星野源”Same Thing”のこと

これはティザー映像なので、Apple musicの先行配信でフルを聞いて欲しいいです。

クレジットを見ると詞・曲は星野源、アレンジからミックスまでSuperorganismが担当した共作です。今までセルフプロデュースでやってきた活動から、「誰かと作る」という次のステップに進み始めるようです。

これの原曲と言えるのか微妙ですが、バナナマンのラジオ番組で恒例になっている星野さんから日村さんへのバースデーソングで使用されていたフレーズが、ここでも使われています。(過去に”SUN”や”Family Song”も、そのプロトタイプが日村さんのバースデーで披露されていましたので、ラジオファンは毎回ニヤリとしていたと思います)

星野源の特徴であるナイーブでセンチメンタルなコード進行が抑えられ、Superorganismらしい自由度の高いポジティブなデジタルサウンドで、ビート強めに仕上げられています。僕は大好き。

洋楽志向へ大幅に舵を切ったことで戸惑っているファンも多い気がしますが、星野源がPOP VIRUSの時も繰り返し表明していた「様々な音楽の影響を日本人である自分のフィルターを通して発信する」というスタンスからすればむしろ納得のいく変化ですし、そもそも「変化」ではなく「前進」なんだと思います。

(「洋楽志向」という言葉もそもそも使いたくありません。「洋楽」「邦楽」というラベリングをしているリスナーは、日本のポップミュージックがグローバルで当たり前に聞かれる、beats1で当たり前にオンエアされる、そういう未来を作り始めている星野源の活動への無理解を自覚しなければならないと思います。)

コラボレーション相手の人選も、様々な国籍のメンバーで構成された、ジャンルレスな音楽を作っているグループであるSuperorganismというのは本当にスタンスが一貫していて気持ちが良いくらいです。これ以上にふさわしい相手は他に思い浮かびません。

まだ未発表ですがPUNPEEのfeat.曲や「驚きのゲスト」もあるようなので、楽しみに待ちます。


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