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<TOEIC900点越え迄の道のり(14)児童書の紹介(再読中):Charmed Life (The Chrestomanci Series, Book 1) (English Edition)(Diana Wynne Jones)>

<概要>

今回は、「ハウルの動く城」を書いた著書の他の児童書の紹介です。
子供の頃に読んだのですが、残念ながらあまり記憶に残っておらず、再度読み始めているところです。気になった表現をご紹介します。

1.Charmed Life (The Chrestomanci Series, Book 1) (English Edition)(Diana Wynne Jones)

魔法の使える長女Gwendolenと魔法能力ゼロの弟Catが主な登場人物です。
Chapter1では、大魔法使いChrestomanciはまだ名前のみの登場です。
Gwendolenの性格がなかなか嫌らしく描かれています。自分が「出来る子」「優秀な子」と分かっているので、まとわりついてくる弟にウンザリしている様子や、周りを1段下に見ている様子がよく表現されています。

"Just leave me alone,Cat," she would say. "Or else."(本より引用)

(意訳:ほっといてくれない?キャット。じゃないと・・。)

近所の魔女たちが、彼女に対して簡単な魔法の呪文をプレゼントしてくれるのですが、その時の彼女の態度が下記の様な感じです。

Gwendolen was very scornful of these spells. "Do they think I'm a baby or something ? I'm miles beyond this stuff!"(本より引用)

(意訳:私のこと、赤ん坊か何かだと思ってるでしょ? 私は、こんなものじゃ満足しないのよ!)

"miles beyond"という表現が面白いな、と思いました。「何マイルも離れている=こんなレベルじゃない、もっと上のレベルにいる」という感じがよく伝わります。

また、scornfulという単語も知らなかったので、調べてみました。名詞形はscornで、scornの意味は下記の通りでした。(ロングマン現代英英辞典より)

the feeling that someone or something is stupid or does not deserve respect

Gwendolenの口からも「stupid」という表現が出ているので、いかに周りを馬鹿にしているか、という感じですね。

2.魔女と暮らせば―大魔法使いクレストマンシー

こちらは、2001年に新訳で出版されており、1984年に出版された「魔女集会通り26番地」というのがもともとの翻訳版の様です。

随分前に翻訳されていたのですね。残念ながら、アマゾンでは中古品しか表示されませんでした。
新訳版のアマゾンのレビューを見ると賛否があるようですが、言語というのは時代によって変わるので読みやすい様に再度翻訳されるのは良いことではないでしょうか。

<終わりに>

読み進める中で気になった表現があったら改めてご紹介しますね。
読み終わった時には、レビューを別のNoteに書きたいと思います。


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