19/20 現有スカッドについて MF.FW編
皆様、明けましておめでとうございます。今年もまったり文章書いていきたいと思うので、宜しくお願いします。
さて、我らがスパーズですが新年早々クソみたいな試合をしてくれましたね。スカッドの整理、マストだと思います、はい。
それでは、まずはMFから。
・Harry Winks
ウィンクスは、3列目の選手。個人的には、チームの柱になってもらいたいと思ってます。ウィンクスの良さは、何と言ってもアジリティの高さとテンポよく散らす能力。特に近年はかなり成長して、厳しいプレッシングもはがせるようになってきました。
しかし、そんなウィンクス。現状、絶対的な存在にはなれていません。
彼の課題は、アタッキングサードでのプレーと守備です。ウィンクスは、剥がして運ぶことはできるのですが、アタッキングサードに入るとプレーの選択肢が激減します。その原因は、逆足がおもちゃだからではないでしょうか。ウィンクスは基本右でしか蹴れないので、どうしてもアタッキングサードでの選択肢が狭まります。また、飛び道具があるわけではないので、DF側からすると怖くない選手でしょう。
また、もう1つの課題の守備は、アリバイ守備が多いことです。3列目の選手にしては少し動きすぎで、前やサイドに出て刈り取れるならばいいのですが、刈り取れず結果的に中盤に広大なスペースを与えてしまうことが多々あるのが気になります。本来立つべき場所、埋めなければいけないスペース、出るべきタイミングなどの理解が抜け落ちているように感じます。
ウィンクスがアンカーを務められないのは、この守備が原因です。モウリーニョの魔改造に期待です。
・Erik Lamela
ラメラは、2列目の選手です。間受けがとても上手かつキープが上手な選手です。また、守備にもしっかり走れる選手でもあります。
課題は、持ってからの判断の悪さと稼働率が低いことです。ラメラは、ボールを持つと効果的なスペースを見つけられなくなりがちです。（ボール持ってない時はいいスペース見てるんだけど）これができないと、どうしてもチャンスクリエイトは減ってしまうので、2列目としては少し厳しい部分もあります。ただ、ラメラは比較的スペースメイクのランニングは上手なので、稼働率さえ上がってくれば、まだまだスパーズに必要な選手だと思ってます。
・Victor Wanyama
ワニャマは…。ちょっともう厳しいのかもしれません。元々足元が上手な選手ではなかったのですが、以前は豊富な運動量で中盤のフィルター役になってくれていました。
しかしながら怪我を重ね、フィットネスがなかなか戻ってこないのが現状です。強みがなくなってしまうと流石に厳しいですよね。このままだと、放出濃厚かと。
・Eric Dier
ダイアーは、3列目のキーマンであり、モウリーニョ政権のキーマンになると思っています。ダイアーは、あの強面とは裏腹にとても頭がいい選手です。
3列目の選手として、攻守ともに立つべき場所に立てる選手です。これは、当たり前のようで難しいことです。それこそ、前述したようにウィンクスなんかは、本来立ってなければいけない場所を放棄してサイドや前に出ていくケースが結構あるのです。その点ダイアーは、出るべきタイミングや埋めなければいけないスペースを間違えることがほぼありません。
現状スパーズでアンカーが務められるのは、ダイアーだけでしょう。
ただ、そんなダイアーも手術して以降、フィットネス面が向上してきません。そのため、ボールを持ってからターンスピードやキック精度が向上してきません。それが今のダイアーの課題であり、試合中時折見せるパスミスの原因かと思います。
ダイアーの復活がスパーズのカギを握っていると思います。
・Moussa Sissoko
シソコは3列目の選手ではありません。どちらかというと2.5列〜2列目の選手です。シソコの良さは、豊富な運動量と圧倒的なフィジカルです。馬力のある選手ですし、守備的な強度もあります。
しかし、3列目をやるには理解度が足りないように感じます。サイドのカバーは献身的にこなせますし、非常に良いのですが、中央の相方のカバーやCBのカバーを苦手としているように感じます。（というかカバーすべき場所を理解できていない。
だから18-19シーズンの4312の3の外はハマってましたし、彼が活躍できたのだと思います。あのポジションは実質2.5列目でしたから。
4231ならば、今オーリエがやっている役割をやらせるのは、ありなんじゃないかなと思います。スペースがあったほうが彼の馬力は活きますし。
・Giovani Lo Celso
今シーズン、ベティスからやってきたロチェルソ。彼はラメラと同じく2列目の選手だと思います。彼の最大の持ち味は、足元でのボールの受け方です。ラメラと同じように、間受けが上手ですし、落ちてきてもらってから打開することもできます。
また彼は、自ら運ぶこともできますし、適切なスペースへ展開することもできます。アタッキングサード以降の攻撃に不可欠な存在になるんじゃないかなと思ってます。
