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恵比寿とよかつ 食べたいまくら

ウチの愛猫まくら嬢(2022年12月死去、享年22歳11ヶ月)の実家。
ご存知の方はご存知、恵比寿のとよかつです。
東京を離れて10年以上も経つのに、時々、無性にここのウチのまくらが食べたくなる。

あっ!まくらってなに?って聞きますか。
赤ん坊の握りこぶしほどもあるつくねを串に刺し、
その上からニラでぐるぐると巻いた巻やつを、
炭火でたっぷり時間をかけて焼いた美味しい一件ですね。
熱を帯びた80年モノ?のタレが煙となって広がる。
あぁあの匂いだよ。
焼き物は“塩”一辺倒のボクだけど、まくらだけはタレにかぎるな。

ニラが黒く焦げたところで、皿の上に。
ツイーっと目の前にくる。
すかさず熱々のヤツを頬張る。
これが旨い、熱い。

ビールもいいけどホッピーかな。
それとも、とよかつといえばの原茂ワインでいくか。

80年モノって書いたけど、以前、先代のお母さんに聞いたらこう言われちゃった。
「何いってんの、継ぎ足してる間にそんな昔のなんかとっくになくなっちゃってるわよ」
とあっさり、きっぱり。(お話を聞いた当時はまだ55年モノだったけどね)

浜松町秋田屋の「たたき」もいいけど、ボクはやっぱり「まくら派」かな。

ところで、とぼけた名前でしょ。えっどうしてまくらなのってなるよね。
それもお聞きしてみたけど、フフッっていいながらはぐらかされちゃった。
そんなこと聞くんじゃないわよだって。

とよかつという店名の由来は、先代ご夫婦のお名前のミクスチュアなんだって。
あぁそうかお母さんの名前は勝子さんだものね。

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