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"医療×絵本ラボ"が伝えたい!子ども達に絵本を届ける3つの理由

本記事をご覧いただきまして,誠にありがとうございます.「医療×絵本ラボ」の共同代表を務めております,絶賛,「子ども達に育てられ中」の小野浩二郎(おの こうじろう)と申します.

本日は,僕と共同代表のYoshikiが発足させた"医療×絵本ラボ"が「なぜ医療絵本を創り,そして子ども達に届けたいのか? 」というテーマについて,お話をさせて下さい.

*医療×絵本ラボの活動の詳細はこちらの記事をご覧ください.

⒈ 医療をもっと身近なモノに

人間が生活をする中で最も身近なモノといえば「食」が思い浮かぶかと思います.インターネットを検索してみれば,美味しいご飯のお店についてたくさんの情報で溢れていることでしょう.ラーメンが好きな人であれば,自身で情報を分別し,好みのお店を見つけることができるのではないでしょうか.

では,これを「健康」や「医療」に置き換えたらいかがでしょうか.みなさんは「健康」や「医療」に関する情報を自ら分別し,適切に利用することはできますか.

実は多くの人が「医療」や「健康」について,その多くを知らないどころか,関心さえ少ないことに気づかされるのではないでしょうか.

僕たちは,人間が生活をする上で身近なモノのひとつに「健康」や「医療」があると考えています.振り返れば,幼少期の頃から数えきれない回数の予防接種をし,定期的な検診含め,病院ないしは近所のクリニックへの受診を経験しています.このように私たちの健康は医療とは切り離すことができない一方で,医療や病院と聞くと「病気」というネガティブなフレーズとともに,「痛い」,「辛い」というマイナスなイメージが付きまといます.そう,多くの人々が「医療」や「健康」が身近なモノであるにも関わらず,その多くを知りません.

僕たちは,生活の中での「食」のように,「医療」や「健康」が多くの人々にとって身近なモノになってほしいと願っています.なぜなら,「健康」へ興味を持つことは,自身の健康を維持させることに繋がります.そして,多くの人々の「医療」への関心の声は,医療者を支え,医学研究の発展を施し,「医療」をさらに良い方向へと促します

僕たち医療者が,医療絵本を創り発信することで,多くの方にとって「医療って身近なモノなんだ」と実感して頂くキッカケになることを願っています.

2. 医療体験に価値を

まず前提としてお伝えしたいのは、僕たちは病の経験に価値があると伝えたいのではありません.病によって,そして医療が提供される場おいて,辛い闘病や悲しいお別れがあることは事実として理解しています.

一方で,僕たちが伝えたいことは,医療体験を苦痛なネガティブな体験で終わらせたくないということです.

特に,子ども達にとっての医療では,知識がない故に,大人が感じる以上に,強い不安や恐怖を抱くことでしょう.だからこそ,その感情に寄り添い共有し,一緒に取り組むことで,子ども達の病気や医療の経験を,"成功体験""頑張った思い出"にしてほしいのです.

では,如何にして医療体験に価値を与えるのかという具体的なお話をすると,その手段が"絵本を利用したプレパレーション"です.

プレパレーションとは,治療,検査,手術などの医療体験についての説明をすることで,それらを受け入れるための心の準備をすることですが,その本質は,①子ども達に正確な情報を伝えること,②子ども達が感情を表現できる環境を作ること,③感情を共有し"子ども-親-医療者"の3者間の信頼関係を構築すること,の3つが重要です.

僕たちは医療絵本の出版を通して,医療に関するプレパレーションが”日常”になることを目指しています.日常とは,多くの医療機関でプレパレーションが取り入れられるだけでなく,ご家庭においても関心が向上することだと考えています.

プレパレーションが日常になったとき,それは医療体験が1つの価値になることに繋がると考えています.医療や病院は"恐いモノ"ではなく,"キミの味方"であるという”愛情”を,プレパレーションを通して,子ども達とそのご両親に伝わってほしいと願っています.

3. 小児医療に発展を

日本は国民皆保険制度により,誰でも平等に「医療」を受けることができますが,誰でも「質の高い医療」を受けられるかというと,実はそうではありません.

特に小児医療の領域を覗いてみると,多くの小児専門医療機関が採算が取れず経営に苦慮している事実がありますし,医療機器メーカーでは,採算性の低い小児医療分野は投資対象とならず,医療開発がなされていない背景があります.

小児医療はなぜ採算が取れないのでしょうか.コストがかかる理由の一つに,医療を提供する(小児科)医師の不足,看護師や検査,リハビリを行うコメディカルの不足があげられます.大人の医療と比較して,人出は約3倍,人件費にかかるコストも単純に3倍かかる計算です.医療を怖がる子ども達に,”安心や安全が担保された医療”を届けるとなると,シンプルに人手が必要なわけです.子ども達の安心安全な医療のために行われる前述したプレパレーションが,その必要性が認められているにも関わらず,採算性の低い小児医療の分野で普及しないことが頷けます.

採算性が低いという理由によって,医療環境の整備がなされていない小児医療に一石を投じたい.これが僕たちの活動の本質です.

僕たちは,医療絵本を出版した後,得られた利益はすべて小児医療に再投資(次回作の制作資金ないしは寄付)します.これにより,小児医療の領域に,みなさまからの直接的なキャッシュの流入を実現し,こども達のための医療機器開発,医学研究のさらなる発展,医療環境整備の実現を目指し,子ども達が質の高い医療をどこでも受けられるようなキッカケを与えたいというのが僕たちの想いです.


おわりに

最後まで読んで下さり本当にありがとうございます.

子ども達の医療を少しでも良い環境に変えるためには,みなさまのご支援,ご声援が不可欠です.

子ども達の未来が明るいものでありますように.
みなさんの力を貸してください.



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こども病院の放射線技師/博士課程院生/医療えほんラボ共同代表 未来を担う子ども達のために”医療×絵本”の制作を目指すも、家でも職場でも、子どもに絶賛”育てられ中”の2児の父。妻に「パパが1番手がかかる」と言われながら、医療者、大学院生、絵本制作の3足のワラジを履き替え日々精進中