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Don't Breathe/入ってはいけないサイコ爺の家。

▷『Don’t Breathe』 Netflix

▷73点/強盗達より、爺さんの歪んだ感情が怖すぎる。

▷あらすじ

『劣悪な環境に育てられたロッキー。彼女の母と父の言葉に屈辱を受けていた。しかし、彼女にはもう一人の妹がおり、この子がいたから自分は心を保てていた。そして、長年の夢であった、この街に出れるためのお金が整いつつあった。そう、彼女は強盗をして生計を立てていた。そして、街を出るための最後の任務、退役軍人の盲目の家に強盗に入る。メンバーは、ロッキー、恋人マニー、友人であり警備会社の父の息子のアレックス。      当初は、簡単だと思っていたが、彼らがあんな風になるとはこの時は誰も分からなかった。』

▷徹底感想

予告編とポスターでしか、目にしませんでしたが、『Don't Breathe』をやっと観ました。『Don't Breathe 2』はAmazon Primeで配信しているので、早く観なければなと感じました。

また、映画としても88分としても短く、サクッと観えるので、余り苦ではなかったです。これを、二時間にすると多分お爺と強盗団の鼬ごっこが続くと思うので、短くまとめて正解だと考えます。

では今回、自分が怖いと感じた点を2つ紹介いたします。

①計画をちゃんと建てろ強盗団達。そうすれば、強盗は上手くいったはずだ

今回、ホラー要素がとても多いのですが、自分は強盗団側にもしっかりとした怖さがあります。それは、この3人は強盗団としては、少し頭と体力がしっかりしていないことが明らかになります。

強盗というのは、力が強いだけや頭が良いだけを集めても、必ずぼろが出ます。頭が良い奴、力が強い奴、リーダー気質、事前に計画を綿密に建てる奴、スパイ、運転する奴1,2人。これくらいは必要です。強盗するには。

この完璧な布陣だった強盗団が、ペーパーハウスだと自分は考えます。

しかし、今回の強盗団はたったの三人。銃を持って粋がるマニー。強盗団から足を洗いたいアレックス。お金は欲しいが、危険になったら何も出来ないロッキー。布陣としても最悪なメンバーが強盗に挑みます。

そして、盲目の老人の場所に強盗に入り、金を奪う。正直こんな言葉は使いたくないのですが、卑劣極まりない奴らです。ここまで来ると、笑っちゃいますけどね。

何か彼等にいい方法が無かったのかと考えてしまいますが、多分情報を得ることが出来ずに、自分達が何とかしなきゃいけないという精神が強く出すぎて、強盗という道を選んで、何回もしても警察にバレないから、『俺たち、もしかしたら強盗として、センスあるんではないか?』という勘違いをしてしまった結果がこのような結末を迎えると考えます。

本当に、可哀そうな奴等です。

②このお爺も中々狂ってやがる。

そして、被害者側のお爺も結構やばい描写が多々あります。

例えば、強盗団が家に入って、お爺に対して銃口を突きつけますが、お爺は、その拳銃を奪い取って、強盗団の一人を射殺します。

この行為は、正当防衛に入るか分かりませんが、この判断は正しいです。目も見えないのに、勝手に人が入ってきて、何か怒号を叫んでいる。怖い以外の何物ではないです。この判断は正しいのですが、その後が結構狂ってます。

その撃った人をそのまま放置するのではなく、死体を引きずり出して、きちんと処理するのは少々精巧すぎて、怖かったです。あの手つきから見ると、何回もあのようなことが起きていたのではないかと感じられます。

そして、最後に恐れる所は、この爺さん女の子、一人を監禁していたことが明らかになります。

何故監禁したかというと、最愛の娘が交通事故で亡くなってしまい、その交通事故を引き起こした加害者を監禁させていました。

まだ、ここまでは分かります、理解しにくいですが。そこから、衝撃的なことが明らかになります。それは何と加害者をレイプして、もう一度自分の娘と会うと発言しました。

つまり、監禁された人には、爺さんの精子が着床しており、お腹の中に赤ん坊がいる状態でした。だから、警察が呼べなかったんですよ。

つまり、これは蟻地獄のような家でした。そこに入ってしまった。馬鹿な強盗達。これはカオスです。

しかし、爺さんは誤って、監禁していた女の子を撃ち殺してしまい、再び怒り狂います。そして、最後にはロッキーを監禁し、自分の冷凍保存された精子を膣の中に入れられま、、、、、

続きは映像をご覧下さい。

ホラー映画ではなく、人間の攻防戦と汚い所が出て、とても楽しめる作品でした。『Don't Breathe 2』も早く観なければ。


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