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tanka #4

あふれてはこぼれおちてく言の葉をすくいとっても救いきれずに




言葉だけ溢れてもむなしいばかりです 幸せになれないのなら(きみと)




太陽のいない時間に起きちゃうし、きみがいうほどきれいじゃないよ




食べる・寝る・書く・読む・話す・歩く ぜんぶつかれて、なんだっけ、休むって




きみの黒いところをなぞる いつまでもぼくのために傷ついていて





つかまえて離さないでいてあのときの気まぐれを運命だと証明して





大きめのジャケットの裾ふくらんで 鏡にうつる「女」のわたし




まっ暗な水音、ストロー刺した空き缶、わたし正しくなりたい




缶ビールちょっと良いグラスにうつしかえる そんくらいの #ていねいな暮らし




死にたいはずなのにわたし、ごはん食べるしアルコール消毒とかする





湯冷めして夢からさめて 今夜もきみのぶん空けてひらけるてのひら




心から震えたあの瞬間を淡くせぬよう言葉をさがして



きみの眼の中にきれいでいたいだけ(ほんとはただ溺れているだけ)



「俯く」という字を覚えたのはたしか ケータイ小説 魔法のiらんど


育ててるさかながぱしゃりとはねるから今日はそろそろ寝ないといけん

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