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メンタルでの休職の辛さを和らげる方法

うつ病などのメンタルの病気で休職し、辛い思いをしている方。
「働けていない自分はだめだ」
「もう出世街道から外れてしまった」
「給料を稼げない自分に価値はない」
「他の人は働けているのになぜ自分だけこんなことになるのか」
休職してこういった思いを抱える方はたくさんいらっしゃいます。どうすれば、こういった思いから脱出することができるのか、いくつか書いていきたいと思います。


①まずはゆっくりと休む

まずはゆっくりと休みましょう。
とはいっても、最初の難関がゆっくり休むことであったりもします。
「ゆっくり休むんじゃなくて、早く戻って仕事をしたいんだ!」
わかる。わかります。
ただこれだけはお伝えしたい。
「まずは休もう」
もう自分も含めて何人も休職している方をみてきたのですが、最初に無理しても、絶対早く復帰することはできません。ほんとです。
だから、「休もう」というか「休め、そのほうが絶対復帰は早い」とお伝えしたいのです。
それでも、「いや私はがんばるんだ」という方もいます。
そういう場合は、がんばってもいいです。やがて体が自分のことを動けなくしてくれます。そのときは、体の言うことをきいてあげてください。
起き上がれなくなる、腰が痛くて立ち上がれなくなる、頭が痛くて動けなくなる、下痢で外に出れなくなる、いろんなパターンがあるので、そうなたっときには、体の声を聞いてあげてくださいね。
ちなみに私はがんばって、最後は下痢になりました。

②わたしは病気なんだと受け入れる、でも自分を否定しない

これもまた難しいひとには難しいのです。「私は病気なんかじゃない」と思いたい気持ち。
メンタルの病気=弱い人がなるのもとか、メンタルの病気=自分はなるわけない、とか思っていませんか。そして、こんな自分はだめなんだという否定がつくとさらによくないです。
ちなみに、なにか他の病気や怪我でもそれは当てはまるでしょうか。
骨折=骨が弱い人がなるものとか、がん=細胞が弱い人がなるもの、とか。そうは思わないですよね、多くの方は。
なぜか、メンタルの病気は、こころが弱いとかだめな人とか、そういうものとつながりやすいんです。
これは、言ってしまえば偏見に近いのですが、そういう考えを持っていても、持っていなくても、それは別にどちらでもOKです。
だけど、自分がメンタルの病気になったときには、
メンタルの病気=弱い人がなるのもとか、メンタルの病気=自分はなるわけない、とかは、即座に捨てたほうがいいです。手のひら返しでもいいから「誰でもなる可能性があるもの」と思ってみてください。
そして「自分はだめ」は即座に考えから捨てることです。そう考えた瞬間に「ストップ」とこころの中でつぶやいてください。

③治そうとする。ただし、元の自分に戻ろうとしない。

治そうとしましょう。
ときに諦める人がいます。諦めないことです。
ですが、ここで意識したいことは、「元の自分を治療の目標にしないこと」。
理由は簡単です。
元の自分に戻ると、また病気になる可能性が高いから、です。
無茶な運動して骨折した人が、骨がひっついて治りました。また無茶な運動したらどうなるか。明確です。また骨折します。
それと同じことです。
メンタルの病気の場合、「前の元気だった自分に戻りたい」という思いgあ強くなりがちですが、それはやめておきましょう。少し違う自分になる、少し変化した自分になる、とのあたりが治療の目標としてはちょうどよいと思います。

④右肩あがりにはよくならないことを知っておく

病気の回復は、一本調子の右肩あがりではありません。
よくなったと思えば、また少しよくなる速度が遅くなったり不調になったりして、またよくなって、の繰り返しです。
あがって、少しさがって、あがって、少し下がって・・・二日進んで一歩下がるみたいな感じです。で、トータルしてみると、右肩上がりなんです。
わたしたちは、どうしても右肩上がりの直線をイメージしてしまいがち。でもそうではありません。いい日もあれば、そんなによくない日もあるのです。そのことを知っておくと、一日一日に一喜一憂しなくてよくなります。

⑤よくなったかわからんときは、他の人に聞く

「自分のことは自分がよくわかっとる」というのは、一昔前の昭和のおっさんのセリフです。「自分のことは自分ではよくわからない」というのが真実です。
「自分の病気はよくなっているんだろうか、まったく良くなっている気がしない」というときは、自分をよくみてくれている他人に聞いてみてください。家族でも、病院の医師や看護師でもいいです。
客観的な意見をもらいましょう。それで「あまりよくなってない」と言われたら、そのときに「おお、やっぱそうか」と思ってください。しっかり治療していれば、そう言われることはそれほど多くはないはずです。

⑥治療の仲間を作ろう

ひとりでメンタルの病気を治すのは簡単ではありません。なので、仲間を作りましょう。といっても、メンタルの病気になってから知り合いを作るとか友人をつくるのは無理です。
誰でもいい。
病院の先生、スタッフでもいいし、家族でもいいし、同じメンタルの病気の方のつながりを作ることでもいい。こうした記事をみていることも、ひとつの仲間意識になると思います。ひとりではない、と思えることがとても大事です。

今日は、うつ病などのメンタルの病気で休職し、辛い思いをしている方に向けた記事を書いてみました。
最後にお伝えしたいことは、「自分を責めずにゆっくり治そう」です。
お読みいただきありがとうございました。

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