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【Vol.4】クラウドファンディングでドキュメンタリームービー『Voice』が完成するまで

【Vol.3】からの続きです
◆バックナンバーはマガジンにまとめています◆

映像のテーマを”多汗症”に絞ってからは、プロジェクトページの文章を考えるのも、構成も、とてもスムーズにいきました。
当初の手の進まなさが嘘のようです。
今までずっと根底にあったものを吐き出すんだから、当然と言えば当然かもしれませんが。

確かに、『Voice』の完成までは、構想から完成まで1年くらいかもしれません。
だけどよく考えれば、「多汗症の認知を広める映像を作りたい」という想いは高校生の頃に映像制作に興味を持ち出した頃から、ずっと心の奥底に潜めていた感情ではあったんですよね。
そう考えると、このテーマは僕が10年くらいずっと温め続けてきた企画であるわけです。
それが今現実になるわけですから、気合いも入ります。

このドキュメンタリーの方向性はすでに決めていました。
特に絶対にぶれてはいけないのは以下の2点。

・多汗症を知ってもらえるきっかけにする
・当事者かどうかに関わらず、観た方が前向きな気持ちになれること


それから、この疾患に関する情報って、特にネット上だと信憑性に欠ける情報が非常に多いなと思っていて、正しい情報を得にくいのも課題だなと感じていました。
なので、当事者目線で、そういう部分も非常に気をつけて制作を進めました。

4月末のプロジェクトページ公開に向けて、取材対象者もある程度定まってきました。
特に苦労したことは、制作が確定していないのに取材許可を得ないといけないこと。

今回のクラウドファンディングでのプロジェクトは「All or Nothing」で行いました。つまり、目標金額に1円でも足りない場合は、支援者に全額返金となり、このプロジェクトは白紙に戻ってしまいます。

だけど、プロジェクトの信憑性や自分の熱意を伝えるためには、どうしてもある程度明確な企画を立てておく必要がありました。

特に企業に向けて取材許可を取るのは本当に気を遣いました。
「もしプロジェクトが成功すれば、になるのですが・・・。」っていう前置きが非常に申し訳なくて。
けど、このような状況下での取材依頼にも関わらず、皆さん本当に親身に対応していただけました。本当にありがたいことです。

同時に、せっかく取材許可をいただいたのだから、絶対にプロジェクトを成功させたい!という思いも強くなりましたね。

インタビューばかりのドキュメンタリーだとつまらないので、何かイベントの撮影もしたいところ。
実は、7月に大阪でオフ会が開催される情報をすでに入手していたので、
主催者の方(今はアカウント非公開のようなので名前は控えます)に共同開催のお願いを申し込みました。
提案にも快諾していただき、無事にオフ会も撮影できることになりました。
(今DMのやり取りを見返したら、2月にはすでにこの交渉をしていたんですね。早い 笑)

こうして完成した企画がこちら

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ドキュメンタリーですので、全てがこの通り行くとは限りませんし、撮影を進めていく中で新たな取材対象者に出会うこともあります。
この時点では、最終的な映像の落とし所は新薬の話にして、あとはオフ会の撮影を一通り終えてから細かな方向性を決めようと考えていました。

そしてプロジェクトページの公開日を4/25~5/31までにすることも決定。
4/25の公開日も間近となり、企画もほぼまとまりかけていた頃、ある方がTwitterで僕をフォローしてくれました。

【Vol.5】へ続きます

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