タイプとしては、かなりラメラに近く、ラメラよりもボールを持った時のプレーの質がいい選手だなと感じています。今後が楽しみです。
・Ryan Sessegnon
今シーズン、フラムからやってきた将来を嘱望されているセセニョン。彼に関しては、現状イマイチ長所が見えてきません。大外で使われることが多いのですが、遠慮気味なのか、縦への仕掛けもあまりありませんし、クロスも特筆するほど良くはありません。ただ、フリーランや左足のキックには、魅力を感じます。
まだまだ若いですし、ゆっくり見守っていきたいと思ってます。
ボジションの適性は案外、1.5列目のシャドーストライカーだったりして。なーんて、個人的には思ってます。
・Dele Alli
アリの適性ポジションは間違いなく1.5列目のシャドーストライカーです。アリは器用な選手であり、それゆえポチェッティーノ時代から様々なポジションで起用されてきました。しかし、彼はストライカーに近いところでプレーさせるのが一番活きる選手なのです。
彼の売りは、何と言ってもフリーランニング。相手の背後を取ったり、味方にスペースを作ったりと。彼を1.5列目に置くことは、チームを活性化させます。また、アタッキングサードでも得点に絡む仕事ができます。実際モウリーニョ政権になって1.5列目に固定されてからは、大活躍です。
・Christian Eriksen
さて、続いてエリクセンです。今シーズン、契約延長問題と勤続疲労からのパフォーマンス低下で、サポーターから多くの批判を受けているエリクセンですが、ここ最近だいぶパフォーマンスを戻してきたように感じます。
彼の長所は、高いキック精度と認知・判断能力の高さです。3列目をやれば、その都度適切なポジショニングでビルドアップのサポートに入って、ボールを前に届けることが出来ますし、それより前に入れば、ボールを引き出し決定的なプレーに関与します。
個人的には、彼のベストポジションは2.5~2列目だと思いますが、器用が故に3列目もこなせちゃいます。ただ3列目をやるには少し守備の強度が落ちてしまうので、相方が重要になってくるかと思ってます。
・Lucas Moura
ルーカスは2列目中央の選手だと思っています。ルーカスの売りは何と言っても足元で受けてから個人技でゴリゴリ剥がす力です。調子のいい時のルーカスはなかなか止められません。
しかし彼はオフザボールの動きが良くないので、いい形で入らない限りはあまり活躍できないのが現状です。2列目の選手としては、フリーランニングがもう少しうまくなる必要があると思います。現状、味方にスペースを作れない選手なので引いてくる相手には厳しいかなと。
対人守備が上手なのは、いいですね。ボール持つ相手には刺さる選手です。ポジション的には、ロチェルソ・ラメラとかぶるので使い分けが大事かと。
・Tanguy Ndombele
今期新加入選手のエンドンベレ。彼は3~2列目の選手だと思います。彼の魅力は、剥がす能力の高さです。彼のプレーは、デンベレからフィジカルの強度を抜いて、その分アジリティに振ったようなプレーです。彼のポテンシャルの高さは、目を見張るものがあります。
課題としては、守備面と怪我が多いことです。守備は対人守備自体は強いのですが、埋めなければいけないスペースを埋めきれていないことがチラホラ。あと、ネガトラ時にあまり走れていないのも気になります。現状、アンカーとして使う線はなく、2枚で相方にダイアータイプを置く必要があります。
怪我に関しては、彼の体質的なことを知らないので、あまり書けませんが、あれだけ体に無茶言わせてたら、そりゃあ怪我するよと思っちゃいます笑
・Oliver Skipp
さあ、MFラストは期待の若手、スキップです。スキップは3列目の選手で、とても将来が楽しみな選手です。
現状サンプルが少ないので、多くは書けませんが、3列目に必要なスキルと理解度は持ち合わせているように感じます。ただ、サイズが小さいので、強度の高い試合でどれだけ出来るかは未知数です。
今後がとても楽しみな選手ですね。
さて続いてFWについてです。
・Son Heung-Min
はい。チェルシー戦でアホなことした7番です。彼は中央もサイドもできるとても優秀な選手です。
彼の強みは、両足蹴れることと爆発的な加速力です。さらにフリーランニングも上手なので中央でもサイドでもプレーができる貴重な選手です。とても貴重な選手だからこそ、アホなことして出場停止くらわないでください。
・Harry Kane
我らがエース、ハリーケインです。彼については特に書く必要もないと思うので、省略します（）
・Troy Parrott
さあ、ラストです。17歳のパロット。彼に関しては、サンプルが少ないので、あまり書けませんが、これからがとても楽しみなストライカーです。ずっとスパーズにいてほしい逸材です。
彼は、とても理解度の高い選手で、フリーランニングや降りてくるタイミングなどその片鱗をプレシーズン時に見せてくれました。
今後に期待です。
以上、スカッドの現状を書いてみました。長々とすみません。
御拝読、ありがとうございました。