図書館の住人のような学生も多くいました。そんなイギリスの大学図書館に影響され僕自身も図書館に住むようになり、自宅ー図書館ースーパーマーケットを行き来する生活をしていました。図書館生活の様子は当時のインスタに記録しています。

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オックスフォード大学

1つ目に紹介する図書館はオックスフォード大学の1602年に作られたボドリアン図書館です。この図書館の中は荘厳な装飾と静粛な雰囲気で緊張感を漂わせています。ところが、図書館内にある机は古いものが多くガタガタしているものが多いのも事実です。

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教え子がオックスフォードに着たときにも学生しか入れない空間に潜入しました。

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そしてこちらはContinuing Education Library(教育学部の図書館)のテーブルですが、机には穴が空いていて、椅子はギシギシ音がして座り心地は最悪です。

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シェフィールド大学

香川真司が在籍していたマンチェスターユナイテッドから電車で1時間程の場所にあるシェフィールド大学の図書館にはシャワーがついています。Information Commons(通称IC)と呼ばれる図書館にはディスカッションをするためのブースで区切られた空間や教授とのスーパービジョンをするための予約制の個別室もあり、至れり尽くせりの学習環境です。

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さらにシェフィールドには新しくできた工学部向けのThe Diamondという図書館があり研究施設も充実しています。

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こちらはSt. George's Libraryで1階は本屋になっていて、地下にはイベントスペースがあり、著名人が講演をしたりします。僕が在籍中にはThe Practice of English Language Teachingの著者、Jeremy Harmerが来てワークショップを開催してくれました。

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ロンドン大学(UCL)

ロンドン大学連合の1つであるUniversity College Londonは、隣接するSOASやKings College Londonの大学図書館も利用することが可能です。日本の書物を探したいと思えばSOAS(東洋アフリカ研究学院)の図書館に行けば、日本の新聞や源氏物語などの古書も見つけることができます。

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また大学連合が所有する19階建てのSenate House Libraryは大英博物館から徒歩3分のところにあり、ロンドン大学連合のいずれかの大学に属する学生はこの豪華な図書館にも入ることができます。日本人で初めてオックスフォード大学で教育博士を取得した東京外国語大学の岡田教授と2ショットを撮ってもらいました。

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UCLの中でも特に混雑するのが、10年前まではロンドン大学附属病院であった現在医学部の建物Cruciform。上空から見ると十字架の形をしていることからその名前がついたと言われています。

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最後に、こちらは僕が最も多くの時間を過ごしたロンドン大学(UCL)のメインライブラリーです。美術館と間違えてしまうほど内装は豪華な美術品で飾られています。ここはもちろん24時間オープンでUCL最大の図書館です。

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未来のアレクサンドリア図書館

2000年以上前にエジプトで創られたアレクサンドリア図書館は世界中の優秀な学者や知識人が集まり、あらゆる思想や学問の原点となり世界最古と言い伝えられている図書館です。Paperの語源でもあるパピルス紙に書かれた巻物に知識が詰め込まれ、この場所に収集されていました。古代の図書館には特権階級の権力者のみがこの場所に訪れ、知恵を集結させ議論を繰り返していました。

 アレクサンドリア図書館は限られた人々のための崇敬の空間でしたが、僕が描く未来の学校は誰もが学びの主人公になり、好きに没頭できる人間と自然とテクノロジーが融合した空間です。人種や年齢を問わず老若男女が集い学び合い教え合う、視覚映像と本に囲まれ、自然多発型に起こる共創的な学びの空間です。世界全国津々浦々、学校という仕組みに捕らわれず、誰もが自由に学び合う空間が生まれると信じています。

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