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たった3行で なみだがにじむ詩


どんなよろこびのふかいうみにも
ひとつぶのなみだが
とけていないということはない

クレーの絵本  
谷川俊太郎 

たった3行でなみだがにじむ詩
谷川俊太郎さんの詩

こころの奥の ふかーいところに ひびく詩
感情の奥底の ふかーいところに とどく詩

ひとつぶのなみだのおもいでを

ひとつぶのなみだのかなしみを

ひとつぶのなみだのうつくしさを

ひとつぶのなみだの悔しさを

ひとつぶのなみだのうれしさを

ひとつぶのなみだの怒りを          

それらすべてをかんじられる
というか、
それら以外の、ことばにできない全てがこの3行で感じられる不思議


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