ヘビとホルンのおはなし
①
ヘビはカタツムリをみて
おもいました
「こういうカラ いいなあ。
ぼくも じぶんだけの
ちいさないえに
はいってみたいなあ。」
②
あるひ ヘビは
きんいろの ふしぎなものを
みつけました
③
ヘビは そのなかに
するすると はいりました
じぶんの ちいさないえが
できたみたいで
ヘビは うれしくなりました
④
きがつくと ヘビは
やわらかい おんがくに
つつまれていました
カラは ホルンという
がっきだったのです
⑤
「いいおんがくですねぇ」
そういいながら ヘビは
にゅにゅ〜っ と
からだを くねらせました
⑥
それからヘビは
ホルンのなかに もぐりこんで
えんそうするように なりました
「ぼくのいえ いいおとがするんだよ」
ヘビは とくいげです
⑦
ときどき ヘビは
ホルンのまねをして
たのしんでいます
(おしまい。)
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