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UXライティングでユーザーに寄り添った文章を書く

はじめに

書籍「ビジネスマンのための新教養 UXライティング」を読んだので、そこで学んだことを書きます。

UX ライティングとは

書籍には「ユーザー体験(UX)に合わせた言葉の使い方や文章表現」とありました。

私の解釈としては、あるサービスを利用する一連のユーザー体験の中で、ユーザーがどう感じるかを考慮した上で、ユーザーとつながり、行動を促すような文章だと思います。

書籍に書いてあった例としては、スマホの英語学習アプリで、ユーザーに通知の許可を確認する画面で「役立つお知らせが届くことが継続率が1.7倍にアップ」という文章を添えていました。これは、ユーザー視点でのメリットを伝えることで、通知の許可という行動を促しています。

感情を動かす工夫

UXライティングは、ユーザーの感情に動かすような工夫が大切だと思いました。

例えば、Slackのヘルプ画面では、トラブルシューティング関連の「よくある質問」のことを「人気のトピック」と表現しています。これは困りごとというネガティブな体験をポジティブに感じるような工夫です。

ユーザーに寄り添う

そのサービスを利用するユーザーがどんなユーザーなのかを考慮して、そのユーザーに寄り添った説明が必要だと思いました。

例えば、アプリを使うことに慣れていない高齢のユーザーがターゲットとなる「漁業者が使うデジタル日誌」では、「毎日忘れずに入力してください」ではなく「入力値はXXXの値の推定に利用されるので、たまに忘れても大丈夫です」と説明した方が安心できます。

書き方のポイント(細かい話をいくつか列挙)

1つのことを1つの文で説明すると、読み手は理解しやすくなります。

長い修飾語を使う際は、それを別の文にした方が良いです。
例えば、「6ヶ月連続でオプションサービスを利用した場合に自動的に得ることができるプラチナポイント」という表現は、「プラチナポイント」の前の修飾語を、別の文に分けた方が良いです。

ユーザーに対して、「システム」が相手なのでなく、「人」が相手であると感じてもらえるように、語りかけるように書くことで、温かみを感じる文章になります。

システムがどう動くのかでなく、ユーザーにとってどんな嬉しさがあるのか、ユーザー視点でユーザーに寄り添った言葉で書いた方が、分かりやすく、共感しやすい文章になります。

まとめ

UXライティングの意識を持って文章を書くことで、ユーザーに伝わりやすい文章になると思います。

ちなみに、私がUXライティングに興味を持ったのは、1年前に以下の記事を読んだ時でした。この記事はとても衝撃的でした。

上記で紹介されているSlack社の取り組み方はとても素晴らしいと思います。

いつか自分も、ユーザーに寄り添って、心のあるサービスだとユーザーに感じてもらえるような文章を書けるようになりたいと思います。


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